40代で転職しても必ず苦労する6つのポイントとは?転職後に後悔しないために
40代で転職を目指す人は多くおられますが、思ってもみなかったことで苦労している姿を見かけます。
そのためうまく転職できたとしても、将来を見出すことができずに、退職したいと考えてしまう人が多いのです。
せっかく成功した40代の転職、苦労することはないにしても、将来的に「良かった」と思えるような転職にしたいはずですよね。
ここでは今から40代で転職する人のために、どのような場面で苦労するのかお伝えしましょう。
Contents
40代で転職しても必ず苦労する6つポイントとは
・給料が下がってしまう ・仕事が思うように覚えられない ・なかなか職場になじむことができない ・年下の上司に気を使う ・出来る仕事しか与えられない ・昇進することが難しい
この6つのポイントを見て、「あー」と頷いた人も多いのではないでしょうか。
ただ同時に「自分には関係ないな」と思った人は要注意です。苦労した人の多くは、「自分には関係ない」と思っていた人たちですから。
給料が下がってしまう
40代の転職で給料アップを目指すのであれば、退職前からのコネクションや高いスキルを持ちあわせておく必要があります。
給料が下がってしまったということで苦労している人は多いのですが、最初から下がることを覚悟で転職した人と上がるはずだったのにも関わらず下がってしまった人に分けることができます。
さらに細かく分けると、最初から下がることを覚悟で転職した人の中には、将来的な昇給によって下がってしまう分をカバーできる人とこれからも昇給は期待できないという人に分けることができます。
将来的に昇給の可能性が十分あるのであれば、これから頑張ればいいのですが、40代の転職ということで昇進が難しい場合もあり、これからの昇給が期待できないというものも多いのです。
特に前職が嫌であったり、何かしら事情で急にやめざるを得ない状況になった人であれば、給料が下がることもやむを得ないと考えている人が多いようです。
また給料アップを期待していたにも関わらずうまく転職できなかったり、事前に聞いていた内容と違うような場合で下がってしまうこともあります。
仕事が思うように覚えられない
同じ業界で同じような業務に就く場合であれば問題ありませんが、未経験の仕事などの場合であればうまく仕事を覚えることができないという悩みが生じます。
特に20~30代の人が同時期に中途採用された場合であれば、この若手職員と比べられる可能性もあり、必要以上に仕事に対する焦りが出てしまうこともあるのです。
このような悩みを持つ人は、自分自身が30代の頃と同じように考えている傾向があり、「まだまだ自分も若手と同じように仕事ができるだろう」と安易に考えているのです。
むしろ社会経験が長い分、若手よりも自分のほうが仕事覚えが早いと感じている人も少なくありません。
でも40代ということであれば、もう最初から若手と同じように働けるなんて思わないほうがいいのです。
なかなか職場になじむことができない
特に前職で人の中心に立ち仕事をしてきた人であれば、そのギャップに苦しむことになります。
職場によっては20~30代が中心ということがあります。
もちろん職場になじむことができるように、笑顔を振りまいたり、声をかけたりしているのかもしれません。
しかしどうしてもその人間関係になじむことができないという場合もあります。職場からもただ単に「人の良い40代」としか見られていない可能性もあります。
いつまでもそのような状況が続いてしまうと、若手職員に言いたいことが言えなくなってしまうこともあり、堅苦しい人間関係の中で息が詰まる思いで働かなければならない可能性もあります。
年下の上司に気を使う
30代の上司であるとしても、その企業ではかなりのベテランの可能性もありますので、当然ながらその上司のもとで気を使いながら働かねばなりません。
企業の考え方によって、上司が若手である場合、それよりも年上の人を採用しないことがあります。
しかし逆を言えば、年齢にこだわらずに採用するような企業である場合、年下の上司になってしまう可能性もあるのです。
それでも数年しか違わないということであればまだしも、一回りも違うような年齢である場合も少なくありません。年齢差があればあるほど、ストレスに感じる人も多いでしょう。
また上司に気を使われることが苦痛に感じることもあります。
上司が年上の部下を持つことに抵抗があるような場合であれば、その人に対して過剰に丁寧になってしまうのです。
その気持ちが伝わってしまうことは、かなり重荷になってしまうことがあります。
出来る仕事しか与えられない
出来る仕事しか与えられないと感じることはとても苦痛で、大きなストレスになる要因となります。
40代での雇用は、そもそも業務要員の一人としてしか考えられていない場合であれば、複雑な仕事を任せられることがなく簡単で単純な仕事ばかりということがあります。
この転職が気軽に働くことを目的としているのであればそれでもいいのでしょうけど、スキルアップやステップアップを目的として転職したのであれば、将来的なことを考えにくくもなります。
特に大手企業などに転職できたと喜んでいたにも関わらず、このような状況になってしまうこともありますから、転職する際にはスキルアップやステップアップが可能な職場なのか必ず確認しておかねばなりません。
昇進することが難しい
そもそも昇進する要員は20代や30代で、生え抜きの者だけと考えている企業があります。
あなたに特別なスキルがあるとしても、それは企業で活用するだけで、昇進とは関係ないと考えていることも少なくないのです。
これは転職してみてはじめてその企業風土を実感することが多く、「スキルを評価されて転職できた」と喜んでいたものの、実は作業要員の一人だったということも多いのです。
これは企業の考え方一つではありますが、若手を教育して成長した人を昇進させたいと考える企業とスキルの高い人をどんどん受け入れて、新しい風を起こしたいと考えている企業では、まったく違う結果になるでしょう。
このような企業を見抜くには、やはり転職前に十分なリサーチをするほかありません。
苦労するばかりじゃない!40代で転職して良かった3つの側面
「40代で転職して本当に良かった!」と感じている人も少なくありません。
ある意味、これが40代転職の成功事例と考えてもいいのかもしれませんが、このような側面を得られるような転職を目指すべきでしょう。
新しい出会いによってモチベーションアップも
新しい職場ではとても高い受け入れムードがあるという場合もあり、そのような職場に運よく転職出来た人は、モチベーションを高めながら業務に励んでいます。
これはやはり職場の雰囲気に左右されることが大きいのですが、新しい人に対しても、また40代であっても、素直に受け入れることができる職場であれば、とても働きやすいのです。
運よくと言ってしまうと「運なのか」と考えてしまいますが、事前に情報を集めることでそのような職場を探しだすことも可能です。
特に40代の転職に強い転職エージェントに登録すると、企業と密に連携を図っているコンサルタントが多く、人事担当者や現場の雰囲気を掴んでいることが多いのです。
そのような情報をうまく掴むことで、このようなムードのいい職場を探すことができます。
新しい職場で気持ちがリフレッシュできる
転職すると新しい職場となりますので、今までうつうつしていた気分をリセットすることができます。
ただしどのような職場でも気持ちがリフレッシュできるわけでもなく、やはり自分の希望に応じた仕事ができ、さらに職場の雰囲気が良いことが条件になることは間違いありません。
特に職場全体に業務に対するモチベーションが高い雰囲気があるならば、特にやりがいを感じることができ、気持ちも新たに仕事に打ち込むことができるでしょう。
そのような自分にあった職場を見つけることが、40代の転職には大事になってくるのです。
転職に対する抵抗感がなくなる
「40代でも転職が可能」という実感を得ることは、今後の自分の人生において大きなプラスになります。
ただどのような状況でも転職できるというものではなく、この転職によって自分に必要なスキルなどを認識することもできたのではないでしょうか。
どのようなスキルがあれば、自分自身の市場価値が上がるのかが分かれば、それほど大きな強みはありません。ある意味、転職に対する抵抗感がなくなるといってもいいでしょう。
40代の転職は転職後に後悔がないようにしておくべきだ
総じて言えば、40代の転職は安易にしてしまうと、後悔だけが残る結果になってしまうということです。
上記でお伝えした苦労するポイントは、ある意味、転職する企業の情報をしっかりと知り得ていなかった反省点であるともいえるのではないでしょうか。
その反面、「転職して良かった」と感じている人も多くおられますから、やはり40代の転職は20~30代と同じような感覚ではなく戦略的に行わねばならないということです。
戦略的に40代の転職を乗り切るには、情報戦になることは間違いありません。
情報を得るには、40代の転職実績を多く持っている転職エージェントに登録することが、一番手っ取り早いと言えます。コンサルタントから十分な情報を引き出すことができますし、転職後の後悔をなくすには利用しない手はありません。
まとめ
40代で転職しても必ず苦労するポイントをお伝えしました。
・給料が下がってしまう ・仕事が思うように覚えられない ・なかなか職場になじむことができない ・年下の上司に気を使う ・出来る仕事しか与えられない ・昇進することが難しい
このように感じている人はとても多いということを把握しておき、転職する企業の情報はしっかりと集めておくようにしましょう。
それが転職後の後悔をなくすための一番の方法であり、成功法でもあるからです。