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中途採用の面接は新卒との違いは?中途採用の面接のポイントを徹底解説

 2019/05/13 面接方法   1,084 Views

中途採用の選考プロセスで最も重要視されるのは面接であることは理解いただけるのではないでしょうか。社会人の方であれば面接は新卒の就職活動で経験済みなので、中途採用の面接でもどのようなことを行うのかは大体イメージがつくはずです。

しかし、新卒採用と中途採用の面接では企業の目的や選考ポイントが大きく異なります。新卒の時と同じイメージで面接に臨んでも選考を通過することは難しいのです。

中途採用での面接における企業の選考ポイントや面接に臨むにあたり必ず準備しなければいけないことを解説します。

中途採用の面接に臨む時のスタンスとは?新卒の面接との違いと併せて解説

中途採用の面接は、「企業と商談する」「ビジネスの打ち合わせをする」というスタンスで臨んでください。基本的に中途採用は即戦力採用ですので、面接での企業の選考ポイントは「候補者の持っているスキルやキャリアが企業と求めるものと合致するかどうかの確認」となります。

新卒の採用のようにポテンシャル採用ではないので、「とにかくポジティブに、明るく元気な対応」な方が最優先で採用されるわけではないのです。

中途採用の重要な選考ポイント「スキルセット」と「マインドセット」

一般的に中途採用では候補者の「スキルセット」と「マインドセット」を確認するために選考を行います。面接でも必ずこの二つの観点を確認します。意識して面接に臨んでください。

スキルセット

スキルセットとは「様々なスキルが束(セット)になっている状態」のことです。中途採用におけるスキルセットの確認は「候補者の持つテクニカルスキル、ビジネススキル、ヒューマンスキルが企業とマッチするかどうか」ということになります。

企業が求める技術や経験を候補者が持っているかどうか、だけではなく、企業の社風に合うかどうか、上司や同僚と上手くやっていけるかどうか、も含まれます。

マインドセット

マインドセットとは「無意識の思考パターン(先入観や価値観、思考の癖など)の束」のことですが、中途採用におけるマインドセットは、「動機付け」となります。応募者の企業に対する動機付けはもちろんのこと、仕事に対する取り組み方、柔軟な思考を持っているかどうか、などの確認などが挙げられます。

中途採用の面接で用意しなければいけないこと

では、中途採用の面接で準備しなければいけないポイントを紹介します。面接に臨むにあたり、必ず準備しなければいけないポイントとなります。

自己紹介を準備する

面接の冒頭で「自己紹介をお願いします」と依頼する企業は数多くあります。スムーズに自己紹介ができるように準備は必須です。

下記のような流れで考えてみてはいかがでしょうか。

時間を頂いたことに対するお礼を言う→フルネームを名乗る→最終学歴と在籍している企業の説明をする→所属部門とポジションを説明する→自信のあるスキルを説明する→今後どうなりたいかの説明→「本日はよろしくお願いします」と言って締める。

上記を簡潔に説明できるようにしてください(最長2分程度)。くれぐれも冗長にならないようにしましょう。事前に内容を書き出し、聞きやすい速度で読み上げながら時間を計れば内容のボリュームが多いか少ないかを把握できます。

転職理由、志望動機を準備する

転職理由と志望動機は重要な選考ポイントです。「第三者が聞いても納得ができる」内容を述べなければいけません。転職理由を考えた際、その理由が「やむを得ない理由なのか」「他責になっていないのか」を確認してください。

次に志望動機は「数ある企業の中でなぜこの企業に応募したのか」「転職理由と矛盾していないのか、整合性があるのか」を意識して内容を考えてください。

その企業のことをよく調べる

応募する企業のことを調査しないで面接に臨むのは論外です。様々な手段で企業のことを調べて企業の知識を身につけてください。

  • 情報収集には、ホームページの内容を詳細に確認する
  • 求人票を読み込んで業務内容をイメージする
  • 上場企業であれば四季報やファイナンス情報、有価証券報告書に目を通す
  • 社長のインタビュー記事を読む

新卒向けの求人情報(新卒向けなのでわかりやすい内容で企業のことが説明されていますし社員インタビューなども掲載されています。有効な情報収集の手段のひとつです)を読む、といった方法があります。

企業の様々な情報を把握していることが面接官から理解されれば、モチベーションの高さや熱意がある方と受け取られ選考に有利に進む可能性が高いです。

自分の実績や強みを考える

中途採用は「即戦力採用」です。実績のある方、何らかの強みを持っている方しか採用されません。面接では実績や強みをアピールできるようにしてください。この時、聞いている人がすぐにイメージできるようにわかりやすく説明できるようにすることが大切です。

具体的な数字(売上や達成率、マネジメント人数や効率化の結果など)を挙げながらエピソードを説明できるように意識してください。面接では、成功例だけではなく「失敗したことや苦手なこと」に関する質問が出る可能性もありますので準備しておけばいざという時安心です。

質問は「その企業で勤務すると仮定して気になる点」という観点で考える

面接で「なにか質問はありますか?」と聞かれた際、「ありません」と答えると意欲の低い方という印象を持たれマイナスイメージになります。必ず質問を用意しましょう。

面接での質問は、「その企業に勤務すると仮定して気になる点」を聞いてください。

例えば「一日の業務の流れを教えてください」「中途採用で入社された方で活躍されている方はどのような方ですか」などです。ワークライフバランスを大切にする方は年収額や拘束時間、福利厚生が気になるかもしれませんが、待遇に関する質問ばかりをすると面接官からポジティブな評価をされる可能性が低くなります。

面接に臨む際の姿勢

中途採用での臨む際のスタンス、準備すべきことを説明しました。次にいざ面接に臨む際にはどのような姿勢で受けなければいけないのかを紹介します。

まずは内定を獲得する、という気持ちを持つ

面接は、「企業と応募者、お互いが合うか合わないかを判断する場」です。応募者の側からも企業や仕事内容が自身の志向に合致しているかどうかは面接で見極めてください。ただし、応募者が応募している企業に入社するかどうかは「内定を獲得してから」初めて選択権が発生します。

入社するか否かの結論は、内定を獲得してから出しても遅くはないのです。ですので、面接は内定を獲得することを第一の目標として臨んでください。

面接は「自分自身」という商品のプレゼンの場だと意識する

「面接は自分という商品を企業に売り込むプレゼンテーションの場所」と意識すれば、準備しなければいけないことや面接で何をすればよいのかが明確になります。営業の方がプレゼンに臨む際は自社サービスや商品をしっかりと説明できるようにセールストークを考えますし、売り先のことを良く調べます。

さらにプレゼンでは自社サービスや商品を購入していただくことにより売り先が得るメリットを説明します。中途採用の面接も同様です。

まとめ

中途採用の面接のポイントを解説しました。新卒の面接と基本的な流れや準備することは同じではあるものの、意識しなければ点やスタンスが異なることがご理解いただけたのではないでしょうか。

面接が通過するかどうかは、「しっかりと準備ができているかどうか」と「自身をきちんと売り込めるかどうか」です。想定質問の回答は事前にアウトプットして頭の中を整理する、転職エージェントを利用しての活動を行っているのであれば模擬面接を行ってもらうなど、思いつく限りの準備をして万全の体制で面接に臨んでください。

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