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国立病院機構 名古屋医療センターの評判~給料・年収・日勤・夜勤なし・ブランクは?

 2018/09/13 名古屋の看護師転職   2,742 Views

国立病院機構 名古屋医療センターは、名古屋市中区に設置されている病院で、1878年に開設された病院が起源となっているとても古い歴史を持っています。

がん診療、血液疾患などにおいては高度な医療を推進している有数の病院で、先進医療を学べるとして多くの看護師が注目しています。教育システムもかなりしっかりと整えられていることから、スキルアップのために就業したいという志の高い看護師が少なくありません。

ここでは、国立病院機構 名古屋医療センターの評判から、その特徴についてみていきたいと思います。

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国立病院機構 名古屋医療センターとは

国立病院機構 名古屋医療センターは、1878年(明治11年)に国営の名古屋衛戍(えいじゅ)病院として創設されたのが始まりで、すでに140年ほどの歴史のある病院です。2004年に独立行政法人「国立病院機構」として、現在の体制が始まりました。

愛知県の中心である名古屋市中区の大変便利なところにありますので、名古屋地域の住民だけではなく、近隣からも受診に来られています。近年はがん診療連携拠点病院としてあらゆるがんに対する診療を行っていることから、先進医療を求めている方がとても多くなっているのです。

詳細情報

【病院の特徴】
国立病院機構 名古屋医療センターは、「安全でより質の高い医療の提供」を理念として掲げており、高度な医療の実践と救急医療を充実させている病院です。

24時間無休で救命救急センターを稼働させており、救急車の受け入れは年間で7000台にも及びます。他の病院では受け入れることができない、脳卒中や心筋梗塞などの重症患者の受け入れまで行っています。

ほかにも「血液・造血器疾患」「がん、免疫異常」「エイズ治療」においては地域を代表する高度な医療を推進しています。

【病床数】
740床
入院患者延数:214,475人、外来患者数:334,650人(平成28年度実績)

【診療科目】
総合内科、感染症内科、腎臓内科、膠原病内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、精神科、小児科、臨床腫瘍科、緩和ケア科、細胞療法科、放射線科、リハビリテーション科、麻酔科、集中治療科、病理診断科、外科、乳腺外科、呼吸器外科、心臓血管外科、整形外科・リウマチ科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科

【設置されている診療センターや部門】
名古屋がんセンター、相談支援センター、臨床検査科、放射線科、臨床工学室、看護部、薬剤部、栄養管理室

採用条件など

国立病院機構 名古屋医療センターは、新卒の看護師だけではなく、随時中途採用も行っています。定期的に看護師の採用を行っていますので、気になる人は病院公式サイトの募集要項を見るようにしておきましょう。

看護師の募集内容は以下の通りです。

【勤務時間】
◎2交代制
日勤:8:30 ~ 17:15、8:30 ~ 19:30
夜勤:18:00 ~ 9:15(13時間30分)

◎3交代制
日勤:8:30 ~ 17:15
準夜:16:30 ~ 1:00
夜勤:0:30 ~ 9:15
※一週38時間45分勤務

【給与】
4年生卒:基本給:205,200円、主要手当:74,156円、合計:279,356円
3年生卒:基本給:195,900円、主要手当:72,377円、合計:268,277円
※主要手当は、2交代で夜勤を月4回、地域手当を含んでいます

賞与:年2回
昇給:年1回(基本給等の 4.2 月分程度)※業績に応じて3月に臨時支給あり
その他:夜勤手当(夜間看護手当+夜勤手当)、通勤手当(月額55,000円まで)、住居手当(最高月額27,000円)、その他諸規定に基づき手当支給 など

【休日】
4週8休
有給休暇:あり
その他:その他国民の祝日、年末年始の休日あり、勤務時は代休または休日給有り、病気休暇、特別休暇(結婚・出産・夏季・子の看護) など

【福利厚生】
看護師寮:院内に宿舎あり(キャッスルビュー名古屋)
※単身者のみ入居可能
育児支援:院内に保育所あり。
※平日:7:30~19:00
※第1・3・5土曜日 最大7:30~19:00
※夜間保育も可能(毎週火・木)
その他:復帰支援研修プログラム など

国立病院機構 名古屋医療センターの内部情報

看護師の業務について

国立病院機構 名古屋医療センターは、がん診療などにおいて高度な医療を推進し、24時間無休の救急医療も行っていますので、それらを支える看護師の役割はとても大きくなっています。

そのため看護師教育にはとても力を入れて取り組んでおり、それが評判となり志の高い看護師が毎年多く入職してきます。

看護師に対する教育理念として「質の高い看護が提供できる人材の育成」を掲げており、国立病院機構看護職員能力開発プログラム「ACTyナース」を基にして取り組んでいます。

ACTyナースとは、名古屋医療センターの特徴を活かしたキャリアラダー制度で、機会教育(OJT)と集合教育(OFF-JT)によって看護実践の能力を高めていきます。レベルに応じて教育システムを受けることができ、レベルは5段階となっています。現場レベルの看護実践だけではなく、教育内容を自分自身でコーディネートして計画立てて学んでいくことが可能です。

新卒1年目の看護師は、教育係である先輩看護師がエルダー(身近な相談役)として担当し、ほかにも実施指導者、教育担当者などを中心として現場での業務を覚えていくことができます。一人のプリセプターだけが指導するような教育ではなく、現場全体が一つのチームとして新人看護師を支えていきます。

現場業務の実施指導者などについては3年目から5年目程度の看護師が多く、同年代であることで相談や質問しやすいという雰囲気を感じることができます。また指導係も、看護師長や看護部長などがついていますので、行き詰ったときでもきちんとバックアップできる体制が整えられています。

また現場のOJTだけではなく、勉強会や研修会なども積極的に開催されており、より深い知識や技術を学ぶことができます。

残業、休み、有給消化など

国立病院機構 名古屋医療センターは、一日に1000人ほどの患者さんが外来に来られており、入院患者さんも1日に700人程度おられます。高度な医療を実践していることから、それを求めて近隣地域からも多く通院されているのです。

その医療を支えている看護師の業務はとても忙しく、勤務している1日は息つく暇もないほどであることが日常的となっています。

救急病院であり、ほかの病院で受け入れできないような患者さんまで受け入れしていることから、普段かかわることができないような症例にかかわることが可能ですが、あまりの忙しさに疲弊してしまう看護師も少なくありません。

新卒看護師は覚えなければならないことが山のようにあるうえに、レポート提出などもありますので、病院だけでは日々の業務についていくことができません。そのため1年目は休みの日でも勉強している看護師がほとんどです。

また勉強会や病棟会、委員会活動については月に1~2回程度は開催されており、休みの日に当たってしまうと休日でも病棟に顔を出さねばなりません。またこれらは時間外に開催されていることもあり、退勤が遅くなってしまいます。さらに実習生も年中来ていますので、担当になった看護師はさらに忙しくなってしまいます。

このような状況から残業は日常的であり、日勤であっても帰宅が21時ごろになってしまうということも珍しくありません。

休日はしっかりと確保することができます。4週8休の休みに加えて祝日分も取得可能です。さらに1年に1回夏季休暇を取得することができます。1週間連続の休みになりますので、この休みに合わせてプライベートを充実させている人も多くおられます。

とても忙しい病院ですが、やりがいはとても高いといえます。続けていくためのカギは、どのように休息を取って、リフレッシュできるかにあるでしょう。

人間関係はいいの?

国立病院機構 名古屋医療センターは、看護師に対する教育に力を入れていることもあり、病院全体で育てていこうという雰囲気を感じることができます。そのため業務において指導や教育を受けるような場面においても丁寧で優しい先輩が多くおられます。新人看護師に対して、とても積極的に話しかけてもらえます。

病棟全体においてかなり業務量が多く忙しく働いているため、どうしてもピリピリしたムードになってしまうことが多いです。しかしチーム医療が主体となっており、医師や看護師、コメディカルなどとの連携もスムーズです。病院全体において志の高いスタッフが多く、元気で明るいイメージがあります。

結婚や妊娠、出産を経験した看護師は、復職を機に外来での業務に就くことが多く、外来にはママ看護師がたくさん配置されています。多くの看護師が時短勤務を希望していることから、そのなかで安心して働くことができます。

勤務している看護師は、隣接している附属名古屋看護助産学校を卒業した人が多く、どうしてもその専門学校出身者だけで仲良くなってしまう傾向にあります。それ以外で学んだ人が部外者というわけではありませんが、最初は関係作りが難しいと考えてしまう人も少なくないでしょう。

国立病院機構 名古屋医療センターの評判からみた転職するメリット・デメリット

転職するメリット

1、しっかりとした教育システムのなかで高度な医療を経験することができる

国立病院機構 名古屋医療センターは、がん診療などにおいて高度な医療を実践しており、看護師の業務においても高い看護実践を求められています。

そのため看護教育についてはかなり力を入れて取り組みをされており、確実にスキルアップできるようにシステムが構築されています。

「ACTyナース」と呼ばれるキャリアラダー制度が採用されており、名古屋医療センターの特徴を活かした教育内容となっています。5段階あるレベルを一つずつ登っていくことで、着実に看護実践能力を高めることが可能です。

教育は現場でのOJTと勉強会などの集合教育の2本柱がメインとなっています。志の高い看護師は、自分自身で教育内容をコーディネートできますので、自分の納得いくようにキャリアデザインをすることができるのです。

新人看護師には、ほかの病院にありがちなプリセプター制度ではなく、現場全体において業務をサポートしていきます。1年目の看護師は覚えなければならないことも多いですが、先輩看護師のサポートによって不安なく業務に就くことができます。

2、給料がよく福利厚生が整っている

国立病院機構 名古屋医療センターは国立病院ですので、報酬や福利厚生については公務員に準じているのが特徴です。かなり充実しているといえるでしょう。

休日は基本4週8休で、祝日分の休日も取得することができます。夏季休暇を取得できますので、年間休日では120日を超えることになります。月の休日は10日程度ある計算になりますから、病院のなかでも多いほうであるといえます。

ときに勉強会や研修会などが休日に当たってしまった場合には、参加しなければならないことがあります。しかしそれを差し引いても休日は多いといえるでしょう。

福利厚生についても、住宅手当などの諸手当はしっかりと支給されます。また看護師寮も完備されており、新卒の単身者では利用している人がとても多くいます。

さらに出産を経験したママ看護師であれば、復職の際には外来などで時短勤務をすることができます。また院内には保育園が完備されており、夜間保育も可能ですから病棟勤務でも安心して勤務することができます。復職時に不安な人には、復職支援プログラムまで用意されていますから、いつまでも看護師資格を活かして働くことが可能です。

転職するデメリット

1、かなり忙しく疲弊してしまう看護師も

国立病院機構 名古屋医療センターは、1日1000人以上の患者さんが広い地域から高度な医療を求めてこられます。入院患者さんも1日700名を超えることがあるほどです。高度医療を支える看護師の業務はとても多く、息つく暇はありません。日常的に残業も多くなっています。

24時間体制の救急医療に取り組んでいることから、幅広い症例にかかわることができとても勉強にはなるのですが、覚えなければならない業務も多く、中には疲弊してしまう看護師も少なくありません。

実際、現場の看護師を見てみると3年から5年未満で退職してしまう人が多くなっています。なかには1年未満で退職してしまう人もいるほどです。教育システムが充実していることが看護師の負担となっていることもあります。特に1年目ではレポート提出などもありますから、休日でもレポート作成に取り組まねば間に合いません。

とても学ぶことは多くスキルアップには適している病院ではありますが、このような状況ですから体力は必要になってきます。休日が多くありますからうまく活用して、リフレッシュできるように工夫が必要です。

2、附属名古屋看護助産学校を卒業した看護師の割合が多い

国立病院機構 名古屋医療センターでは、「附属名古屋看護助産学校」の出身者である看護師がとても多くなっています。

人間関係は全体的に良好ではありますが、どうしても同じ学校出身者だけ仲良くなってしまう傾向にあるようです。ほかの学校出身者が仲間外れになるようなことはありませんが、このような雰囲気が気になって退職してしまうという人もおられます。最初のうちは人間関係を築き上げていくことが大変だと感じる人もおられます。

ただしこの学校は2020年に閉校される予定になっていますので、これからはこのような雰囲気は改善されていくのかもしれません。

まとめ

国立病院機構 名古屋医療センターで看護師として働きたい人のために、評判など詳細をお伝えしました。

国立病院機構 名古屋医療センターは、24時間体制の救急医療に取り組んでおり、ほかの病院で受け入れできないような重篤な患者さんの受け入れを行っています。高度で先進的な医療に取り組んでいるために、名古屋地域だけではなく近隣からも医療を求めにくる方が少なくありません。

看護師は高度な医療のなかで高い教育を受けることができます。志の高い看護師はどんどんスキルアップできますから、学びたいという人であれば適している病院です。

さらに国立病院機構 名古屋医療センターの内部情報を知りたい人であれば、看護師転職サイトに登録することをオススメします。担当コンサルタントが内部情報をしっかりと掴んでいますので、細かな人間関係や上司の性格などを知ることができます。

オススメの看護師転職サイトはこちらからご覧ください。

参考:国立病院機構 名古屋医療センター 公式サイト

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