大学中退者の正社員就職率とは?就職率UPの方法!
今回は、大学中退者の正社員就職率に焦点をあてたいと思います。大学中退者の正社員就職率はあまり高くありません。約半数が非正規雇用として働いているのが現状です。
正社員就職率をUPさせるためのポイントは就職エージェントを活用することです。正社員になることを望んでいる大学中退者はぜひ参考にしてください。
Contents
大学中退率は上昇している
大学中退率が上昇している理由は、さまざまで学業不振・無関心、家庭・経済的理由などが挙げられます。一覧にしてみると以下の通りです。
主な重要な中退理由 | % |
---|---|
学業不振・無関心 | 42.9% |
家庭・経済的理由(妊娠出産含) | 19.3% |
進路変更 | 15.1% |
病気・ケガ・休養 | 10.9% |
人間関係・大学生活不適応 | 10.0% |
特に何もない・その他 | 1.9% |
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」p74平成27年5月27日
学業不振・無関心が最も多くなっています。続いて、家庭・経済的理由(妊娠出産含)です。進路変更や病気・ケガ・休養という理由もあります。特に何も理由がなくて大学中退したという方が就職においても悩んでいるかもしれません。
大学偏差値別の大学中退率
大学偏差値別に調査したら、ある傾向がみられました。偏差値の高い大学は中退率が低く、偏差値が低い大学は中退率が高い傾向があるようです。偏差値の高い大学には苦労して勉強して入学した影響か、中退率は低い傾向にあります。
大学中退者の正社員就職率は低い
約半数が非正規雇用に就いているという現状があります。この非正規雇用への就職率は高いと言えるでしょう。そこで、学生の中退防止や大学中退者の就職を支援する制度の整備が行なわれています。
正社員のメリット
ここで正社員になる意義を見出すために正社員のメリットをご紹介します。
・昇給の機会があり、賞与や退職金が支払われることが多い
非正規雇用では昇給の機会はなかなか与えてもらえません。昇給すると仕事へのモチベーションがあがることでしょう。賞与や退職金も正社員ならではのポイントです。生涯年収が大きく変わってきます。
・福利厚生の恩恵が受けられる
福利厚生の恩恵が受けられることも正社員の良いところです。会社によってさまざまな福利厚生があります。仮に、体調を崩したとしても有給休暇や休職制度があります。休んでいるときも収入が入ってくるのは正社員の大きなメリットです。
・転職するときに職歴として評価されやすい
正社員であれば転職するときに職歴として評価されやすいです。正社員として働き、責任ある立場でスキルが身についたことをアピールできます。
正社員就職率をUPさせるためには就職エージェント
正社員就職率をUPさせるためには就職エージェントを活用することが有効です。キャリアカウンセリング、履歴書の添削、面接対策のサービスが無料で受けられます。大学中退者は、友人と異なったタイミングで就活を行なうため、情報収集がしにくい環境にあります。
しかし、就職アドバイザーに相談することにより多くの情報を得ることができます。正社員就職率をUPさせたいのならば、ぜひとも就職エージェントに登録しましょう。
就活の注意点
大学中退者が就活をする上で注意することがあります。それは以下の3点です。
1.安易に派遣社員や契約社員を選ばない
就職するのが楽だという理由で安易に派遣社員や契約社員を選ばないようにしましょう。収入や福利厚生の面で考えると正社員になるほうが好ましいと言えるでしょう。楽をすると、後で苦労するかもしれません。
2.自分のキャリアについて考える
ただなんとなく職探しをしていませんでしょうか。自分の今後のキャリアについてきちんと考えて正しい方向に努力しましょう。3年後、5年後のキャリアについては面接においても質問される可能性は高いです。
3.大学中退の理由は聞かれる可能性が高い
大学中退の理由は面接にて聞かれる可能性が高いのであらかじめ回答を考えておきましょう。もしくは、履歴書に記入しておいても良いでしょう。妥当な理由ならばマイナス評価になることはないでしょう。
まとめ
今回は、大学中退者の正社員就職率に注目しました。約半数が非正規雇用になるという現状がありますが、今後の収入や福利厚生の面を考慮して正社員になることをお勧めします。
正社員のメリットはたしかにあります。就職エージェントを活用すると正社員就職率を上げることはできます。就職のプロのサポートを受けつつ、今後のキャリアを歩んでいきましょう。