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人気企業の花王へ転職するには?転職を成功させる攻略法を紹介します

 2020/01/20 企業   2,079 Views
大手消費財メーカーの花王は就職先として高い人気があります。元々消費財メーカーは就職先として人気がありますが、その中でも花王は数多くのヒット商品を産み出し認知度が高く、しかも安定度も抜です。花王で働きたいと希望する人が多いのは当然かもしれません。

では、花王に転職するためにはどうすればよいのでしょうか?花王は新卒を中心に採用しているため中途採用を行うことが少なくチャレンジする機会が限られていること、またもし募集があったとしても超人気企業のため数多くの候補者が応募し競争率が高くなることを考慮すると、採用ハードルの高い企業と言えます。

難易度の高い花王への転職ですが、転職を成功させる方法はあります。それは、「転職エージェントを転職活動のツールとして活用する」ことです。

花王への転職を実現するために、花王のキャリア採用に関する情報や「転職活動のツール」としての転職エージェントの活用法を紹介します。

花王とは?その特徴と強み、労働環境を紹介

誰もが知っている花王ですが、花王とはどんな企業なのか、企業の概要や特徴、勤務している社員の労働環境を紹介します。

花王の事業内容、特徴、現状

花王の設立は1940年、

  1. 「化粧品」
  2. 「スキンケア・ヘアケア」
  3. 「ヒューマンヘルスケア」
  4. 「ファブリック&ヘルスケア」

の4つの事業部で一般消費者向けのホームプロダクツ事業を、また「ケミカル」事業分野で産業界向けの事業を行っているメーカーです。

売上は1兆5000億円を超え、7,655人の社員が在籍しており、洗剤・トイレタリー分野では国内トップシェア、化粧品は国内2位のシェアです。化粧品・トイレタリーメーカーとしては世界7位と世界的にみても有数の消費財メーカーです。

ちなみに、カネボウ化粧品は花王の100%子会社です。

花王ウェイ

花王の特徴、というより象徴として企業理念である「花王ウェイ」が挙げられます。花王の事業計画の策定、ビジネスの判断は全て花王ウェイが基本であり、社員一人ひとりの仕事の働き甲斐、生き甲斐を得るための指針となります。

花王ウェイは下記の4点で成り立っています。

  • 使命(豊かな生活文化の実現)
  • ビジョン(消費者・顧客をもっともよく知る企業に)
  • 基本となる価値観(よきモノづくり、絶えざる革新、正道を歩む)
  • 行動原則(消費者起点、現場主義、個の尊重とチームワーク、グローバル視点)

花王ウェイは花王の各企業、各メンバーにとってマニュアルや原則を超えた「拠りどころ」として存在しています。

花王の労働環境

花王の労働環境を紹介します。まず待遇について、花王の平均年収は821万9000円(平均年収40.8歳、有価証券報告書より)で、一般的にも、また消費財メーカーの中でも高い水準の給与体系の企業です。

次に評価制度について、口コミサイトでは「年功序列」「良くも悪くも安定している」といった社員の意見が多く見られました。日系大手企業の落ち着いた雰囲気であることが窺えますが、入社年度が同じであれば評価の差がつきにくい評価制度なので実績と給与額が連動するような評価制度を希望する人には合わないかもしれません。

花王のワークライフバランスは、部署によって大きく異なるようです。花王は残業を推奨しない社風で基本的に有給休暇を取得しやすく育児休暇などの制度もあり利用している社員も多いのですが、生産現場に近いポジションになるとタイトなスケジュールに終われ残業が多くなる、といったことも起こるようです。

花王に転職するには?

人気企業の花王に転職するにはどうすればよいのか、まずは中途採用に関する情報を紹介します。

花王の中途採用の募集状況

※2019年12月時点

花王の採用ページには新卒に関する情報は掲載しているものの中途採用の募集は行っていませんでした。花王の採用が新卒中心であるため中途採用は突発的にしか行われないのでしょう。ただ、一般に公開していない求人案件、いわゆる「非公開求人」があるかもしれません。

花王の求める人材

もし花王が中途採用で人材募集を行った場合、花王が求める人材はどのような人材でしょうか。

まず即戦力で貢献できる実務経験を持っていることが大前提ですが、研究開発系職種であれば大学院卒以上、技術系職種であれば高専卒以上、文系職種であれば大卒以上の学歴が必要であり、転職回数は少ないほうがいいでしょう。日系の大手企業は転職回数を多い人を嫌うからです。

また、「花王ウェイ」を理解していることも可能が求める人材の最低限必要な要件です。

花王の選考プロセス

花王の選考プロセスは下記の流れとなります。

WEB適性検査→面接3回(二次面接終了後適性検査あり)→内定

面接回数が多いのは、選考で人物面をじっくり判断したい、という意図があります。面接ではオーソドックスな質問が中心のようですが、面接回数が多いことを考えるとそれぞれの面接での回答内容に貫性があるかどうかをチェックしている可能性が高いです。

もし面接に進むことがあれば、模範解答を準備するよりも自身の想いを誠実に述べたほうがいいでしょう。

花王に転職するための転職エージェントの有効活用法

中途採用の募集が少ない花王へ転職するには転職エージェントの力を借りることが必要不可欠です。有効な活用法を紹介します。

情報収集源として利用する

花王は頻繁に中途採用を行っていませんが、突発的(欠員補充や何らかのプロジェクトを実施するなど)に中途採用を行うことがありますし、社内外にオープンにしたくない案件、いわゆる「非公開案件」の募集がある可能性もあります。その際には必ず転職エージェントに依頼をします。

案件情報をキャッチするために転職エージェントにしましょう。

転職エージェントから得られるのは案件情報だけではありません。求める人物像、組織や部門の状況、社風、上司の情報、中途採用者の情報など、選考に関する情報や個人で知ることが難しい情報も転職エージェント経由でキャッチできます。

選考対策のツールとして利用する

ポジティブな評価
転職エージェントは「選考対策」としても積極的に利用しましょう。

もし転職エージェント経由で花王に応募することがあれば、書類選考が通過するように職務経歴書の添削を依頼する、面接対策として面接官の情報や面接傾向の情報提供をお願いする、面接の想定質問の回答内容をチェックしてもらう、模擬面接を実施してもらうなど、選考を有利に進めるために、また、選考の不安を解消するために転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントはきっと協力してくれます。

自身の希望を交渉してもらうために利用する

選考が進むと企業と調整しなければいけないことが発生します。面接日時の調整、待遇面の調整、入社日の調整などです。

新卒の就職活動であればこのようなスケジュール調整や待遇面の交渉はあまり難しくはありませんが、中途採用であれば応募者が勤務中で時間の制限がある、生活レベルを維持するために待遇は妥協できないなど、簡単に企業の意向通りに選考を進めることができないかもあり、調整に苦心することもあります。

特に自己応募であれば率直に自身の希望を企業に伝えること難しいでしょう。転職エージェント経由での応募であればエージェントが企業との間に入って交渉してくれます。選考のストレスはかなり軽減されるはずです。

転職エージェントを利用する際の注意点

花王に転職するには転職エージェントへの登録をおすすめしましたが、単に登録すればいい、というわけではありません。花王への転職を成功させるために転職エージェントをどう利用すればいいのか、そのポイントを紹介します。

複数のエージェントに登録する

転職エージェントに登録する際には複数のエージェントに登録してください。たとえ希望する企業が決まっていても、です。理由は、転職に関する情報源は多く持っていたほうがいいということ、さらに、「信頼できるキャリアコンサルタント」を探すためです。

信頼できる、相性の合うキャリアコンサルタントでないとライフイベントである転職のサポートを安心して任せられません。

有名な転職エージェントに登録しても担当のキャリアコンサルタントとの相性が悪ければ転職は成功しないでしょう。相性の合うキャリアコンサルタントを探すためには複数のエージェントに登録して比較することをおすすめします。

大手の転職エージェントに登録する

花王が転職エージェントに求人を依頼するのであれば、確実に実績が豊富な業界大手の転職エージェントに依頼します。

例えば業界1位のリクルートエージェント(https://www.r-agent.com/)、業界2位のパーソルキャリア(https://doda.jp/ dodaのブランドで有名)、といった転職エージェントです。

また、新卒媒体で花王と付き合いのある企業の系列の転職エージェントにも求人依頼する可能性は高いでしょう。

具体的には、上記のリクルートに加え、マイナビグループの転職エージェント、マイナビエージェント(https://mynavi-agent.jp/)です。

数多くのヘッドハンターからスカウトを受けられる転職サイトに登録する

転職エージェントを利用する際には複数の転職エージェントに登録することが必要だと説明しました。もし、複数の転職エージェントに登録するのであれば選択基準は、「大手の転職エージェント」と「花王の人事担当者とのネットワークを持つヘッドハンターが在籍する転職エージェント」です。

この基準で複数の転職エージェントにと登録すれば花王への転職に成功する可能性を高めることができます。

花王との設定を持つヘッドハンターと知り合うチャンスのある転職サイトは、「ハイクラス向けの転職希望者を対象に多数のヘッドハンターが登録している転職サイト」となります。

具体的には、ビズリーチ(https://www.bizreach.jp/)やキャリアカーバー(https://careercarver.jp/)といった転職サイトですのでぜひ会員登録してください。

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