キャリアカーバーはどんな転職サイト?口コミから評判を調査
リクルートのハイクラス層へ向けた転職サービスがキャリアカーバーです。
エグゼクティブ求人では、ビズリーチやJACリクルートメントなどもありますが、違いはどんなところにあるのでしょうか?
それぞれの評判も比較しつつ、どんな方がキャリアカーバーで登録に向いているのかもご紹介します。
キャリアカーバーの公式サイトはこちらContents
キャリアカーバーのメリットデメリット
キャリアカーバーには便利なメリットとどうしても生じてしまうデメリットがあります。
まずはどんなメリットデメリットがあるのかから確認してみましょう。
キャリアカーバーのメリット
- 担当コンサルタントを自分で選べる。クオリティの高いコンサルに出会える
- 待遇や年収面で質の高い案件に出会える
- ハイキャリア案件でも件数が多い
キャリアカーバーのデメリット
- 緊急に転職したい方には適さない
- クローズドな求人のため情報収集が難しく、ヘッドハンターに依存してしまいやすい
こんな方がキャリアカーバーを利用するべき!
キャリアカーバーはこういった方が利用するのがおすすめです。
年収600万円以上のミドル~ハイクラスの方
実際の案件での年収のゾーンは750万円から2,000万円のものが多数を占めています。そのため現在の年収が少なくとも600万円以上の方でないと、案件の紹介を受けられない可能性が高いでしょう。
600万円未満でも案件を確認する、自分の市場価値を分析する方法としては使える可能性もあります。
転職を急がない、失敗したくない、キャリアパスを見直したい方
ハイクラス求人は常時募集されているわけではありません。
新規事業の立ち上げ、管理職の交代などが想定されます。採用するクライアント側も慎重になるため、いくらでも求人が溢れているというわけではないのです。
そのためキャリアカーバーは、転職先をじっくりと選びたい方に適しています。また、ハイキャリアの方は転職活動の失敗が、これまでのキャリアを失う、年収のダウン、市場価値の低下を招くことになりかねません。
質の高いエージェントがいるキャリアカーバーなら、クオリティの高いサポートも期待できるでしょう。またエージェントを活用することで、キャリアパスを見直すことも可能です。
エージェントサポートを受け、ヘッドハンティングで転職したい方
ハイクラスなら積極的に動いて転職するのではなく、自分の市場価値に見合った適正な仕事を選び取りたいという方も多いでしょう。
キャリアカーバーでは、ヘッドハンターのアプローチによる転職活動が可能です。転職エージェントとしては名が通っていなくても、扱う案件は誰もが知っている大企業というケースも少なくありません。
任せられるエージェントに出会える場がキャリアカーバーといえます。
こんな方にはキャリアカーバーは向いてない
どうしても今すぐ転職したい方、転職したい企業が明確に決まっている方は、キャリアカーバーを利用するのは向いていません。
転職の方向性が決まっていて、迅速に転職したいのであれば、わざわざキャリアカーバーを利用しなくても転職することは十分可能です。
むしろキャリアカーバーを利用したことよって転職が遅れてしまう恐れもあるので、気を付けてください。
またミドル~ハイクラスのキャリアに足りていない方は、いくら便利な転職サイトといえど、転職を成功させるのは難しいです。
自分が適切なキャリアやスキルを持っているのかどうか、エージェントに判断してもらう前に、自分でしっかり考えてから登録するようにしましょう。
キャリアカーバーの使い方
ハイキャリア求人のため、単に登録後転職先を検索、エージェントのサポートで決めるという方法はおすすめしません。キャリアカーバーをもっと上手に使いこなしてみましょう。
もともとサイトの見やすさに定評があります。登録から実際の活用までのベストの方法をご紹介します。
登録
公式サイトから会員登録を行います。またフェイスブックでの登録も可能です。
レジュメ登録
これが最も重要といっても過言ではありません。職務経歴、スキルや資格、学歴などを入力していきます。面倒だから適当にしてしまうと、スカウトは多く届きません。
優秀なヘッドハンターに出会うためにも、レジュメは丁寧に書きましょう。
ヘッドハンターを選択
スカウトを受けヘッドハンターを選ぶだけでなく、自分で「このヘッドハンターがよさそう。」と検索することもできます。
ヘッドハンターの情報を集めることで「合いそうだ。」「マッチングしやすい求人の紹介を受けられそうだ。」と感じる相手に出会えるでしょう。
個別面談
ヘッドハンターとの面談になります。ここを飛ばして、直接企業の面接に進むこともできますが、やはり直接会うことで細かな意志の伝達もしやすくなるでしょう。
キャリアパスが明確でない方は、個別面談で詰めていく中でよりよい転職先が見つかることも多いです。
企業との面接
優秀なヘッドハンターを選んでおくと、企業の風土や面接での質問などを事前に知ることができます。
またうまくいったとき、そうでないときのフィードバックもあるため、今後に備えることも可能です。
内定
内定後もヘッドハンターと連絡を取り合う転職者は多いです。変化の早い業界などでは特に、情報収集が仕事をする上でキーポイントになってきます。
キャリアの棚卸としてヘッドハンターと会話する利用者も少なくありません。
キャリアカーバーのスカウトとは?
会員登録を行い、レジュメを入力するとヘッドハンターからのスカウトを受けられます。転職エージェントでも、スカウトやヘッドハンティングの形態をとっているところは少なくありません。
しかし一般的にスカウトやヘッドハンティングと聞くと、企業がヘッドハンターに依頼して行うものというイメージがありますね。
しかし転職エージェントでは、ヘッドハンターが「今のところ適した求人はないけれど、よさそうな人材だからとりあえず面談しておこう。」として行うスカウトもあるのです。
よろこび勇んで面談に出かけたら、最後に結局今ご紹介できる求人はありませんというオチがつくこともあるのです。キャリアカーバーのスカウトは、このとりあえず人材を確保するための面談はかなり少ないと考えられます。
数は少なくても、確実に興味が持てる、そのヘッドハンターしか持っていない、など特別な求人が確実に揃っているのがキャリアカーバーと言えるでしょう。
キャリアカーバーで転職した口コミ評判
キャリアカーバーを利用して転職した方はこのような口コミを残しています。
30代男性・コンサルティングファーム(シニアコンサルタント)・年収900万円台
「3度目の転職でした。自ら計画的にキャリアアップしてきたと自負しています。2度目の転職後はシステム監査、コンサルティング業務を行っていました。
仕事をする中でコンサルティングファームへの勤務を意識し始めたとき、キャリアカーバーに出会いました。ただその時点では、知識としての不足が自分にありました。
コンサルティングファームの中でも部門が違ってしまえば、仕事内容や入社後のキャリアパスなども変わってきます。
その的確なアドバイスをもらえたのは、キャリアカーバーから出会ったエージェントのみでした。自分の強みを具体的に指摘してもらえ、どこに最終的に進むのかのビジョンを確立できたのも他のエージェントでは不可能だったと思います。
エージェントではなくブローカーと呼んでもいいような転職コンサルの中で、キャリアカーバーのサポートの充実には目を見張るものがあったと思います。」
40代女性・コンサルタント(ホテル)・年収800万円台
「一貫してホテル業界におりました。アセットマネジメントやコーポレートセールスにかかわるうちに、コンサルティング職に就きたいと願うようになりました。
キャリアカーバーで外資系コンサルティングの求人を見つけ、これだ!とひらめき登録を決めたのです。ただ大きなネックとしてホテル業界にはおりましたが、勤務先企業が複数に上っていたことが気になっていました。
転職回数の多さはやはりマイナスとしてとらえる採用担当者は少なくありません。そこで徹底的な戦略の指導を受けられたのが、キャリアカーバーで出会ったヘッドハンターです。
すばやいレスポンスで、面談までの問題をすっきりと解決していただきました。一人で転職活動していただけだったら、コンサルティング職はただの憧れで終わっていたかもしれません。」
40代男性・医療機器マーケティング・年収800万円台
「長年医療機器メーカーの営業でした。営業での経験を生かしてキャリアアップを図りたいと思いました。自分としては業界が変わっても、営業職であるほうが向いていると考えていたのです。
また年収の面からも、営業のほうが希望に近づけやすいだろうと予測していました。そんな時、登録していたキャリアカーバーのヘッドハンターから連絡をもらいました。
面談をしているうちに、どんどん自分の考えがまとまっていったのです。今までの専門領域での知識を、自分では重視していませんでした。
しかしちょうどその専門領域でマーケティングの求人があること、さらに自分の市場価値が自分で思っているよりも高いことも指摘してもらえました。
結果として業種は同じ、職種が変わったのですが、新しい環境は刺激になることばかりです。」
20代男性・情報サービス事業企画・年収700万円台
「コンサルティングファームで勤務していました。コンサルとしての実績を認められ、年齢に比較した年収にもかなり満足していたのです。
軽い気持ちでキャリアカーバーに登録したのですが、正直なところ転職したい気持ちはほとんどなかったですね。この年齢と経験ならどの程度の市場価値が自分にあるのか知りたいと思っただけでした。
しかし登録してすぐにヘッドハンターから連絡が入り、面談、ここで自分のキャリアについて方向性が見えてきたような気がしました。
コンサルティングはあくまでも一分野だけ、会社全体を見渡してビジネスを生み出し、事業化してみたいという心の奥底にあったキャリアが明確になったのです。給料的には横ばいの転職です。
しかし、本当にマッチした環境に出会った満足感には変えられません。なんとなく転職できたら…程度の方も、登録して知識の高いヘッドハンターと話してみるとよいと思います。」
キャリアカーバーの総評
求人の量、質ともに利用者からよい評判を得ています。これは、エージェントに属するヘッドハンターのクオリティが高いことも理由になっているでしょう。
マッチングしやすい企業というのは、ヘッドハンターとの面談で明確になっていきます。
ヘッドハンターは自分で選べますから、他のエージェントのように、ヘッドハンターが自分の利益優先で納得できる転職先を紹介しないということにはなりません。
スカウトメールは、エージェントがとにかく優秀な人材を押さえておくために「ひとまず会いましょうか!」という流れはほぼありません。
経歴をもとにマッチする可能性が高い求人がある際に、ピンポイントで届くことが多いです。
キャリアカーバーとビズリーチやJACリクルートメントの比較
まずは以下の表をご覧ください。
エージェント名 | 登録者数 | 求人数 | 備考 |
キャリアカーバー | 非公開 | 約2万件 | 無料かつエージェントの質も高い |
JACリクルートメント | 約7万人 | 約2万件 | 案件が少ないが、ハイクラス向けの求人を扱っている |
ビズリーチ | 約100万人 | 約10万件 | 有料だがハイクラス向けの求人が豊富 |
ビズリーチはハイクラス求人のパイオニアともいえますが、有料サービスという点が気にかかります。
登録自体は無料ですが、すべてのサービスを利用するなら、1ヶ月5,000円程度の費用が必要です。投資に見合った転職ができるのか、これを見極める必要があります。
JACリクルートメントは、無料ですが案件数の少なさが多少ネックになりそうです。
もともとエグゼクティブ求人は案件が豊富というわけではありません。そのため、エージェントの併用は必須となってくるでしょう。
キャリアカーバーは完全無料ですし、エージェントの質が高いという評判です。またリクルートの運営というのも安心感が高いでしょう。
ハイクラス求人を探しているなら、この3つが選択肢ですが、もちろんリクナビやDODAなどの通常のエージェントを利用するのも悪いことではありません。
案件をどう回すのかは、エージェントやヘッドハンターに左右される部分が大きいからです。自分にピッタリ合うエージェントに出会えるまで比較してみるのもよいでしょう。
キャリアカーバーの公式サイトはこちらまとめ
キャリアカーバーはコンサルタントを自分で選択することができるため、自分と性格が合っていると感じるコンサルタントを選択して、他の転職サイトよりもスムーズに転職活動を進めることができます。
ただキャリアカーバーはミドル~ハイクラスの転職を目指す方や、転職を慎重に行いたい方にはおすすめできますが、転職する企業を固めている、キャリアが足りないという方には向いていない転職エージェントとなっています。
口コミなどの評判は高い転職エージェントなので、自分はキャリアカーバーが向いているのかどうか判断してから登録をして、無駄に時間を浪費しないように気を付けてください。