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転職回数の多い人が面接で自己紹介するには?面接官を安心させる対処法を紹介

面接方法   974 Views

転職回数の多い人にとって、面接の自己紹介は気の重いことかもしれません。在籍した企業での経験一社一社を丁寧に説明すると時間がかかってしまいますし、企業に今までの経験をどのようにアピールすればいいのか悩む方もいるでしょう。

一言に「転職回数が多い」といってもいくつかのパターンがありそれぞれ自己紹介の仕方も異なります。転職回数の多い方が面接官に納得してもらう自己紹介とはどのようなものなのかを解説します。

転職回数が多いと転職には本当に不利なのか?

一般的に、20代で3社経験以上、30代で5社経験以上は「転職回数が多い方」と判断されます。転職回数が多いことは選考に有利でないことは事実です。しかし転職理由が誰もが納得のいくものであれば、また、転職することによってキャリアアップを実現しているのであればあまり気にする必要はありません。

いかに転職理由を納得のいくように説明できるか、転職するごとに身に着けたスキルを面接官に訴えることができれば、不利になることはないでしょう。

面接官は「転職回数の多い方」をどのようなポイントで選考するのか

面接において、転職回数が多い方を面接官がどのような観点で選考しているのでしょうか?下記の二つのポイントが挙げられます。

定着してくれるかどうか

やはり定着性は大きなポイントです。中途採用において「入社してすぐに退職される」ことを企業は最も嫌いますので、転職回数が多い方に対しては慎重に退職の理由を確認します。応募者の転職の理由がいかに「やむを得ない理由なのか」「正当な理由なのか」をチェックしています。

企業に貢献できるキャリアを積んでいるかどうか

中途採用において定着性とともに重要な選考ポイントは「即戦力かどうか」です。中途採用は即戦力採用が大前提であり、転職回数が多い方は特にその傾向が強くなります。転職を重ねている応募者には、即戦力で活躍できるスキル、キャリアが身に着いてなければ選考が通過することはないでしょう。

「転職回数が多い」二つのパターン

「転職回数が多い」方には二つのパターンがあります。それぞれのパターンによって面接対策を考えなければいけません。転職回数が多い方は果たしてどちらのパターンか考え、対策を練ってください。

一貫した職務内容で転職をしている

まずは「今までと同様の仕事内容で転職をしてきているのかどうか」です。転職した回数が多くても一貫して営業職に従事していた、エンジニアとして勤務していた、など「職種が共通している」パターンです。キャリアアップを実現しているパターンとも言えます。

キャリアチェンジしているのか

次に転職によってキャリアチェンジしているかどうか、です。営業から事務職、ITエンジニアからコンサルタントなど、キャリアチェンジによって転職回数が増えるパターンです。

転職回数の多い方もそれぞれの企業の転職理由は大抵この二つのパターンのいずれかです。この二点に加え「やむを得ない理由(会社都合や労働環境が悪い、家族の事情など)」も挙げられます。この複数の要素が重なり転職を重ねることになってしまった、と面接ではきちんと説明できるようにしましょう。

転職回数の多い方が面接で自己紹介をするときの注意点

転職回数が多い方の面接での注意点の説明と自己紹介の例文を紹介します。

応募する企業には「明確な志望動機があること(転職理由と矛盾していない理由であること)」が必須ですので、併せてお考え下さい。

転職回数が多いものの一貫した職種で転職をしてきた方面接での注意点

一貫して職種で勤務してきたものの結果的に経験社数を重ねてしまった、という方は、面接では「転職は重ねたが転職するごとにしっかりとキャリアアップをしてきた」ということを意識してアピールしてください。

具体的には

  • 「転職するごとにより責任あるポジションを任されることになった」
  • 「スケールの大きな仕事を任されるようになった」
  • 「より高度な業務につけることになった」

といったことをアピールできればキャリアアップ転職を実現していると理解されます。

キャリアアップに関するやむをえない理由(「会社方針により所属部門が縮小されることになった」エンジニアであれば「二次請けの業務から自社サービスに関わる開発がしたい」といった理由)を加えればより説得力が増す内容となります。

転職回数が多いものの一貫した職務に従事してきた方の自己紹介例

(名前と出身校を説明した後に)

本「私は大学卒業後、電気部品商社、総合電機メーカー、外資系メーカー2社で営業職に従事してきました。現在はプレイングマネージャーとして2名の部下の管理をしながら営業活動を行っています。

経験社数は4社となりますが、一貫して電気製品の法人営業に従事し、実績も残しています。また、商社の営業やメーカーの営業、国内系企業と外資系企業、様々な業態の企業に所属し、国内営業と海外営業いずれも経験しています。

今まで培ってきた知識や経験は必ず貴社に貢献できると思い応募いたしました。本日はよろしくお願いします。」

幅広い経験や知識を有しているので採用したら貢献してもらえそうだ」と面接官に印象付けることです。もし応募する企業と共通する経験(この場合取り扱う製品が共通している、取引先が重複しているなど)があるのであれば、「私の〇〇の経験が貴社の××に活かせると思います」と伝えればよりアピールできる自己紹介となります。

キャリアチェンジすることによって転職回数が多くなってしまった方の面接での注意点

キャリアチェンジをした結果転職回数が増えてしまった方については、いかに「様々な経験を持っているからこそフレキシブルに業務に対応できる、幅の広い業務ができる」ことをアピールできるかどうかが必要になります。

例えば営業から事務系職種にキャリアチェンジした方であれば、「営業で培った交渉力や調整力を活かして、スムーズに業務が完了するように積極的に部門のメンバーとコミュニケーションをとっています」とアピールすることができます。

キャリアチェンジをすることによって転職回数が多くなってしまった方の自己紹介例

(名前と出身校を説明した後に)

「私は大学卒業後、銀行の営業として融資業務に従事しておりましたが、企業の経営に関わる業務に関心を持ち経理職を希望し簿記2級の資格を取得し、〇〇株式会社に経理職として転職しました。

3年勤務した後に企業の会計面に関する支援を行いたいと希望し、大手コンサルティングファームのA社に転職し現在も会計コンサルタント業務に従事しています。

コンサルタントは様々な企業のサポートを行っているので大きなやりがいがありますが、どうしても企業に対するコンサルティングを行うだけで、自分が行った提案が最終的にどのような形となっているか見届けることができません。

今まで培ってきた様々な経験や知識を所属している企業に活かしたいと考え現在転職活動を行っております。金融の融資の経験や経理の実務経験や知識、数々の企業に対するコンサルティングの経験は貴社に貢献できると思います。本日はどうぞよろしくお願いします。」

キャリアチェンジして転職を重ねても、それぞれ所属していた企業で今後に活かせるキャリアを積んでいることを説明しています。スペシャリストというよりもゼネラリストとして貢献できることをアピールすれば、評価されるでしょう。

まとめ

現在は終身雇用が一般的ではありませんし、日本有数の企業でも経営危機に陥りリストラを行うこともありやむなく退職されている方も多いです。多少転職回数が多くてもあまりネガティブに感じる必要はありません。

いかに企業に貢献できるかをきちんとアピールすることを考えましょう。

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