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薬剤師はいつ転職するのがベストなのか?時期や年齢、最適なタイミングを徹底解説

薬剤師転職   948 Views

薬剤師が転職を考えた時に「いつ転職すればよいのか?」と悩む方は多いでしょう。

  • 一年のうちいつ行うのがよいのか?
  • また、いつから始めればいいのか?
  • また、何歳で転職するのがベストなのか?

・・等々。そのような方のために、転職活動に最適な時期や転職活動に必要な時間などを解説します。

薬剤師が転職に成功しやすい時期はいつ?

薬剤師が希望の職場に転職するために最適な転職活動時期は「求人数が多い時期」と言えます。求人数が多ければ希望の案件がある可能性が高いからです。さらに、求人が多い時期は「多くの退職者が出る(出た時期)」でもあります。欠員がでるので募集を行うからです。

一年のうち最適な転職活動の時期、つまり多く求人が出る(=退職者が多い)時期と理由を解説します。

1月~3月の間

日本では4月~3月に年度を設定している医療機関や企業が多く、この時期は年度が替わるタイミングです。理由は様々ですが節目の3月に退職を希望する人は多いため欠員がでます。そのため数多くの調剤薬局やドラッグストア、医療機関、企業などで募集が行われます。

6月~7月の間

6月、7月は一般的に夏の賞与の支給時期です。賞与が支給されてから退職をされる人は多く、そういった人は賞与前に退職の意を表明しますので、賞与の支給月の前後には募集が増える傾向にあります。

11月~12月の間

12月は冬季賞与が支給されるタイミングですので、「賞与を貰ってから年末退職」を希望する人、さらに年が変わるタイミングで転職を希望する人が退職の意思表示を行うため、この時期にも求人が増加します。

薬剤師が希望の転職を実現しやすい年代やタイミングとは?

薬剤師が転職するための一年のうち最適な時期を解説しました。次に「薬剤師のキャリア」という観点で、転職しやすい時期やタイミングを紹介します。

2年~5年の実務経験を積んだ薬剤師

実務経験2年~5年のキャリアの薬剤師は、もっとも転職しやすくしかも希望の職場から採用される可能性が高い年代です。この年代は実務経験がある上に体力もあります。また、前職の「色」や「癖」が付いていないため新しい環境でも短期間で活躍できる可能性が高いからです。

雇用する側は経験豊富だけど年齢を重ねた方よりも、ある程度実務経験を持った若い方を重宝します。また、この年代であれば未経験業界(調剤→企業など)へのチャレンジできます。新たなキャリアを積みたい方でも希望の転職を実現できる可能性は高いでしょう。

注意していただきたいのは、転職は若いほうが有利ではあるものの1年目の方は有利にならないこともあります。よほどの理由がない限り、「こらえ性がない」などネガティブな印象を受け選考に不利になる可能性があるからです。

生活環境が変わる時

女性の薬剤師であれば結婚や出産、育児などのライフイベントで生活環境が変わることがあります。生活環境が勤務中の職場の環境と合わないのであれば転職の正当な理由となり、退職する側も選考する側も納得がいきます。転職のいいタイミングかもしれません。

薬剤師の転職活動にはどのぐらい時間が必要なのか?

転職を希望してもすぐに転職先が決まりません。さらに転職が決まっても今日退職して明日から新しい職場に、ということは現実的ではありません。転職活動を開始してから新しい職場に入るまでに必要な期間を説明します。

薬剤師の平均的な転職活動期間

まず転職活動の期間です。基本的に応募から内定まで1~2ヶ月が必要になります。中途選考の流れは、書類選考→面接2回から3回→内定通知→受諾して決定、となります。この一つ一つのプロセスの間で選考の検討や日程の調整などが行われるため、3日から1週間の時間が経過します。

面接もお互いの希望するスケジュール通りでスムーズに設定できるわけではありません。応募から内定まで最低でも1ヶ月は時間がかかるということはご理解いただけるでしょう。

さらに、複数案件応募することを考慮するとさらに時間がかかります。納得のいく転職活動を行うためには3か月程度の期間を考えた方がいいかもしれません。

退職するまでの期間

退職の意を表明してから退職までの期間も最低1ヶ月は必要となります。さらに、職場の退職規定や慣習によってはその期間が前後することになるでしょう。退職に関する期間に関して、法律では「退職の意を表明して2週間で退職することが可能」と認められています。

しかしいくら法律で定められていてもお世話になった職場に迷惑をかけずに去ることは社会人としての常識です。

反面、薬剤師は人手不足のため退職の意を表明しても「次の方が決まるまで辞めないでほしい」と引き留められる、また、退職日をかなり先(3か月後や半年など)にして欲しい、とお願いされる可能性もあります。こういった場合は、きっぱりと希望日に退職する旨を宣言し、強い意思で交渉してください。

希望するタイミングで転職したい薬剤師の注意点

希望する時期に転職したい、とお考えの薬剤師は多いでしょう。実現するために注意しなければいけない点があります。

退職してから転職活動を行うことは出来る限り避ける

まず、仕方がない理由が無い限り退職して転職活動を行うことは避けてください。退職して次の職場が決まらなければ収入がなくなります。すぐに次の職場が決定すれば問題ありませんが、もし離職期間が長引くと焦ってしまい希望しない職場に決めてしまい後悔する可能性があります。

また、離職期間が長引くとその分実務から離れます。離職期間はブランクとなりキャリアに傷がつきますので選考に不利になります。

結婚、出産を控えた人は希望の転職を実現することが難しい

「ライフイベントに伴う生活環境の変化は転職のタイミング」と説明したので矛盾するかと思われる方もいるかもしれません。補足説明すると、「女性ならではのライフイベントをきっかけに転職するのは「そのライフイベントを終えた後に」行ってください。

採用する側の心理として、近い将来に長期休暇や休職を取得する可能性が高い方と、そうでない方を比較した場合、どちらの採用を希望するかはご理解いただけるでしょう。

薬剤師が希望の時期に転職するための方法

薬剤師が希望の時期に退職するためにはどうすればよいのか、その具体的な方法を紹介します。

辞めることを決めてからスケジュールを組む

まずは、転職したいと決めてから現在の求人状況や現職の退職期間を考慮してから希望の退職日を定めることです。転職活動において、スケジュールは重要ではあるものの、希望に合致する案件があるかどうか、例え案件があっても退職がスムーズに行えるかどうかの方が重要です。

「この日に退職したい」という気持ちが先行し転職活動を行うと、他の面で妥協して転職先を決定することになってしまいます。早く転職したいという気持ちは理解できますが、他の希望を妥協しないようにしましょう。

転職エージェントを利用して調整してもらう

転職エージェントを利用して転職活動を行うのであればエージェントに調整を依頼することも有効な方法です。転職希望時期をエージェントのキャリアコンサルタントに伝えれば希望に合致した案件の紹介を受けることもできますし、選考が進めば採用する側とスケジュールの交渉をしてもらえます。

100%希望が叶うとは言えませんが、納得して転職することができるでしょう。

まとめ

転職するからには希望の時期に転職したいものです。しかし転職市場のトレンドは変化するし人によって目的も志向も勤務環境も異なるので「最適なタイミング」は人それぞれです。

結局、転職のベストタイミングは「転職しよう」と決意し、計画を立て、納得のいく転職活動を行った上で希望の職場への転職が成功した時かもしれません。

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