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40代が未経験の業界や職種に転職するのは難しい?採用される3つのポイントとは

40代の転職   1,185 Views

最初に言っておきたいことがありますが、40代で未経験の業界に転職することは決して難しいことではありませんが、無計画に退職してしまうことだけは避けるべきです。

よくご理解されているとは思いますが、20~30代の転職とは同じようにいかないということ。

そのため自分がどの業界に飛び込もうとしているのか、その業界や職種では40代の未経験を採用しているのかをしっかりとリサーチしておくことが大事になります。

ここでは「40代で未経験の業界や職種に転職する」というテーマで、転職を成功させるための方法を詳しくお伝えしていきます。

40代が未経験の業界や職種に転職するのを難しくしてしまう3つの理由

・即戦力として採用することができない
・若手スタッフが多く企業のイメージと合わない
・大幅な収入ダウン

40代の未経験での転職を難しくしてしまう理由はおおむねこの3つに凝縮されます。

ただし諦めるのはまだ早い。

冒頭にもお伝えしましたが、40代未経験の転職が難しい訳ではありません。難しくしているのは「自分自身だ」と理解すれば、就職を勝ち得ることは不可能ではないのです。

まずは難しくしている理由を読み進めてください。

即戦力として採用することができない

一般的に企業が40代を積極的に採用するとなれば、それまでのスキルを活かして即戦力として期待してのことになります。

しかしこれが「未経験」ということになると、当たり前ですが即戦力として採用できない訳です。

同じ未経験であるならば20~30代の若手の職員を採用したいと考えるはずです。

ただこのように考える企業は、あくまで人材を豊富に獲得できる自信のある企業だけだということです。あなたを採用しなくても若手を採用できる計算をしているのですから。

だから逆をいいますと「即戦力として期待される人材不足の企業や業界を狙えばいい」ということになります。

若手スタッフが多く企業のイメージと合わない

基本的に企業は若手のスタッフを雇用したいと考えています。これにはおおむね3つの理由があります。

1、若手の人材を育成し、将来的には現場を引っ張る人材に成長してほしい
2、若手を雇用することで人件費を抑制することができる
3、1と2の理由により若手主体の現場となっており、中高年の新人は扱いにくい

特に3の理由を掲げている企業が多く、その背景に1と2の理由があるということです。

ただどこも若手の人材をうまく獲得できていないといえ、どうしても人材不足は中高年であっても雇用せざるを得ない事態にもなっています。

そのため中高年でも現場でうまくやっていけそうな「謙虚」「素直」な人であれば雇用したいと考えている企業は少なくないのです。

大幅な収入ダウン

40代からの転職でかなりネックとなってくるのが「収入ダウン」。しかも「大幅」になる覚悟がいります。

未経験分野への転職ということであれば、これは避けられないと考えておくべきです。

ただ企業側が懸念しているのは、40代といえば子供の進学や住宅ローンなどによって、お金が必要な時期。もしも金銭的にやっていけないようであれば、また退職してしまうのでは?と考えています。

この企業側の懸念が払しょくできれば、雇用に近づくということです。

例えば収入ダウンしても「奥様がパートに出る」といった対策をしているのであれば問題ありません。また「副業」「兼業」を考えている人であれば最初から伝えておくべきです。

業務に差し支えなければ副業を認める企業は多いので、隠しておくことはありません。

40代未経験で積極的に採用されている職種や業界

40代で転職するのであれば、40代でも問題なく採用されている業界を狙うのがもっとも効率がいいでしょう。

業界の中では資格を取得すれば優遇してもらえるところも多く、資格取得のために支援している企業も少なくありません。そのような企業であれば将来的にステップアップできるところもありますので念頭において転職活動をしてみましょう。

タクシーや運送業などのドライバー

ドライバーは全般的に人手不足の業界となっており、特に若手も中高年も関係のないお仕事ですから40代でも積極的に採用されています。むしろ社会経験がある分、マナー研修などが不要になりますから、むしろチャンスが広がる業界でえあるといえます。

軽貨物運送など以外では「第二種運転免許」が必要になるケースがあります。しかし運転経験があるのであれば、資格取得はそれほど難しいものではありません。

タクシー会社やバス会社であれば、資格取得支援をしている企業も多くあります。資格取得のための資金を支援してもらえますから利用すると良いでしょう。

医療や福祉業界での介護業務

介護業界は高齢化に伴って人材不足に陥っていますので、常に求人は出ています。中高年で未経験でも積極的に採用されていますが、若手の多い特別養護老人ホームなどでは採用を敬遠される可能性もあります。

施設系であれば無資格での就業が可能で、グルームホームなど中規模から小規模の介護施設では40代でも積極的に採用されています。

またヘルパーなど在宅サービスでは介護職員初任者研修以上の資格が必要となりますが、資格取得支援を行っている企業も多いので調べてみましょう。

交通誘導や施設内での警備員

道路工事や駐車場での交通誘導、施設内での警備員を見ると、中高年の人が多いことが分かります。特に経験がなくても積極的に採用されていますから調べてみるといいでしょう。

警備員には「警備業務検定」と呼ばれる資格を取得しておくと優遇されます。この資格には「施設警備」「交通誘導警備」など6種類の分野に分かれていますので、適した資格を目指すと有利になります。

また警備の経験を3年以上積むと、「警備員指導教育責任者」と呼ばれる資格を取得でき、警備員の指導・教育に当たることができます。ステップアップも考えるならば、まず最初に「警備業務検定」を取得するようにしておきましょう。

部品の組み立てなど工場作業員

工場内において組立・加工・検品・検査・調整などといった軽作業を行う作業員は、40代でも積極的に採用されています。将来的にはAIやロボット技術において奪われる仕事ではと考えられていますが、まだまだ人手によって作業を行う企業は多く存在しています。

仕事内容はさまざまで、ラインによって単調な作業をするものが多いですが、中には車の組み立て、パソコンの組み立てなど専門的なスキルを学ぶことができるものもあります。

また夜勤が必要となる業務もありますので、条件がある人であれば確認しておくようにしてください。夜勤は手当が出ますので、手取りはその分多くなる傾向にあります。

飲食店のホールなど接客業

飲食業界は慢性的な人材不足に陥っていますので、ホールでの作業や洗い場や調理での作業において、40代でも積極的に採用されています。

また飲食業界には、どんどん出店している企業もありますから、ステップアップの道も開かれているといえるでしょう。ホールなどで未経験で業界に飛び込んだ人でも、人材の管理能力やコミュニケーション能力に長けていると判断されれば、次の出店などで店長候補となる可能性も少なくありません。

さらに経験を積んで独立する人もおられます。どのような立地で、どのような形態の飲食業なら採算が取れるかなどスキルを身につけることができますので、将来的にも役に立つ業界であるのは間違いありません。

保険、不動産などの営業

営業職の中でも保険や不動産は、若手よりも社会経験のある中高年が優遇される傾向にあります。未経験であっても、社会的なマナーを兼ね備えていて、自分自身で保険に入り、自宅の賃貸や購入経験があるならばそれだけチャンスの広がる業界です。

また資格を取得してから業界に飛び込む人も多いです。

保険であればファイナンシャルプランナー。2級程度から優遇されますが、3級を取得すれば受験可能で、早ければ半年程度で2級まで取得できます。また不動産であれば、「宅地建物取引主任者」。不動産契約に必ず必要になる資格ですから、ステップアップのためには欠かせません。

40代男性が未経験で転職するためにおさえるべき3つのポイント

・転職に有利になる資格を取得しておく
・退職前から入念な対策を行う
・転職サイト・転職エージェントを徹底的に活用する

40代男性が未経験に業界に転職するには、この3つのポイントを押さえておくとかなり転職を勝ち得る可能性が高くなります。詳しく見ていきましょう。

転職に有利になる資格を取得しておく

未経験であっても資格を取得しておくことで、かなり優遇される業界があります。

例えば介護業界ならば、「介護職員初任者研修」以上の資格を取得していれば、ヘルパーなどの訪問系の仕事に就くことができますからかなり優遇されるといえます。また「実務者研修」以上の資格を取得していれば、サービス提供責任者になることができますから、将来的にステップアップを図ることも可能です。

資格によっては必ず所持していなければ就くことができない資格やステップアップのために必要な資格がありますので、あらかじめ確認しておくといいでしょう。

ただし中にはまったく活用することができない資格もありますから、注意が必要です。

退職前から入念な対策を行う

40代で未経験業界に転職することは「無謀だ」という人がいますが、退職前から対策している人であれば割とすんなり転職できますので問題ありません。

未経験であっても採用される業界や企業は多いので、市場がどのような状況なのか退職前から調べておくといいでしょう。

資格が必要になるならば取得のための勉強など行っておき、企業によってどのくらい採用状況が違うのかも情報を集めておきます。

企業の情報を集めるにはハローワークでは情報が薄いので、転職サイトや転職エージェントに無料登録すると、かなり深い情報まで得ることが可能です。

転職サイト・転職エージェントを徹底的に活用する

転職サイト・転職エージェントは無料で登録ができ、求人の斡旋を受けることができます。

ハローワークや新聞広告などにはない非公開求人が多数ありますので、自分自身にあった条件で仕事を探すことが可能です。

また担当のコンサルタントから企業の情報を詳しく知ることができます。コンサルタントは常に企業と密にやり取りをしていますので40代未経験でも積極的に採用する企業を知っています。

企業の内部情報にまで精通していることもありますので、働く前から詳しく知っておくことは安心して転職活動することができるでしょう。

まとめ

40代で未経験の業界に転職するためには、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

・転職に有利になる資格を取得しておく
・退職前から入念な対策を行う
・転職サイト・転職エージェントを徹底的に活用する

40代の転職では、失敗が許されないようなことも少なくありません。

家族などともよく相談し、うまく希望通りの転職ができるようにしておきましょう。

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