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フリーターが入るべき保険とは?正社員とフリーターの保険の違い

 2019/05/15 フリーターの転職   1,029 Views
フリーターとして働いていると、保険のことをついつい放ってしまいがちです。しかし転職してフリーターから正社員になると、保険についてさまざまなメリットが得られます。そのため保険の観点から見ると、フリーターよりも正社員に転職した方がおすすめなのです。

今回はフリーターから正社員に転職することで得られる保険のメリットなど、フリーターが覚えておきたい保険の知識を解説します。

フリーターが思う保険の疑問

まずはフリーターが保険に関して抱きがちな疑問を見てみましょう。

フリーターでも払わなきゃいけない保険とは?

フリーターでも払わなくてはいけない保険として、国民健康保険があります。国民健康保険は日本で生きているだけで支払う義務がある保険で、その名の通り健康を害した場合に公的な支援を受けることができる保険です。

滞納すると督促状が届き、医療費の全額負担を強いられたまま保険料の滞納が蓄積されるなど、滞納すればするほど自分の首を絞めていくことになるので必ず払うようにしてください。

ただ所得が低い方であれば、市役所で納付の免除や猶予期限の設定を行うことができます。保険料を払う余裕が無いという方は、市役所に相談して解決策を見つけるようにしましょう。

また40歳以上の方は介護保険料という保険を支払う義務が発生します。前年の所得によって納付額が決まってくるため、所得が低ければ払う保険料も安くなります。

とはいえ必ず支払わなくてはならない保険料です。40歳に近い方や40歳を越えているというフリーターは、介護保険料というものもあるということを覚えておきましょう。

フリーターが覚えておいた方が良い保険は?

フリーターが入っておいた方が良い保険として、国民年金保険があります。国民年金保険は保険料が非常に高額で、年に20万円ほど払わなくてはなりません。厳密に言うとこちらも日本で生きていれば支払わなくてはならない保険なので、フリーターでも支払いの義務があります。

年に20万円、単純計算でも1ヶ月に約1万7千円とフリーターにとってはかなり高額な保険料を毎月払わなくてはいけないのです。しかし国民年金保険は保険料が高い分、申請することで支払い額を大きく減らすことができます。 所得によって全額免除、半額、4分の1まで免除されるので、フリーターでも安心して保険料を払うことが可能です。ただし市役所に行って申請をしなければ、高額な保険料を払うこととなります。

フリーターだと保険のことに疎くなりがちで、申請せずにいつの間にか高額は保険料を支払わなくてはいけないなることも少なくありません。しっかりと国民年金保険のシステムを覚えて、ちゃんと保険料の免除を申請しておくようにしてください。

フリーターと正社員で保険に違いはある?

フリーターと正社員では保険の内容に違いがあります。フリーターでは国民年金保険や国民健康保険に自分で加入しなくてはいけませんが、正社員は入社した時点で社会保険という保険に自動的に加入します。

これらの保険の違いや、正社員になることで得られる保険のメリットについては、以降の項目で詳しく解説いたします。

フリーターが覚えておきたい保険の知識

フリーターだと保険のことについて、あまり勉強しないまま日々を過ごしてしまいがちです。そこでこの項目では、フリーターが覚えておきたい保険のポイントをご紹介します。

保険は全て自分で管理する

フリーターとして働き続けている以上、保険は全て自分で管理しなくてはいけません。国民健康保険や国民年金保険の保険料の支払い、所得による免除の手続きなどは全て自分で行わなくてはならないので、保険に関する手続きを何もしていないと、高額な保険料を支払い続けなくてはならなくなるのです。

フリーターが加入する国民保険は全て市役所で手続きを行うことができます。自分で管理しないと生活にも大きな影響を与えるので、フリーターは保険を自分で管理しなくてはいけないことを頭に入れておいてください。

保険料は払っておかないと危険

フリーターは国民保険の支払いを自分でしなくてはなりませんが、保険料を滞納してしまうと様々なデメリットが発生します。

例えば国民年金保険であれば、老後に働けなくなっても年金がもらえなくなってしまいますし、国民健康保険を滞納すると、不慮の事故や病気の際に保険金がおりず、高額な医療費を払わなくてはいけません。

このように保険料を滞納していしまうと、老後やもしもの時に公的な支援が受けられなくなり、結果的に損をしてしまうのです。それならば事前に保険料を払っておいた方が、もしものことが起きても安心できます。

フリーターでもちゃんと保険料を払い、保険料の負担が大きい場合は免除の申請を必ずしておくようにしましょう。

フリーターと正社員では基本的に保険が違う

フリーターは国民年金保険や国民健康保険、介護保険などに加入するのが義務付けられています。しかし正社員だと国民健康保険が社会保険になるなど、保険の内容がフリーターと正社員で変わってくるのです。

1度正社員の経験がある方は、特にフリーターになったあと「保険に入っていたはずなのに」という事態になることもあるので注意が必要です。正社員になってからフリーターになると、再度国民健康保険の手続きなどをしなくてはいけません。

正社員とフリーターで保険の内容が違うことを把握し、自分の立場が変わったときに、保険の手続きなどを忘れないように気を付けてください。

フリーターから転職する保険のメリット

フリーターから正社員になることで、保険に関して3つのメリットが得られます。果たして正社員になることで、保険にどのようなメリットが生まれるのでしょうか。

入社した時点で自動で保険に加入される

多くの企業では正社員になった時点で社会保険に加入することとなります。社会保険とは仕事中にケガや病気の際に降りる健康保険や労災保険、失業した際に受け取れる雇用保険など、社会人の生活を保障するために設けられている制度です。

一般的に企業の事業主などが保険の届け出を出すことになっており、転職者は入社した時点で手続きをすることは少ないので、面倒な手順を経て保険に加入する手間が省けます。そのうえでもしものケガや病気、リストラや退職の際にもお金を受け取ることができるので、安心して働き続けることができます。

社会保険の内容については求人に記載されているので、転職中にしっかり確認していれば、保険が充実している企業に転職することが可能です。転職前に求人情報をしっかり確認し、保険で損をしてしまわないようにしてください。

有事の際に貰える額がフリーターより多い

正社員はフリーターよりも所得が高くなる分、保険料も高くなります。ただ正社員の給与であれば、保険料が生活費を圧迫することは無いので安心してください。保険料が高くなるということは、それだけ納付額もフリーターより高くなるということになります。

納付額が高ければ、それだけ有事の際に保険がおりた時、貰える額も多くなるのです。ケガや病気で心身共に疲弊している所に、高い医療費まで払わなくてはならないとなると、精神的負担が非常に重くなってしまいます。

正社員になることでその負担を軽くすることができるので、こういった部分も正社員になったことによる誇炎のメリットと言えるでしょう。

自動で保険料が支払われる

フリーターだと保険料の支払いを自分で行わなくてはいけませんが、正社員はその必要がありません。保険料を引かれた額を給与として受け取るため、仕事をして給与を貰った時点で保険料は支払ったことになっているのです。

ですのでちゃんと働き続けていれば、保険料の滞納などを心配する必要が無いので安心できます。ただ正社員からフリーターになってしまうと、保険料を自分で支払わなくてはならなくなり、正社員の頃の癖で保険料を支払わず滞納してしまうというケースもあります。

正社員とフリーターの保険の違いをしっかり把握し、立場の違いで自分のやるべきことを忘れてしまわないように注意してください。

フリーターから正社員に転職するコツ

フリーターとして働くよりも、正社員として働いていた方が保険に関した様々なメリットが得られることが分かりました。ですがそのメリットを得るためには、フリーターから正社員に転職する必要があります。

そこでここでは、フリーターから正社員に転職するためのコツを解説したいと思います。

アルバイト歴も職歴として活かす

フリーターの転職の悩みとして、アピールすべき職歴が見つからないというものがあります。転職活動では「職歴=正社員としての経歴」というイメージが強いため、職歴をアピールできず転職に失敗している方が多々います。

しかし転職活動では、アルバイト歴も職歴としてアピールして問題ありません。履歴書の職歴欄にもアルバイト歴を書いて良いので、目指している企業に対してアピールポイントがあるアルバイト歴は、積極的に書いていくと良いでしょう。ただし勤務歴が短すぎる職歴は採用担当に悪い印象を与えます。

3ヶ月以上勤務した職歴のみを前面に押し出して転職活動を進めるようにしてください。もしアルバイト歴が多すぎて履歴書に書ききれない場合、職務経歴書で職歴をアピールすることも可能です。

職務経歴書では詳しい仕事内容や、勤務することで得たスキルや実績を詳しくアピールできます。詳しい職歴のアピール法や、履歴書・職務経歴書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

志望する企業をちゃんと調べる

もし正社員として採用されても、入社してみると働きづらい、人間関係が合わないといった理由ですぐに辞めてしまうこともあるでしょう。ですがそれでは転職に成功したとは言えませんし、その職歴が次の転職に悪影響を与えかねません。

こういった事態を防ぐには、転職前に志望している企業についてしっかり調べることが大切となります。事前に企業の職場環境や人間関係を知っていて、それに納得して転職すれば、入社後すぐに辞めるといったことも少なくなります。

企業の内部事情について知るのであれば、求人だけではなく、口コミサイトや転職エージェントに依頼するという手段があります。口コミサイトは実際に企業で働いた方が企業の評価を書きこんでおり、企業の内部事情を知るのに役立つサイトです。

時間をかけて企業についてリサーチすることが転職を成功させるコツです。求人情報だけを見て、焦って転職活動を進めないように気を付けてください。

未経験でも採用されやすい業種を選ぶ

数ある業種の中には、未経験でも採用されやすい業種というものがあります。例えば営業職や事務職は様々な企業で必要となる業種ですが、ビジネスマナーやコミュニケーション能力、パソコンの操作など簡単なスキルがあれば、未経験でも採用される見込みがあります。

また人手不足の介護職は、1年以上勤務すると未経験からでも国家資格である介護福祉士を取得できるチャンスもあります。さらに需要が拡大してきているプログラマーや旅行業も、未経験で正社員として転職できる可能性が十分あります。

こういった未経験でも転職できる企業も選択肢に入れることで、転職の成功しやすさは大きく変わってきます。選択肢を増やすことも視野に入れて、上手に転職を進めていってください。

転職サイトで正社員を目指す

転職サイトとは無料で登録することでつく転職エージェントと共に、転職活動を進めることができるサービスです。転職者の希望する条件やスキル、職歴などから転職者に合った求人を紹介し、採用率の上がる履歴書や面接の進め方をマンツーマンでレクチャーしながら、転職者を成功へ導きます。

もちろん保険が充実している企業を希望すれば、転職エージェントが条件に合う求人を紹介してくれます。加えて企業の内部事情もリサーチしてくれるので、転職を繰り返すリスクも抑えることが可能です。

フリーター向けの転職サイトについては、こちらの記事で解説しているので合わせてご覧になってみてください。

まとめ

フリーターとして働いていると、保険のことに疎くなりがちです。ただフリーターでも保険のことを知っておかないと、高額な保険料を支払わなくてはいけなくなったり、いつの間にか保険料を滞納していて、有事の際に公的な支援を受けられなくなる恐れがあります。

フリーターでも保険のことをちゃんと知って、自分の給料では保険料を支払えないと思ったら、市役所へ行って保険料の免除の手続きを行いましょう。

また正社員になることで、保険の手続きや保険料の支払いが自動で行われたり、有事の際にフリーターよりも貰えるお金が多いなど、様々なメリットが生まれます。

今回紹介した正社員に転職するコツを参考に、正社員として保険を受け、安心して生活できるようにしてください。

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