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転職活動に疲れた、辛い…その原因は?悪循環を断ち切ろう

 2018/01/17 転職   2,659 Views

今や若い世代から中堅の世代まで様々な年齢層の人が転職を行う時代となっています。そのため求職者でも様々なスキルを持った人や経験を積んだ人がおり、企業側としても素晴らしい人材に出会うことができるチャンスが多くなります。しかし、転職というのは基本的には簡単には事を進めることができないものです。不景気な今日では例え高学歴で優秀な人であっても就職難だと言われているほど雇用先を見つけることが難しくなっています。

その上転職者というのは新卒者とは違い、なぜ前職を辞めることになったのかというネガティブな部分を必ず質問されますし、それに対して上手く返すことができなければ企業側に不安を感じさせてしまうからです。転職がスムーズにできる人と、なかなか決まらず長期化してしまう人では経験値の差やスキルの差だけではなく自分をうまくアピールすることができる能力に差があります。

転職活動が長期化してしまうとその悪循環がいつまでも続き、不採用通知が届くたびに自分を卑下してしまったり「自分はどの会社でも働けないのでは」という不安感に押しつぶされそうになってしまいます。

そんな現状から抜け出すためにも、まずは頑張っている自分を認めてあげること、そして長期化している転職活動を早く終わらせるためにはどうすればいいのかを考えることが大切です。仕事が決まらなければ自分に対して自信をなくしてしまうだけではなく、生活に対しても不安が出てきてしまいます。その焦りが良い結果を招くことになれば良いのですが、逆効果となってしまう場合も少なくはありません。

転職活動が長期化して辛いと感じたら、一体どうすればいいのか、どのように気持ちを立て直せばいいのかということをポイントに分けて説明していきます。これを理解し実践していくことで、一歩でも二歩でも採用に近づくことができます。学歴や職歴というのは変えられません。変えられるのは本人の気持ちだけです。その気持ちだけでどれだけ事を進めることができるのかというのは工夫や努力がなければ実現できません。

気になる求人を探し、目にとまったものに応募して書類を書くというような生活は一度ストップさせ、長く続いた不採用通知を採用通知に変えるためにはどうすればいいのか、自分に自信を持ち、生活を安定させるためにはどうすればいいのかをまずは考えるようにしましょう。自己分析をして改善させることによって今までの無駄を省くことができる可能性も十分にあります。どうすればこの悪循環から抜け出すことができるのか、それはこれからの行動次第で変わっていきます。これ以上辛い思いをしないためにも一度筆をおきましょう。

転職活動が辛いと感じる原因はなに?

なぜ転職活動が辛いのか、その原因をまずは理解しましょう。

・早く決まらないと空白の時間がのびてしまう
無職の状態で転職活動を行っていると必ず直面するのがこの問題です。応募してスムーズに選考が進み、見事に採用してもらうことができれば問題はありませんが、スムーズにいかなければ無職の期間がどんどん長くなっていってしまいます。企業からすれば「これだけの期間があってなぜ仕事が見つからなかったのか」という疑問につながってしまい、応募者が優秀そうに見えれば見えるほど不信感につながってしまうのです。こうならないためにも転職先が見つかるまでは前職に在籍していた方が無難です。

・なかなか決まらない
選考にどれだけの時間が必要なのかは企業によって異なりますが、スムーズにいっても2週間~1ヶ月くらいは時間を要する場合がほとんどです。大手企業などであれば選考の段階も多いので、応募してから結果が出るまでに2~3ヶ月くらいかかってしまう場合もあるでしょう。そのためその間の生活の不安にもつながりますし、せっかく時間をかけても不採用であればすべてが水の泡になってしまいます。こうしたことから1社受けるだけでもストレスと疲労感が募っていき、どんどん辛くなってしまうのです。

・在籍中の転職活動が難しい
無職によって空白の時間ができてしまうと、応募先の企業に不信感を与えてしまうためなるべく前職に在籍している時に転職活動を行った方が良いのですが、そこにはデメリットも存在します。それは時間の確保が難しいということです。スムーズに選考を進めることができたとしても、決められた面接日に休みが取れなくて辞退という形を取らざるを得ないとなってしまうと、せっかく書類選考に合格しても意味がありません。また今の仕事を辞めたいからこそ転職活動をしているのにもかかわらず、今の仕事に邪魔をされてしまっては本末転倒になってしまいます。転職を有利に進めるために在籍中に活動するのか、また転職活動に専念するために先に仕事を辞めてしまうのかというのは求職者にとっては大きな悩みの1つとなります。

・周りに相談しにくい
転職を良いイメージでとらえる人はそう多くはないでしょう。そのため「今の仕事を辞めて転職しようと思う」と気軽に相談することができないと悩んでいる人は少なくはありません。自分1人で悩みを抱えている上になかなか採用が決まらないとなるとそのストレスは深刻化してしまうものです。自分のことなのですから自分で戦わなければならないことではあるのですが、何の相談もできないという現状に置かれることが転職活動を辛いと感じさせる原因にもなっています。

転職活動が辛くなり始める時期とは?

人によっていつ頃から辛さを感じるようになるかは違いますが、辛いと感じる理由を考えれば大体誰しも同じような時期に辛さを感じるようになります。

まず転職活動を始めて最初の1ヶ月です。なぜこの時期に辛さを感じるかというと、転職活動をどう進めたらいいのか分からないという人が多い時期だからです。気になる求人票を探すところからスタートし、履歴書はどう書けばいいのか、ネガティブな印象を与えず魅力的に感じてもらうための職務経歴書はどう書けばいいのかというのを試行錯誤しながら行います。

これが非常に大きなストレスとなってしまうのです。1つの求人に対して採用を勝ち取るためにそれだけ真剣に取り組んでいるのだという証拠でもあるのですが、書類の書き方や転職活動の進め方に慣れるまでは多くの人が辛さを感じるでしょう。不安なのであれば転職のノウハウを調べたり、専門家にアドバイスをもらうようにすることも必要です。

次は転職活動を始めて3ヶ月程度たった頃です。何社か応募をし、選考を進めて結果が出たりあるいは結果を待ったりしている頃です。一発で採用が決まれば苦労はないのですが、応募した会社すべてが不採用であった場合また求人票を探すという作業からスタートさせなければなりません。

書類選考に必要な書類の書き方に慣れてきた頃であったとしても「また書かなければならない」というストレスを感じるようになりますし、一体何が悪かったのかと自分のやり方が本当に正しいのか不安を抱えながら転職活動を続けなければならなくなります。結果待ちの企業は採用がもらえるかどうかということでやきもきした毎日を送りながら、次の求人票を探すという日々は例えリラックスできる自宅にいたとしても落ち着かないものです。常に郵便受けが気になったり、企業からの電話がかからないかと携帯を眺めるようになったりという日々に直面するため、転職活動が辛いというよりはストレスがかかりやすい時期と言っても良いでしょう。

この時期を過ぎると、あとは長引いてしまっている転職活動の悪循環が始まってしまいます。自分はどこかの企業にとってもらえるのだろうかという不安と同時に生活の不安も押し寄せ、更にはいつまで書類を書いたり面接対策を行わなければならないのだという終わりの見えない作業にうんざりしてくるようになります。

転職活動に慣れていない頃の辛さと、慣れた後の辛さというのは別物です。そう簡単に仕事が見つからない現代だからこそこの経験をしている人は少なくはないでしょう。それぞれの時期に合わせてどう乗り切っていくのかということも考えながら取り組んでいかないと、どんどん自分を追い込んでいってしまうことになります。

転職活動が辛くなったらまずやってみてほしい

転職活動は長引けば長引くほどストレスがかかります。今後のことに不安すら覚えて辛い毎日を送ることになるでしょう。そうならないためにも転職活動が辛いと感じたときだからこそすべきことがあります。

・休みをつくる
仕事をしているときもそうですが、休みというのは非常に大切なものです。今抱えている悩みや忙しさから離れて、心も体もリフレッシュさせることが重要なのです。頻繁に休んでしまうと今度は転職活動自体を再開させにくくなってしまうので、週に1日か2日は全く何も活動をしない日を作ったり、どこか遠くに遊びに行くなど今の現状から少し離れるようにしましょう。そうすることでリフレッシュすることができるだけではなく「次こそは頑張らなければ」というモチベーションの向上にもつながります。

・他人と比較しない
「あの人はすぐに次の仕事が決まったのに」や「あの人は仕事が順調でいい給料がもらえているのに」など、自分よりもうまく物事を進めることができている人と比較して自分を卑下してしまうと余計に辛くなってしまいます。自分よりも周りがうまくいっているのは、その人の努力があってこそです。だからと言って自分が努力をしていないというわけではありません。羨ましがるのはやめて、まずは自分自身をしっかり認めてあげましょう。頑張っている自分、投げ出さずに向き合っている自分をほめてあげることでより魅力的な自分になり、それが企業に伝わることもあります。

・転職活動から離れてみる
何社受けても受からない、書類もどう書くのが正解なのか分からないと行き詰ってしまった場合には一度転職活動から離れてみましょう。プライベートの時間に費やしても良いですし、職業訓練校などに通ってスキルを磨くのも良いでしょう。こういった時間が改めて自分を見直す機会にもなり、次に転職活動を再開した際には良い結果を招くことにもつながります。

・相談相手をつくる
転職は自分の問題なので自分で行わなければなりませんが、だからと言って1人で抱え込んでいては辛いだけです。そのため家族や友人など身近な人で良いので相談することができる人をつくるようにしましょう。孤独ではなくなるだけでも気持ちが楽になるものです。

・面接官に言われたことを思い出してみる
面接によって不採用になってしまう場合というのもあるでしょう。なぜそうなってしまったのかを自己分析することも大切です。優しい面接官であれば次の採用試験にいかすことができるようにアドバイスをしてくれる人もいます。多少厳しいことであっても真摯に受け止め、改善につとめることによって採用を勝ち取ることができるようになります。

辛さに負けて妥協をしたら終わり!

なぜ転職が難しくなっているのか、それは求職者の条件のハードルの高さにもあります。不景気な今日においてはボーナスを出してくれる企業は当たり前ではありませんし、定時通りに仕事が終わる場合も多くはありません。つまり良い待遇のところにばかり目を向けてしまうためより転職というものを難しくしてしまっているのです。

その企業に対して共感を持っていたり、仕事に対して熱意を持っていれば書類選考でも面接でも自分をアピールすることはそれほど難しいことではありません。しかし仕事内容や企業の理念などよりも待遇を見てしまっていることが原因で「どうすればアピールできるのだろう」と悩むことにつながっている場合もあります。

生活がかかっているため日々の仕事に対して待遇の良さを求めるのは仕方がないことではありますが、それがすべてになってしまっていてはいつまでたっても仕事は見つかりません。転職活動の難しさは求人票探しから始まっているのです。

何社も受けて不採用が続くと、どうしてもその辛さから抜け出したいがために妥協してしまう人も少なくはありません。「勤務時間が長いけれど仕方がない」や「出勤に時間がかかるけれど他に受ける場所がない」などの妥協をすると、採用を勝ち取ることができたとしてもその仕事を長く続けることができず、また退職して転職活動を再開しなければならないということにもなりかねません。

仕事に対して条件を設けすぎるのも考えものですが、だからと言ってなんでも妥協してしまえば泣きを見るのは自分です。絶対に譲れない部分と妥協してもいい部分の線引きをきちんと行っておくことも大切です。

もしも転職活動に辛さを感じるようになったら、活動方針を少し変えてみるようにしましょう。ハローワークで紹介されている求人だけを見るのではなく、転職サイトや転職エージェントに掲載されている求人を探すというのもおすすめです。サイトによって扱っている求人が違いますし、現場の声を掲載している場合もあるので求人票からだけでは分からなかった情報を得ることもできます。転職活動の辛さに負けて妥協などしなくても、自分に合った仕事を見るけることが可能となるのです。

またこういった転職サイトの良さというのは求人掲載数の多さや企業の情報の多さ、スカウト機能、診断テストによって自分にはどういった仕事が向いているのかというのを診断することができるなどの様々な魅力もあります。自己分析にもつながり、未経験でも挑戦してみようという前向きな気持ちで視野を広げて転職活動を進めることができるようにもなります。妥協ではなく選ぶ幅を広げることができるのです。

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