日本航空(JAL)への転職を実現する3つのポイントとは
その一角である日本航空は、2010年に経営破綻し売上は業界の二番手に後退したものの見事に経営再建を果たしました。また、JALブランドは未だに大きな影響力を持ちます。転職先として憧れを持っている人は多いでしょう。
現在、日本航空は幅広くキャリア採用を行っています。しかし就職先として人気があることと求める要件が高いため、転職難易度が非常に高い企業と言えます。そんな日本航空に転職するにはどうすればよいのでしょうか?
日本航空への転職を実現させるためには、確実に押さえておかなければいけないポイントが3つあります。どうしても日本航空へ転職したい人のために、3つのポイントを紹介するとともに、日本航空がどのような企業なのか、また採用の傾向、転職を成功させる有効な手段を解説します。
日本航空(JAL)を徹底分析
日本航空はどのような会社なのかを紹介します。企業研究の一環として参考にしてください。
日本航空(JAL)の会社概要と現状(経営破綻から再建まで)
日本航空は2010年に経営破綻しています。破綻の引き金は2008年のリーマンショックでしたが、この事態に耐えられない問題のある企業体質だったことが原因です(効率の悪い経営や投資の失敗、労働組合の問題など)。
しかし日本航空は見事に復活します。京セラ創業者の稲盛和夫氏をトップに迎え大幅な経営改革(関係会社含めたリストラや中型機中心の運用への切替え、給与制度や年金制度の改革など)を行い、経営破綻した2年後の2012年には2049億円の営業黒字を計上するまでに回復し、再上場を果たします。
ここ数年は順調に売り上げを伸ばしています。
日本航空(JAL)の待遇は?
日本航空の待遇について説明します。平均年収は827万5000円です(平均年齢39.9歳、有価証券報告書より)。航空会社には空港のグランドスタッフ、CA、整備関連業務、パイロットと様々な職種があるので一概に上記の平均年収が全ての職種に当てはまるわけではありませんが、それでも平均的な企業よりも高い給与体系です。
ちなみに日本航空の給与制度は年功序列で在籍すればするほど昇給するシステムです。
日本航空(JAL)の社風は?
社風について口コミから社員の声を見てみると、日本航空は穏やかで落ち着いた雰囲気の社風のようです。
日本航空(JAL)の労働環境は?
日本航空の労働環境はどのような状況なのでしょうか。現在日本航空は積極的に働き方改革に取り組み、推進しています。2017年の平均残業時間は7.8時間、平均有給消化率は90%ですので、会社の取り組みが浸透していると言っていいでしょう。
ワークライフバランスが非常に取りやすい環境のようです。
全日空(ANA)との違いは?
ライバル企業である全日空(ANA)とはどのような違いがあるのでしょうか。大きな違いは「目指しているものが違う」ことです。全日空は「パワフルで挑戦的」な社風を持ち、積極的に運航量を増やしています(シェアの拡大を行っている)。
反面、日本航空は「高品質のサービスを提供すること」に力を入れています。その効果もあり日本航空ではこの数年、営業利益率が上がっています。
日本航空(JAL)の採用状況
では、日本航空へ転職するにはどうすればよいか、その方法を紹介します。まずは日本航空の採用状況について説明します。
日本航空は年間を通じて募集を行っていますのでエントリーは年間を通じて可能です。ただ、入社日は決まっているので注意してください。ちなみに2019年のキャリア採用の入社日は4月1日と10月1日でした。
現在の募集職種
日本航空がキャリア採用で募集しているポジションを紹介します(2019年11月現在)。
下記のポジションで募集しています。
- 業務企画職(事務系職種) / 営業企画、空港業務、運航管理、路線企画、法務、経理、施設企画など
- 業務企画職(数理系/IT系職種) / 路線収支管理、運航管理、生産管理、マーケティング、IT企画など
- 業務企画職(技術系職種) / 整備部門に関する各領域の業務、全社的な事業計画を中心とする計画など
- 客室乗務員 / 正社員、契約社員
日本航空(JAL)の求める人物像
日本航空では様々な分野で募集を行っていますが、採用する人材に共通する人物像は「英語力を持っていること」「全世界どこでも勤務が可能なこと」「協調性・ホスピタリティを持っていること」です。協調性やホスピタリティについては日本航空の社風と共通します。
選考プロセス
日本航空の中途採用の選考プロセスは、エントリーシートからのエントリー→書類選考→適性検査(SPI)→面接2回~4回(※ポジションによる)となります。人気が高く応募者が多い企業ですので、書類選考の段階でもかなり候補者が絞られるでしょう。
日本航空(JAL)に転職するための3つのポイント
では、日本航空への転職を成功するために必要な3つのポイントを紹介します。
しっかりと計画を立ててチャレンジする
日本航空のキャリア採用は幅広いポジションで毎年募集しており、さらに採用のスケジュールも決まっています。採用ポジションがある程度想定でき、スケジュールが決まっているのであれば準備ができます。日本航空の入社希望日から逆算して計画を立てください。
自分のスキルが活かせJALに貢献できるポジションはなにか、足りないものがあれば1年後、2年後先を見据えて時間をかけて準備して応募するのも手段の一つです。
グループ会社も含め幅広く検討する
日本航空を希望している人は、なぜ日本航空に入社したいのでしょうか?明確な、確固たる志望理由があれば問題ないですが、航空業界を希望しているのであれば日本航空のグループ会社にチャレンジするのも可能性の一つとして検討してください。
グループ会社も採用基準は高いのですが、日本航空本体よりは選考のハードルが若干下がります。現在JALのグループ企業では20社以上で募集を行っています(2019年11月時点)。
情報収集と対策をしっかりと行う
日本航空にチャレンジする際には、情報収集や選考対策を行う必要があります。その手段のひとつとして転職エージェントを上手く活用してください。日本航空との取引があれば応募ができますし、面接対策や選考に関する情報提供を受けることができます。また、選考が進めば年収交渉もしてもらえます。
たとえ登録した転職エージェントと日本航空との取引がなかったとしても、転職市場のトレンドが把握できますし転職活動を成功させるヒントは必ずあります。大手含め複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
日本航空(JAL)への転職におすすめの転職サイト
最後に、日本航空への転職を成功させるためにおすすめの転職サイトを紹介します。紹介する転職サイトは、求人検索はもちろんのこと、ヘッドハンターや転職エージェントからスカウトを受けられます。特にハイクラス向けの求職者向けサービスを提供しており、数多くの大手企業の求人案件も扱っています。
日本航空を目指している方はぜひ会員登録してください。
ビズリーチ
ハイクラス向けスカウトサービスでは草分け的な存在の転職サイトです。CMなどでの露出も増えていますのでご存知の方も多いでしょう。ビズリーチは他サイトと比較すると登録しているヘッドハンターの数が圧倒的に多いことが特徴に挙げられます(2019年11月時点で3800人)。
自分の志向に合うヘッドハンターが見つけることができれば転職活動を有利に進めることができるでしょう。
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