転職エージェントを転職の目的別におすすめ比較
転職エージェントを利用する目的は人によって様々です。可能性のある求人案件の情報を数多く紹介してほしいという人もいれば、理想の転職を実現するために中長期的に転職活動に取り組み、転職エージェントとじっくりと付き合いながら活動を行いたい、という人もいるでしょう。
多種多様な転職希望者の目的別に転職エージェントを比較し、その中でおすすめのエージェントをピックアップして紹介します。
Contents
- 1 転職の希望を叶えるためにどのような観点で転職エージェントを選べばいいのか?
- 2 転職エージェント比較① 総合転職エージェント
- 3 転職エージェント比較② 20代、第二新卒向け転職エージェント
- 4 転職エージェント比較③ ハイクラス向け転職エージェント
- 5 転職エージェント比較④ 女性向け転職エージェント
- 6 リクルートエージェントの評判は?
- 7 DODAで転職した口コミを調査
- 8 マイナビエージェントで転職した口コミ評判
転職の希望を叶えるためにどのような観点で転職エージェントを選べばいいのか?
希望の転職を実現するためには、単に転職エージェントに登録するのではなく自身に合った転職エージェントを選ばなければいけません。転職エージェントに登録する前に、転職に対する準備をしてから転職エージェントを選択してください。
転職の希望や転職活動の目的を明確にする
転職の希望は人によって異なります。キャリアアップやスキルアップを実現したいという人もいれば、大手企業にチャレンジしたいという人、給与を上げたいという人もいるでしょう。さらに、転職の時期をどう設定するのか、自身のキャリアに対して客観的なアドバイスが欲しい、とお悩みの方もいるかもしれません。
それぞれの希望や目的をまず明確にしないと、自分に合った転職エージェントを選ぶのが難しくなります。
自身のキャリアの棚卸しをする
今まで培ってきた社会人としての経験や知識を棚卸しして、自身に何ができるのか、どの様なスキルを持っているのかを再認識することも転職エージェントを選択する上で重要なポイントです。
転職エージェントも得手不得手がありますので、キャリアやスキルを活かすことができる案件が少ないエージェントに登録しても希望の転職を実現できる可能性が低くなるからです。
転職エージェント比較① 総合転職エージェント
転職エージェントをジャンル別に比較しておすすめの転職エージェントを紹介します。まずは「総合転職エージェント」です。転職に関するトータルサービスを提供しています。万能型の転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、日本の転職エージェントの中では草分け的存在で最大規模を誇ります。就職情報提供サービスの老舗であるリクルートが母体で就職支援に関しては絶対的なブランドを持っています。
大手企業からベンチャー企業まで多くの企業から求人の依頼を受けており、また膨大な紹介実績があるため転職に関するノウハウ、リソースも豊富です。
DODA
DODAは、パーソルキャリアが運営する転職エージェントです。パーソルキャリアは大手総合人材サービス(派遣、アルバイト情報提供など)のパーソルグループの一角です。リクルートエージェントにも劣らない多数の求人情報を有しており、転職サポートも充実しております。
DODAの大きな特徴の一つとして、「転職エージェント、転職サイト、いずれのサービスも提供している」ことが挙げられます。キャリアコンサルタントの転職サポートも受けながら、自ら希望の案件を検索することが可能です。
転職エージェント比較② 20代、第二新卒向け転職エージェント
次に比較的スキルの浅い20代や第二新卒のサポートが得意なエージェントを紹介します。新卒で就職しキャリアチェンジを希望している人や、初めて転職活動を行う方にとってはおすすめの転職エージェントです。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、新卒情報提供サービスをはじめ多様な就職情報サービスを行っているマイナビ社が母体の転職エージェントです。総合転職エージェントとも言えますが、リクルートエージェントやDODAと比較すると特に第二新卒や20代の求職者をメインにサービスを提供しています。
転職エージェントの求人案件は基本的に即戦力採用が中心ですが、キャリアが浅い方でもしっかりとサポートしてもらえます。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、ITサービスと人材サービスを提供しているレバレジーズ社が運営している転職エージェントです。レバレジーズ社は2005年設立でまだまだ歴史の浅い企業ですが、着実に実績をあげている企業です(2023年の売上高は1148億円で国内外拠点は32箇所)。
ハタラクティブは「業界未経験者」「学歴不問」応募可能な案件に特化していることが特徴です。スキルの浅い方でも応募可能な案件がありますしサポートを受けることが可能です。
転職エージェント比較③ ハイクラス向け転職エージェント
次に30代や40代でキャリア志向をお持ちの方、年収アップを実現したい方やマネジメントポジションの案件にチャレンジしたい方向けの転職エージェントを紹介します。キャリアアップ転職を実現したい方にはおすすめです。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、外資系企業やハイキャリアやエグゼクティブキャリア、マネジメントポジションの求人を多く取り扱っています。
ハイキャリアの求人が多い理由は、もともと外資系企業(外資系企業は中途採用者に対して短期間で結果を求めます)を中心に紹介サービスの提供を目的にスタートした転職エージェントですので、年齢関係なく即戦力で活躍してほしいという案件や企業に貢献してもらえる方であれば高い報酬を支払う、という案件が多いからです。
LHH転職エージェント
LHH転職エージェント(旧Spring転職エージェント)は、外資系の人材サービス企業、アデコグループの転職エージェントです。世界規模で人材サービスを提供している企業ですので、外資系企業やグローバル展開している企業からの求人依頼が多く、ハイキャリアの案件が多いことが特徴として挙げられます。
リクルートエージェントやDODAと比較すると取り扱い案件が少ないのは事実ですが、非公開求人の質の高さには定評があります。
転職エージェント比較④ 女性向け転職エージェント
転職を考えている女性の中には、結婚や出産、育児といった女性ならではのライフイベントがあるため男性と比較すると転職が不利になると考えている方は多いかもしれません。
しかし現在、転職エージェントは多様化しています。女性の力になってくれる転職エージェントも数多く存在します。
パソナキャリア
パソナキャリアは人材派遣の老舗、パソナグループの転職エージェントです。パソナキャリアでは2016年に女性の活躍支援に特化したサービスを提供する専門チームを立ち上げるなど、女性の転職支援に積極的です。
女性の転職サポートの経験が豊富なキャリアアドバイザーが、女性ならではの転職に関する希望や不安に応えながらサポートを行っています。
type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントは、総合転職エージェントtype転職エージェントの中で特に女性向けにフォーカスして転職支援サービスを行っています。type女性の転職エージェントを運営しているキャリアデザインセンター社は、「女の転職type」という転職サイトも運営しており、女性の転職に関するノウハウが豊富にあります。
女性の転職に関する幅広い情報を受けることができるでしょう。
リクルートエージェントの評判は?
転職支援実績は累計で41万件以上を誇る、国内最大転職エージェントがリクルートエージェントです。求人件数が大変多いため、できるだけ多くの案件を見て決めたい方に高い評価を得ています。また非公開求人も10万件以上保有されています。
案件数や紹介数の多さからも、キャリアアドバイザーの実績や経験も豊富で、転職活動で頼れる存在と評判です。ただ、担当するアドバイザーのサポート力が違うという評価も聞かれます。アドバイザーの経験が少ない場合に、満足いくサポートを受けられない可能性があります。ただキャリアアドバイザーの変更は問題なくできます。
また、キャリアアドバイザーのメール返信が遅いという情報もあります。案件数が多く、登録者も多いエージェントなので、アドバイザーによって対応に時間がかかることが原因と考えられます。自分で担当者にチェックを入れることで解決されるケースも多いのですが、急ぎの転職では少し不向きといえるでしょう。ただ積極的に案件を紹介してくれるのは、リクルートエージェントのアドバイザーに共通しています。
- 求人の量が他エージェントよりも豊富。おのずと質の高い案件にも出会いやすい
- 面接対策が大変充実している
- キャリアアドバイザーの企業との交渉力が高い。
リクルートエージェントのデメリット
- キャリアアドバイザーのサポート力にばらつきがある
- メールなどの対応で遅い時や抜けている時がある
こんな方がリクルートエージェントを利用するべき!
転職先の選択肢を広げたい
やはり案件数が多いリクルートエージェントなので(公開求人399,640件・非公開求人350,492件・2024年5月24日時点)、できるだけ多い求人から選びたいときに向いています。また、業種や職種を変えたいときにも選択肢を広げられます。専門分野を絞っている方には不向きなこともありますが、まず幅広く案件を確認したいときにも最適でしょう。
転職を検討中の方
エージェントに登録するのは、転職をはっきりと決めているときのみと思っている方は多いかもしれません。しかし、エージェントでは転職をするかどうかまだ迷っている段階の方にも、面談でアドバイスを行えます。プロの目から見て転職するタイミングなのかどうかの判断も可能になるでしょう。ただ、リクルートエージェントでは積極的に案件を紹介することが多いので、自分のペースで活動したい場合にはその旨を担当アドバイザーに伝える必要があります。
他エージェントや他サイトで思ったような求人に出会えなかった
すでに他のサイトで転職先を検索したり、他エージェントで案件紹介を受けたりしている方もいるでしょう。なかなか条件にマッチする求人に出会えず、転職活動が長引きそうと不安になっていませんか。リクルートエージェントでは案件数が大変多く、非公開求人も豊富です。限られた求人だけを見るのではなく、数多くの求人を見たほうが、マッチングしやすい案件に出会えるケースもあります。さらに他の転職サイトや他エージェントなどと併用しておくと、案件情報を集めやすいでしょう。
リクルートエージェントの面談で何をする?
リクルートエージェントに登録すると、求人状況の確認後連絡が入ります。さらにキャリアアドバイザーと直接面談するか、電話によって経験や希望を伝えることになります。面談内容によって、転職希望なら企業の紹介へと進みます。
転職活動で起こりやすいのは、転職希望者の要望が必ずしもベストの転職にならないケースです。特に異業種や別職種への挑戦は、年代や条件などによって困難なこともあるでしょう。また自分ではそんなに売りにはならないだろうと思っている経歴が、高い評価となることもあります。そんな時的確なアドバイスができるのは、やはりキャリアアドバイザーです。プロの目から見た助言は、転職を成功に導いてくれるでしょう。
つまり、面談がその後の転職活動を左右する可能性が高いのです。またキャリアアドバイザーとの相性もあります。一度の面談で方向性を決定する必要はありませんが、自分の希望や経歴などはきちんとまとめておき、余すことなく伝えたほうがよいですね。
リクルートエージェントは費用がかかる?本当に完全無料なの?
エージェントの中には、すべての機能を利用するために有料のところもありますね。リクルートエージェントでは、登録する転職希望者の方は一切費用がかかりません。これは募集する企業がコンサルティングに対して費用を支払うからです。
リクルートエージェントの場合は、成功報酬かつ入社後半年以内の退職ならコンサルティング料金を企業に返金します。そのため、安心して企業がリクルートエージェントに依頼できる、希望に沿った求人を紹介する、転職を無理強いしないというよいサイクルができているのです。リクルートエージェントでの転職で、退職率は4%です。費用面だけでなく納得できる転職を目指している方に最適なエージェントということがわかりますね。
年収アップをリクルートエージェントで実現できる?
転職の目的に多く挙げられることに、年収アップがあります。リクルートエージェントを利用した転職では、年収交渉を依頼することも可能です。年収の交渉は転職者にとって言い出しにくいものですが、キャリアアドバイザーによるサポートを受けながらの転職なら難しい交渉事も任せられます。ただ、企業によっては年収テーブルが明確だと、交渉があったからといって簡単にアップできないこともあります。交渉すれば100%アップするというわけではありません。
どうしても年収交渉したいなら、内定が出る前にキャリアアドバイザーに相談しましょう。また、年収アップすることで入社後のプレッシャーとなり、十分力を発揮できない可能性もあります。交渉して上げればよいものではないのです。とても大切な年収について、給与の相場を知っているキャリアアドバイザーなら、きちんとアドバイスできます。
リクルートエージェントで転職成功した方の口コミ
30代男性・SE・年収500万円台
「まず職務経歴書や履歴書の指導が大変具体的かつ丁寧でした。サポートはさすが最大手エージェントだけあり、大満足です。また自分では給与の点はあまり重視しておらず、待遇面で働きやすいところで安心して勤務していきたいと希望していました。こういった内容もカウンセリングできちんと聞いてもらい、実際に紹介を受けた案件は待遇面が本当によいものばかりでした。応募した企業では、経歴からいって給与も交渉できるはずだとアドバイザーにいわれ、アップとなるように調整していただきました。一人での転職活動なら、当然こんな交渉はできていなかったでしょうから、エージェントの力を感じています。」
20代女性・営業・年収400万円台
「第二新卒と呼ばれる時期を少し過ぎていました。前職では様々な部署を転々としていたのですが、どれも短期間で経験としてアピールできるほどではありませんでした。そんな中同じ業種で営業職の案件の紹介を受けました。職種としての経験は不足しているものの、同じ業種で働いていたことを強みにできるとアドバイザーの方に言ってもらいました。自分ではセールスポイントにはならないと消極的だったのです。面談でのカウンセリングが丁寧で自信を持てるものだったので、この企業へ応募しようと決意できたのです。また単に応募時だけではありません。実際にその点を、履歴書や職務経歴書でどのように打ち出していくのかのアドバイスも大変充実していました。」
30代男性・エンジニア・年収600万円台
「仕事内容、待遇、給与などいずれもマッチした案件の紹介がどんどんありました。カウンセリングでの希望というか理想通りの求人がこんなにあるのかと驚いたものです。これは、担当したアドバイザーさんの力量によるものとも思います。紹介後に強く応募を勧められるとリクルートエージェントの情報で見たことがありましたが、そんなことはなかったですね。じっくりと検討する時間を取りましたが、急かされることもありませんでした。途中で前職でのプロジェクトが立て込んでしまい、転職活動がスムーズにいかなかったことがありました。そのときも待っていただき、長期になった転職活動でも一定のクオリティのサポートを受けられました。」
30代男性・コンサルタント・年収800万円台
「友人や転職経験者に、ハイクラス転職なら専門のエージェントにしたほうがいいとアドバイスをもらっていました。その通りにハイクラス求人専門エージェントに登録したのですが、思ったような案件の紹介を受けられませんでした。当時の年収がぎりぎりハイクラスには到達しない程度だったからかもしれません。とにかくたくさん求人を見ないと、参考になる情報も集められないと思い、案件数の豊富なリクルートエージェントに登録しました。面談をしてすぐに数社の案件を紹介していただきました。ハイクラスのエージェントではなく、結局リクルートエージェントから紹介された案件で内定しました。ハイクラス転職希望の方でも、念のため登録しておいてもよいエージェントだと思います。」
リクルートエージェントとリクナビNEXTの違いは?
リクルートエージェントは、求人の紹介、転職サポートを行っていきます。対してリクナビNEXTは、求人検索や企業への応募を自分で行います。手厚いサポートを受けてより早く転職を決めたい、仕事をしながら効率的に転職したいならリクルートエージェントが適しているでしょう。
リクナビNEXTは、応募や面接日程の調整などを自分でする必要があります。ただリクナビNEXTはレジュメを登録しておくと、企業やエージェントからのオファーが届きます。オファーを受けられる場合は、エージェントに近いと考えられるでしょう。リクナビNEXTのような転職サイトは、自分のペースで転職活動したい方に向いています。
リクルートエージェントとマイナビエージェントならどちら?
転職エージェントは保有する独自案件がありますし、非公開求人もあるので一つに絞らず複数併用することをおすすめします。リクルートエージェントは案件数が多いので、他のエージェントと併用することでより情報収集がしやすくなるでしょう。
マイナビエージェントは、リクルートエージェントよりも案件数は少ないです。しかし第二新卒を中心とした若手に向けたサポートが充実していると評判です。どちらも登録や紹介を受けても無料ですから、双方に登録してもよいでしょう。
ただし、同じ案件を紹介されるケースがあったとしても、違うエージェントからそれぞれ応募しないようにしましょう。個別に登録し、実際にキャリアアドバイザーと面談することで、自分に適したエージェントが見つかりやすくなります。
DODAで転職した口コミを調査
国内では2番目の規模を誇る転職エージェントであるDODAはどんなエージェントなのでしょうか?DODAの評判を確かめてから登録したい方のために、案件数だけでなく求人の質、サポート力などの重要な点を他エージェントとの比較も併せてご紹介します。
ほとんどの転職エージェントは、登録は無料です。しかしどのエージェントでも、登録してしまえば、思ったように転職できるというわけではありません。
求人件数、求人の質、アドバイザーのサポート力などが充実していないと、時間の無駄になってしまうでしょう。またキャリアプランをだいなしにしてしまうような転職になりかねません。
登録先エージェントを1社だけに絞ってしまう必要はないのです。しかし、厳選して安心できる転職エージェントを選ぶことは大切です。
DODAのメリット
- 求人件数が多く選択の範囲が広い。非公開求人も豊富
- 職務経歴書の書き方や面接対策が充実。初めての転職でも充実したサポートで安心
- スカウトサービスあり。書類選考なしで面接に進める求人も
DODAのデメリット
- 案件数が多いため希望の仕事が見つかりにくい。求人の質も気になる
- IT系などに特化しているわけではないため、アドバイザーの専門知識が低いことがある
こんな人がDODAの転職サイトを利用するべき!
自分のペースで活動したい
エージェントサービスと検索サービスを同時に利用できます。非公開求人や、一般公開されている求人を比較し、自分のペースで転職活動することができます。転職希望者が主導で活動していき、アドバイザーのサポートを受けるという方法を取りたい方に向いているでしょう。
転職のスパンを決めて活動したい
内定獲得まで密度の高いサポートがあるDODAは、「特定の時期・日付までに転職してしまいたい!」という方に適しています。また求人紹介の早さに定評があります。他エージェントで登録したものの、なかなか求人を紹介してもらえなかった方にもおすすめです。
客観的な自分の市場価値を判断してみたい
自分の能力や経歴を、給与面や待遇で客観的な判断をしてみたいときにもDODAがよいでしょう。案件が大変多いので、自分が転職できる企業ならどれくらいの給与なのかという判断をすぐにできます。
DODAは求人件数の多さが高評価
転職したいとき、できるだけ多くの求人から選んだほうが、より自分の希望に近いところに決められそうですよね。しかし求人件数が多すぎることで、逆に決めにくくなると感じる方もいます。
ただ転職プランを明確に自分で立てていない場合もあるかもしれません。そんなケースでは、案件を絞り過ぎるとマッチングしやすいものを見逃す可能性もあります。転職後に「もっとマッチするところがあったかも…。」と後悔したくはありませんね。
まずはたくさんの情報を確認したいところです。
DODAの公開求人数は244,178件(2024年5月24日現在)です。求人件数が多いので、選択肢を広げて探せます。「これしかない中から決めないといけない…。」とはなりません。
DODAの評判が悪いってホント?
DODAの評判を見てみると、良いことばかりではありません。「評判が悪いと登録してはいけないのでは?」と不安になりますね。しかし少し検索すれば、どのエージェントでもすべてよい評価ばかりではないのがわかるでしょう。
転職者の勤続年数や業種、職種などが異なれば、使ってよかったと感じるエージェントは当然違ってきます。ただ転職予定者の方にとって、絶対的に悪いエージェントというのは存在します。それはどんなところでしょうか?
- 求人数があまりない
- 登録しても紹介などのサポートがない
- アドバイザーに知識がなく、よいサポートを受けられない
DODAに関して求人数の多さは、心配する必要がないでしょう。ただ求人の質に関して精査する必要がありそうです。
有名企業だけを探している方にとっては、案件数が多いエージェントは希望外のものが多いと感じることにつながります。転職希望者によって、求人の質での評価は大きく変わってきてしまうのは納得できることですね。
求人紹介などのサポートは、DODAでは充実していると評価されています。メールで求人情報が常に流れてくるため、選択肢を広げたい方にとって多いに参考になるはずです。
ただ提示される件数が多いため、多すぎることで選べなくなるという方もいます。これも、転職活動の流れを計画すれば、簡単に対策できるでしょう。
転職活動のスタート時にはできるだけ多くの求人を見て、お給料や仕事内容などの情報を集めることはメリットになります。もちろん自分の市場価値もある程度判断できるはずです。その後、絞っていくようにすると、情報が多すぎる点は自分でコントロールできるでしょう。
さらにDODAのキャリアアドバイザーは、いずれも高評価です。キャリアカウンセリングやキャリアの可能性を示す提案、アドバイスなどが充実しています。
また、DODAは採用プロジェクト担当とアドバイザーが1組になって、サポートします。採用プロジェクト担当は、企業の人事担当者と同じ目線での情報提供を行います。書類や面接のアドバイスなどもタイムリーかつ具体的です。
専門性が低いという評価も見受けられますが、DODAではエグゼクティブ専門、バイリンガル専門、ファッション業界に特化したクリーデンスなど分野別に特化したコンサルタントもいます。
アドバイザーは人間対人間ですから、相性の問題も出てくるでしょう。交代もできますから、納得できる転職活動につなげられます。
DODAはキャリアアドバイザー紹介求人も充実!
DODAのキャリアアドバイザー紹介求人は、エージェントサービスと呼ばれています。自分の希望に沿った非公開求人が紹介されるサービスです。この求人は、DODAや企業サイトでも公開されていません。
また人気の高い求人や極秘のポジションなど、非公開だからこそ可能な案件も多数取り扱っています。札幌、仙台、東京、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、鹿児島の13か所でカウンセリングを実施しています。
紹介に至るまでに、必要であればキャリアカウンセリングを受けることもできます。キャリアアドバイザーによる書類作成でのアドバイス、面接の日程調整など内定へのサポートももちろん充実しています。
DODAならスカウトを受けることも
企業からのオファーを受けられるスカウトサービスもDODAならではでしょう。書類選考なしで面接を受けられる「面接確約オファー」だけでなく、非公開求人のオファーなどもあります。企業側が「うちの社とマッチする!」と選んでオファーを出すわけですから、客観的な視点で可能性を広げられるかもしれません。
DODAで転職した口コミ
30代男性・不動産営業・年収500万円台
「履歴書や職務経歴書はただきっちり書けばいいと思っていたのを、まず覆されました。うまく面接をリードしていくのは書類からと、担当者さんにアドバイスをもらいました。その通りに、自分の得意な分野に面接の質問が進み、内定までスムーズでした。対面や電話での練習の回数も多く、自信をもって本番に臨めたのもよかったです。」
30代女性・エンジニア・年収400万円台
「担当してくれた方は、IT関連の知識があまりなく、正直少し不安になったこともあります。DODA以外にITやWebに強いエージェントでも登録していたので、そこで具体的な転職のアドバイスをもらっていました。ただそのエージェントの案件数は少なかったので、応募したいと思える企業に出会えませんでした。最終的に内定したのはDODA紹介の企業でした。エージェントの併用を考えているなら、自分の専門分野のところとDODAどちらも登録するといいと思います。」
40代男性・マーケティング・年収500万円台
「とにかく求人の量が多く、大企業から中小企業まで幅広かったです。視野を狭めず選びたいと思っていたのでピッタリでした。DODAの前に2つほどエージェントに登録しました。しかし年齢的なものか、紹介される案件は少なく応募してみようかとさえ思えないほどでした。サポートがしっかりしていたので、仕事をしながらでも安心して活動できました。また転職後もフォローがあるのも、頼りになります。」
20代女性・デベロッパー・年収400万円台
「以前に登録したエージェントでは、書類選考さえなかなか通りませんでした。2社ほど面接までやっと進んだと思ったら、いずれも落ちてしまいました。かといって特にアドバイスもなく、とにかくなんでもいいから受けて!となってきて、登録をやめました。DODAでは書類の的確な書き方、面接対策の講習などが充実しています。自分の何が悪くて書類や面接で通らなかったのかが明確になりました。担当者の方が紹介してくれる企業も年収や待遇がとてもよかったです。大幅な年収アップの転職ができ、とても満足しています。」
DODAとリクルートエージェントとマイナビならどこを選ぶ?
転職エージェントは基本的に無料ですし、登録して仕事の紹介を受ける流れは同じです。どこに登録しても同じなのでは?と思っている方もいるかもしれません。しかし、各エージェントは取り扱う案件数も違います。またキャリアアドバイザーのレベルも同じではありません。ただし「では全部に登録すればおいしいとこ取りできる!」と単純には言えません。
現時点(2024.5.24)で求人数の多さは、リクルート(公開求人399,640件・非公開求人350,492件)>DODA(公開求人244,178件)>マイナビエージェント(公開求人58,947件・非公開求人13,065件)の順です。
ただ単純に求人が多いからといって、本当に自分が転職したい企業が見つかるかどうかは別問題です。求人数の多さにプラスして、エージェントのフォローの手厚さなどもしっかり比較するべきでしょう。さらに中堅どころで、専門的な企業を紹介しているエージェントもありますね。
リクルートやDODAのような案件が多いエージェントは、ひとまず転職活動の流れを把握したい、自分の市場価値を確認したい方には最適です。次にサポート力などで、併用するエージェントを選んでくとよいでしょう。
マイナビエージェントで転職した口コミ評判
若い世代の転職者に注目されつつあるのがマイナビエージェントです。果たして人気の理由はどこにあるのでしょうか。
第二新卒や若い世代の転職者に人気の転職サイト
マイナビエージェントは、リクルートやDODAに比較すると求人件数も多くありません。
しかし今、第二新卒や20代の転職者に大変人気が高まっているエージェントと評価を受けています。
20代の転職は経験不足のため即戦力になりにくい、すぐに辞めてしまうとネガティブにとられることも多いです。
しかし、マイナビエージェントでは20代の方や転職回数が複数になっていても、しっかりとしたサポートが受けられるといわれています。
豊富な非公開求人や、キャリアアドバイザーのカウンセリングなど、クオリティの高いサービスがその理由です。
マイナビエージェントの登録方法は?
登録は、マイナビエージェント公式サイトの転職支援サービス申し込みから行えます。プロフィール、職務経歴、勤務地などの希望を入力すればエントリーは完了です。
キャリアアドバイザーのカウンセリングを申し込みたい場合や非公開求人の紹介を受けたい場合も、まず登録から行いましょう。マイナビエージェントの登録は無料です。
マイナビエージェントの求人の量や質は?
マイナビエージェントでの求人は、どちらかといえば中小企業が中心です。しかしどこの転職エージェントでも見かけるような求人は多くありません。
独自のルートで採用先を展開しているため、大きな規模の企業ではなくてもマッチングしやすい案件が揃っています。求人の量的に物足りない方は、リクナビやDODAと併用するのもおすすめです。
マイナビエージェントのメリットデメリット
マイナビエージェントには以下のようなメリットデメリットが存在しています。
マイナビエージェントのメリット
- 中小企業の求人が豊富
- 第二新卒など20代向けの求人情報が多い
- 書類などの添削サポート力が高い。書類選考通過で面接まで行ける可能性が高い
マイナビエージェントのデメリット
- 案件のズレが生じやすい
- コンサルタントに若手が多い。サポートに当たりはずれがある
こんな方がマイナビエージェントを利用するべき!
メリットデメリットから見て、マイナビエージェントはこのような方が利用するのがおすすめです。
第二新卒の方や20代の方
自分の状態とエージェントが得意とする案件が合致するところで、登録するべきでしょう。
経験の浅い方が、ハイキャリア向けのエージェントに登録しても意味がありません。マイナビでは第二新卒の方、20代の方、転職経験がある方なども案件紹介が可能です。
これまで書類通過せず面接まで進めなかった方
書類通過率が半分以上(エージェント紹介案件に応募した場合)というマイナビエージェントです。履歴書や職務経歴書がきちんと書けているのか不安な方が利用するのに最適です。
またなかなか書類通過しない、面接までいけないという方も、キャリアアドバイザーの添削を受けてみましょう。
転職のタイミングをあまり急いでいない方
サポートに期限があるエージェントと違い、マイナビはいつでもサポートを受けられます。期限があるエージェントでは、その間に積極的な活動が必要です。
ただし、急ぎで転職したい方には求人を見つけやすいというメリットにつながります。マイナビエージェントでは、サポートに緊急性がないため短期間でどんどん案件の紹介が行われると言うことがありません。
ゆったりと探したい、時間はかかっても納得できる転職をしたい方は適しています。
こんな方はマイナビエージェントを利用しない方が良い
マイナビエージェントは第二新卒や20代といった若い年代の方向けの転職サイトです。
ですのでそのターゲットから外れている30代以上の方や、ミドル~ハイクラスの企業にキャリアアップしたい方には向いていません。
また転職に慣れている方、急いで転職を進めたい方にも向いていません。
転職に不慣れな方への手厚いレクチャーや期限が無いことが売りであるため、そのメリットを活かせないのであれば、マイナビエージェントを使う必要は無いでしょう。
転職サイトはメールなどの量も多く、余計に登録していると本当に必要なメールが埋もれてしまいます。
自分にとって本当に必要な転職サイトなのか銅貨をしっかり判断してから、マイナビエージェントへの転職を検討するようにしてください。
マイナビエージェントを使う上で覚えておきたいコト
マイナビエージェントは上手に利用することで、よりスムーズな転職活動を行うことができます。
ここではマイナビエージェントを使う上で覚えておきたいコツを解説します。
マイナビエージェントの面談を上手に使うコツ
キャリアアドバイザーのサポート力が総体的に高いと定評があります。しかしサポートレベルにばらつきがあるので、担当を選ぶことが重要です。
キャリアアドバイザーとの面談では、キャリアの見直し、転職するのに最もよいタイミングはいつなのかなどを具体的に話すようにしましょう。
他には経歴書の作成や、アピールするべきポイントの打ち出し方、面接でどのように訴求していくのかなども、アドバイザーのサポートを受けられます。
フリーターでもマイナビエージェントに登録できる?
登録自体は正社員としての就業経験がない方も可能です。ただし案件は正社員としてのキャリアを持つ方が正社員として転職するためのものです。
そのため、フリーターなどアルバイト経験しかない方、派遣社員として勤務していた方、ブランクが長い方は紹介できない場合があります。
新卒で就職しなかった既卒の方や、フリーターの方は、同じく若年層を対象にしているハタラクティブに登録するのもおすすめです。
30代でもマイナビエージェントで転職できる?
20代に対象が限定されているようですが、もちろん30代の方もマイナビエージェントに登録可能です。
マイナビエージェントから連絡来ない……なぜ?
マイナビエージェントに登録すると、担当者からの案内が届きます。通常5営業日以内に一旦連絡が入ります。
しかし何らかの理由で登録が完了していない、登録内容に不備がある場合などはもちろん連絡が入りません。メールアドレスが間違っていないか、迷惑フォルダに振り分けられていないかなどを確認の上、連絡を入れましょう。
面談後に連絡がこない場合は、案件を紹介できないとみなされた可能性があります。社会人としてのマナーに問題がある方に、わざわざ案件を紹介することはありません。
キャリアアドバイザーは「企業に優秀な人材を紹介する→企業の満足度が高い→企業は求人があるときに同じキャリアアドバイザーに依頼する」というサイクルを重視しています。
面談時にどうだったのか、自分で振り返ることも大切でしょう。
面談は問題なく済んだのに案件が紹介されない場合は、条件に見合う求人がないと判断されている可能性があります。
またあまりにやる気のない状態だと、冷やかしの可能性があるとアドバイザーに判断され連絡が入らないことがあります。
よほどハイスペックの方でない限り、転職への希望が低い場合はアドバイザーが連絡を取る優先順位も低くなってしまうでしょう。
マイナビエージェントで紹介できないと断られた……
正社員経験がある方が転職する目的で利用するエージェントです。そのため、誰にでも同じような数だけ案件を紹介できるわけではありません。
正社員として経験がない方、あっても短い方など紹介しても勤務できない可能性が高ければ、先にアドバイザーも紹介できないと断ることもあります。
エージェントは複数ありますから、現在の自分の状況に適したところを選ぶようにしましょう。
マイナビエージェントで転職した口コミ評判
マイナビエージェントには多くの口コミが寄せられています。
そんな口コミからマイナビエージェントの評判をチェックしてみましょう。
20代後半男性・営業・年収500万円台
「第二新卒です。2年だけの経験なので、本当に自信がなく転職しようとは思ったものの難しいとは覚悟していました。別のエージェントに登録していましたが、表面だけサラッと説明した面談、希望とはかけ離れた案件の紹介、レスポンスの遅さに疲れ果て一旦転職活動は中止しようかと思っていたところでした。マイナビはダメ元というと失礼ですが、どこのエージェントも同じだろうという考えで登録したのです。ところが面談は経歴で気になる点の指摘、第二新卒での転職のメリットとデメリット、自分の希望と現実のすり合わせなど深い内容ばかりでした。打てば響くようなアドバイザーさんで、納得の年収UP&好待遇の転職に成功しました。」
30代前半男性・マーケティング・年収500万円台
「関東エリア、メーカーにマイナビエージェントは強いと聞き登録しました。その通り、案件数は思っていたよりかなり多く紹介していただきました。その中で経験のないマーケティングを勧められた時はとても驚き、正直なところキャリアアドバイザーとしての力量に疑念を抱いてしまいました。しかし、プロジェクトチームをまとめていたこと、数字の強さ、アイデア力を生かした企画で社内の賞をもらったことなどの経歴から見てマーケティングを勧めたという説明を受けたのです。納得できただけでなく、アドバイザーへの信頼度が高まりました。実際にこの職についてみて、初めての挑戦ながらも自分に合っている、と実感する日々です。」
20代後半女性・販売・年収300万円台
「履歴書、職務経歴書の添削がとても丁寧でした!このように変えるとどんな効果があるかと、的確なアドバイスをもらえました。自分で転職しようといくつか応募した時は、書類さえ通りませんでした。キャリアアドバイザーの方の添削に従って修正した結果、書類選考は3社すべて通りました。書類を書くのに自信がない、読んでもらえてないのかなかなか書類選考に通らない方は、マイナビエージェントに登録してみるとよいと思います。」
30代前半女性・編集・年収500万円台
「マイナビエージェントから紹介された案件で、2社面接に行きましたが、いずれも企業が求める人材と全く違っていて面接のかなり早い段階でダメだと感じました。企業情報もあれ?思っていたのと違う…ということが続いたのです。担当アドバイザーの力量だと感じ、代えてもらうように依頼しました。その後はズバリ求めている案件を複数紹介されました。さらに企業ニーズの的確な分析、社風の具体的な説明などがきっちりとありました。面接もいずれも通過でき、どこに転職するのか迷うという大変ありがたい状況になりました。」
マイナビエージェントと併用したいエージェントは?
マイナビエージェント | 約100万人 | 約1万5千件 | 第二新卒や20代の転職者におすすめ |
リクナビエージェント | 約41万人 | 約17万件 | 求人数最大級の大手転職サイト |
DODA | 約402万人 | 約3千件 | 登録者数トップクラス、スカウト案件が多い |
ビズリーチ | 約100万人 | 約10万件 | ハイクラス求人をカバーしている |
第二新卒向け、20代向けの求人が充実しています。ただ中小企業の案件が多いため、別の案件を見たい方もいるでしょう。
やはり最大手のリクナビエージェントや、2番手のDODAなどが併用には適しています。マイナビエージェントの書類作成サポートは充実しているので、転職活動に関する知識を蓄えつつ、大手も利用してみてはいかがでしょうか。
またビズリーチのようにハイクラス転職サイトに登録しておくことで、求人の選択肢を広げることができます。
アピールできるスキルや実績があるのなら、ビズリーチの登録も視野に入れておくと良いでしょう。