年収500万以上稼ぐために必要なことは何?
年収500万円に憧れている方は多いでしょう。日本の労働者の平均年収は400万円程度とされています。年収500万円稼げるようになれば、平均以上の生活を送れます。どのような仕事であれば年収500万円稼げるのか紹介しましょう。
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手取り年収500~600万円以上稼ぐって大変?
実際に年収500万円以上稼ぐとはどのようなことなのでしょうか。
年収500万円を稼ぐのは簡単ではない
たとえば婚活をしている女性は年収500万円は最低ラインだと考えている方も多いです。それでは年収500万円を稼ぐことが簡単なのかといえば、けっしてそうではありません。ビジネスパーソンの中で実際に年収500万円から600万円稼いでいる方というのは全体の9%となっています。
そして、年収500万円以上の人というのは給与所得者の中では上位3割に位置しています。したがって、年収500万円稼ぐというのは簡単なことだとはいえないでしょう。
【世代別】年収500万円を稼いでいる割合
それでは実際に年収500万円台を稼いでいる方はそれぞれの世代でどのくらいの人達がいるのでしょうか。年収500万円台を年代別に分けてみると、20代が27%、30代が46%、40代が21%、50代以上が6%となっています。
したがって、30代の方が一番多いという結果が出ています。業種としてはメーカー系や流通・小売系、IT・通信系などに多いようです。企業規模でみれば、大企業に勤めている人が年収500万円台の中では最も多くなっています。
また、基本的にほとんどが正規雇用です。非正規で年収500万円台を稼ぐことはかなり難しいといえるでしょう。専門性の高い仕事の場合は例外となっています。
以上の結果から年収500万円というのは平均以上の人達であることが分かるでしょう。
そのため、普通の人にとっては年収500万円でも十分成功しているといえます。特殊なスキルや能力を持っている人ではなく、普通にサラリーマンとして働いていて年収500万円に達することは、現代の日本においては簡単にできるとはいえないのです。
特に中小企業に勤めている方の場合は年収500万円に達しない方も大勢います。40代や50代になってやっと年収500万円になったという方も多いでしょう。また、基本的に都心部の方が年収は高くなりやすいため、地方で働いている場合は年収500万円は高収入といえるでしょう。
年収500万円を稼ぐハードルは高い
基本的には40代になってからやっと年収500万円が平均的な年収になると考えられます。40代になると半数以上の人が年収500万円になるのですが、逆にいえば残りの人達は40代になっても年収500万円に達しないのです。
しかも、40代を超えてくるとリストラにあってしまう可能性も高くなります。新卒の頃から勤めていた会社が倒産してしまうというケースも少なくありません。基本的に日本は今でも年功序列で賃金が上昇していく社会です。それなのに40代になっても会社の業績が悪化したり、リストラにあってしまえば、年収が上がるどころか一気に下がってしまうことになります。
したがって、年収500万円を稼ぐことのハードルはどんどん高くなっているのです。これから日本の景気が良くなっていくならば、年収500万円をたいした収入ではないといえる時代がくるかもしれませんが、現在のところは年収500万円を稼げる方は十分立派だといえるでしょう。このぐらいの年収であっても住宅ローンを組んだり、結婚して子育てをすることは十分可能です。
手取り年収500~600万円以上だと生活はどうなる?
では手取り年収が500~600万円以上する場合、生活水準はどこまで高くなるのでしょうか。
家賃は9万円が無難
年収が500万円だと仮定した場合、単純計算で月収は41万円になります。
一人暮らしの場合、1ヶ月にかかる生活費は約10万円ほどとされており、家賃と合わせると約20万円のお金を毎月支払う必要があるということになります。それでも月収が41万円あれば、半分を貯金したとしてもまだ10万円以上のお金が手元に残るため、趣味はもちろん、緊急でお金を支払う用事ができても滞りなく対応することができるでしょう。
家賃9万円というと都内のアパートにも住むことができる金額です。地方であればさらに余裕ができる金額ですし、子供がいる家庭でも安心して養育費を払うことができます。年収500万以上あれば、子供たちも安心して暮らしていくことが可能となります。
2,000万円以上の家を買っても問題ない
年収500万円の場合、3,400万円ほどの費用で家を借入することができます。ただ3,400万円いっぱいに借り入れをしてしまうと、生活費がままならなくなる可能性が高くなるので注意が必要です。
返済期間が30年と仮定すると、月々9万4、000円の支出となります。賃貸なら問題ない額ですがマイホームとなると固定資産税などの税金も関わってくるため、収入が上がらない限りかなり痛い出費となります。これから子育てをするとなるとさらに大変となるでしょう。
年収500万円であるのなら、マイホームの借入額は2,400万円ほどにしておくのが無難です。ただ返済期間中に定年などで企業を辞めてしまった場合、少ない年金や収入でローンを払い続けなければなりません。
30年後に自分が働いているかどうかもしっかり考えながら、適切な金額のローンを組んでいくことを心掛けましょう。
子供を大学に入学させることも可能
年収が500万円以上あるならば、子供を大学に入学させることもさほど難しくはありません。
幼稚園から大学までの養育費は最低でも470万円となっているため、年収500万円もあるのなら十分な教育を子供に施すことが可能です。もちろんこれ以外にも教材費や部費、習い事の費用なども加算されますが、それでも子供にかけるお金は十分確保することができます。
とはいえ有事の際や高校入学から1人暮らしをしたいといった場合は、さらにお金が掛かることになります。
そういった場合は医療費や子供の生活費を賄わなくてはいけないので、どんなことが起きても良いように貯金はしっかり確保しておくようにしてください。
十分な生活水準を満たすことができる
年収が500万円あれば、都内に家を借りることもできますし、2,400万円ほどのマイホームもローンを組んで購入することが可能です。
こうしてみると年収500万円以上の方は十分な生活水準を満たすことが可能であり、子供ができても必要最低限の教育を施しながら生活できることが分かります。
将来の生活を安定させるためにも、手取り年収500万円以上の企業へ転職し、安定した収入を獲得できるように努力を怠らないようにしましょう。
手取り年収500~600万円以上稼げる仕事とは?
それでは実際に年収500万円以上稼ぐことができる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
特別な資格が必要になる仕事
まず医師や弁護士などのように特別な資格が必要であり、特別なスキルを求められる仕事については年収500万円以上稼いでいる人はたくさんいます。希少性があり、その人にしかできない専門的な仕事が存在しているからです。たとえば、看護士や薬剤師であっても年収500万円以上を実現しているケースは珍しくないでしょう。
公務員を長く働き続ける
また、公務員の場合は基本的に年功序列となっており、40代や50代まで働き続けることができるならば、年収500万円を超える可能性はあるでしょう。公務員については法律によって厳格に年収が決められているため、将来どのくらいの給与をもらうことができるのかは予測しやすいです。
サラリーマンは企業による
企業に勤めている普通のサラリーマンについては、大企業であれば年収500万円を超えるケースは珍しいことではありません。業界によっては20代のうちから年収500万円を超えるケースもあります。
年功序列ではなくて実力主義の会社であれば、どんどん成果を出すことによって年収500万円は軽く超えるところも多いでしょう。大企業や業績の優れている会社については、社員の成果に応じてきちんとした待遇を用意することは簡単にできます。
ライバル企業に負けないためにも社員のモチベーションを高めて、素晴らしい仕事をしてもらわなければいけません。そのために高収入を保証してくれる会社がたくさんあるのです。
それでは普通の中小企業の場合はどうかというと、中には年収500万円超えが楽に達成できるような会社もあります。しかし、会社の経営状態が危うい場合には年収500万円どころか、会社の存続の危機に陥っているところもあるでしょう。
40代や50代になってどんどん昇進してもあまり年収が高くならない会社も少なくないのです。不景気となっており、給与がどんどん減っている状況となっています。大企業であってもかつてと比べるとそれほど高収入ではないという方が増えているのです。
年収500万円以上でも長く維持されるとは限らない
現在、年収500万円が可能な仕事だったとしても、これから先それが維持される保証はどこにもないでしょう。特に会社勤めの場合はこれから会社がどのように成長していくのかによって、給与が上がるのか、現状維持となるのか、それとも下がってしまうのかは変わります。
今でも年収500万円以上稼げる仕事はたくさんあるのですが、今後はそれが減っていくことは間違いないでしょう。先行きが不透明となっているため、就職の際には気をつけるべきです。
年収500~600万円以上稼ぐには希少性が必要
世の中には年収が高い人もいれば、年収が低い人もいます。そして年収が500万円以上の人というのは、年収が高い部類に入るでしょう。それではこのような人達は他の人と比べてどのような点に違いがあるのでしょうか。それは希少性でしょう。年収の高い人というのは希少性があるのです。
希少性が高年収に繋がる理由
世の中には需要と供給というものがあります。これは年収にも当てはまっていることです。誰にでもできる簡単な仕事というのは、誰に任せても良いということになります。そのため、年収を低くしたとしても、その仕事をしたがる人というのはたくさんいます。
一方、専門性が高くてそれをできる人が限られている場合は、労働市場においてその能力を持った人が少ないということになるでしょう。そのような希少価値の高い人材は低い年収で雇うことはできません。人はできるだけ条件の良い会社に就職しようとします。
希少性のある人材というのは、年収の高い会社に就職して、実際に高年収を得るのです。もし自社に希少価値のあるスキルを持った人材がいるならば、その人を高年収で扱わなければ他社にヘッドハントされてしまったり、自ら転職してしまうかもしれません。
そんなことになればその会社にとっては大きな損失となります。それを避けるためにも希少性というものを会社は評価します。このような理由から希少性のある人材は高年収となるのです。
自分だけのスキルを磨いて希少性を生みだす
需要のたくさんある市場において供給が少ないならば、稼ぎやすくなるでしょう。また、需要が少なかったとしても、そもそも供給できる人間が少ない場合も稼ぎやすくなります。たとえば人口の少ない村に医師が一人しかいないならば、その医師はどんどん稼ぐことができるでしょう。
希少なスキルというのはそれを供給できる人が少ないために稼ぎやすくなります。
たとえばタクシードライバーを例にすると車を運転できる人は日本にたくさんいるでしょう。そのためただ運転ができるというだけでは希少性はありません。
一方、英語が話せる人材というのは希少性があります。したがって、車が運転できて英語が話せるドライバーというのは観光地では特に需要が高くなるでしょう。外国人観光客に対応できるからです。そのような希少性のあるドライバーは高年収を実現しやすくなっています。
希少性を生む努力をする
自分の年収が高くないことを嘆いている方がいるかもしれません。もっと会社は自分のことを評価して欲しいと望んでいる方はたくさんいます。
しかし、そう考える前にそもそも自分にはそれだけの価値があるのかを考えるべきでしょう。希少性のない人材が高年収を稼ぐことはできないのです。景気の良かった時代ならばそれも可能だったのですが、今は不景気な時代となっているため、年収500万円以上を稼げる方というのは希少性のある人だけなのです。
これから高年収を実現させようと思うならば、自分の希少性を高めることに力を入れましょう。
マイナーな仕事やライバルの少ない業界
年収500万円を達成するためには希少性が大切です。
しかし、そのような希少性のあるスキルや経験を持っていないという方は多いでしょう。だからこそ希少性のある人材というのは重宝されて高収入が保証されるのです。それではもっと別の方向性から高収入を実現する方法はないのかというと、たとえばマイナーな仕事を選ぶという方法があります。
供給の少ない仕事は高収入を得られる可能性が高い
そもそも資格取得者が少なかったり、その仕事をしようと思う人が少ないものについては高収入を得られる可能性が高いです。もちろん需要があることが必要なのですが、供給が少ないならば需要がそれほど高くなくても高収入は実現できるでしょう。
マイナーな仕事というのは多くの方が日常的に接する機会のないものに多いです。だからこそマイナーであり、あまり知られていないのです。そのような仕事を探してみましょう。
ライバルが少ないと収入が高くなる
ライバルの少ない仕事につくという方法もあります。ライバルの多い人気の高い仕事というのはたとえ高収入の可能性があったとしても、競争が激しいために脱落してしまう人もたくさん出てきます。
たとえば弁護士というのはかつては高収入を得やすかったのですが、最近は資格取得者が増えてきているためかつてほど収入の高い仕事ではなくなっています。もちろん今でも高収入の弁護士はたくさんいるのですが、ライバルが多いために収入を上げることができなくて苦しんでいる方もいるのです。
ライバルの少ない仕事の場合は自分の能力が低かったとしてもなんとかなるケースが多いです。その仕事につく人が少ないならば、供給が少ないために多少能力の低い人でもきちんと仕事が存在しています。
未熟な部分があったとしても、他の人に簡単に頼めるわけではないため、そのまま仕事を続けることができるでしょう。
時代と共に仕事の需要やライバルの数は変わる
世の中の需要やライバルが少ないといった方向性で仕事を探すことによって年収500万円を実現できるかもしれません。
また、マイナーな仕事やライバルの少ない仕事というのは時代とともに変化していきます。かつてはマイナーだったものが、今では多くの人が集まってしまい旨味がなくなってしまうというケースも少なくないのです。
すでにマスコミが注目していたり、日常的に話題になっているような仕事はライバルが増えていく可能性が高いため避けるべきでしょう。むしろ現在人気のない業界や分野を目指す方が、知られざる高収入な仕事が眠っている可能性があります。仕事を探す際にはこのような観点も重視してみましょう。
自分の得意なものにプラスαして希少価値のあるものに
自分の希少性を高めていくためには、自分が得意なものに別の要素をプラスαすることが大切となります。
複数の資格を組み合わせて自分だけのスキルを作る
年収500万円を達成するためには希少性が大切なのですが、そのために新たに加えるという方法があります。たとえば運転免許というものは誰でも持っています。これだけでは特に価値のあるものにはならないでしょう。しかし、それに加えて英語をはじめとした外国語を話す能力のある人はかなり希少価値が上がります。
運転免許があり、外国語が話せるという要素が加わることによって、外国人にも対応できるタクシードライバーとしての需要が生じるでしょう。さらに観光情報に詳しいならば、観光タクシーのドライバーとして重宝されるようになります。
このようにそれぞれのスキルは珍しくなくても、それらを組み合わせることによって希少価値が出てくるのです。このような手法は高年収を実現したい方におすすめできます。複数のスキルを同じ人が持っていれば、ライバルが少なくなるでしょう。自分にしかできない仕事が可能となるのです。
たとえば幼稚園の教員免許を持っていて、さらに英語をペラペラに話すことができるならば、これも希少価値があります。
最近は英語教育の低年齢化が進んでおり、たとえば幼稚園で英語を教えるというケースもあります。そんなときに幼稚園教諭の免許と英語の能力のある人というのは価値のある存在となります。しっかりと子供達に英語を教えることができるからです。
ライバルが多い業界こそ別の強みを加える
自分の得意なことがあっても、それはライバルが多いというケースがあるかもしれません。そんなときには別の強みを加えることによって、それら2つを兼ね備えた人材という新しい価値が生まれるようになるのです。このような方法によっても希少性を高めることはできます。
たとえば、営業職で働きたいというときに、何らかの専門的なスキルや知識を持っているならば、それに関する営業の仕事をこなせるようになるでしょう。大学で工学部で勉強してきた人がいたとして、そのままエンジニアや研究者を目指す場合はライバルがたくさんいます。
それよりも思い切って営業の道へ進んでいくという方向性も考えられるのです。技術営業という仕事があり、こちらでは専門的な知識を持っている人が重宝されます。文系学部を卒業した人では専門的なことに関する理解に乏しいケースがあるため、工学部卒ということが活かされるのです。
理系出身でコミュ力が優れているというケースは希少価値があります。それを活かす方法もあるのです。
新しいスキルや知識を身に着けることを意識する
このようにさまざまな方法で希少価値を高めることができるため、自分の強みを活かせるような新しいスキルや知識について検討してみましょう。あるいはすでにあなたは新たに加えられるような強みを持っているかもしれません。自分の能力について分析しなおしてみましょう。
誰でも出来るけど誰もやりたがらないことをする
高収入を実現するための方法として誰もやりたがらないような仕事をするという選択肢があります。
誰もやりたがらない仕事とは
たとえば超高額バイトとして知られているものに治験があります。治験というのは新薬の検査として実際に人に使ってみることであり、そのバイトがあるのです。新しい薬であり、まだどのような副作用があるのか、本当に安全性は保証されているのか疑問視されているケースもあります。そのような薬を使ってみなければいけないため、リスクがあります。健康を害してしまう可能性があります。
そのような危険性があるからこそ、治験のアルバイトというのは高収入を期待できるのです。このようなバイトがあることはテレビや漫画などでネタにされることもあるため、知っている方は多いでしょう。場合によっては数十万円もの高額報酬を得ることができるのです。
このようなタイプの仕事というのは、やることは誰にでもできるものとなっています。しかし、誰もやりたがらないために人出が不足しているのです。需要は確かに存在しているけれども、供給が少ない状態となっています。そのため希少性があり、高い報酬を得ることができるのです。
時代によってやりたがらないことに挑戦する人も増える
女性の仕事としてたとえば水商売やエッチなお店で働くという選択肢があります。これも普通の女性はやりたがらないからこそ高収入が期待できるといえます。
ただし、最近はこのような仕事をすることに抵抗のない女性も増えてきているため、以前のように高収入が可能とならないケースもあります。このように時代の変遷によってやりたがる人が増えてしまうケースもあるのです。特に不景気な時代の場合には贅沢をいってられないと考える方が増えて、やりたがらない仕事に挑戦するケースが増えてしまいます。
人が嫌がる仕事で市民の生活を支える
下水道やゴミ収集といった多くの方が嫌がるような仕事をしている人は意外と高収入となっています。
これらの仕事は都市生活を支えるものであり、働き手がいなければ多くの市民の生活に影響が出てしまいます。そのためしっかりと待遇が保証されているのです。ゴミ収集の業者として働いている人の中には年収500万円を超える人も少なくないのです。民間業者だけではなくて公務員として仕事をしている人達もいます。その場合は高待遇で仕事ができるでしょう。
肉体労働というのもこの範疇に入るでしょう。誰でもできるというわけではないのですが、特別なスキルや知識がなくてもできる仕事はたくさんあります。そのような肉体労働の仕事の中には高収入が可能なものがたくさんあるのです。
小さいキャリアから地道に形成していく
年収500万円を最初から目指そうとすると、転職活動を成功させるのが遠のいてしまいます。
最初から年収500万円を目指すのではなく、小さいキャリアから徐々に年収を高めるという道があることも頭に入れておいてください。
最初から高い理想を抱くといつまでも叶えられない
最初から理想が高すぎると、その理想のせいで転職できる求人の幅が狭くなってしまい、キャリアを形成する第一歩すら踏み出せなくなる恐れがあります。それではいつまで経っても正社員としての経験を積むことができないため、年収500万円を手にするのも夢のまた夢となってしまうのです。
転職活動において大切なのは、最初から高い理想を抱くことではなく、地道な積み重ねを経て目的を達成するということです。
確かなスキルや経験があるなら最初から高い理想を叶えることもできますが、それはほんの一握りの転職者にしかできないことです。自分が培ってきたスキルや経験を活かし、キャリア形成の第一歩を踏み出すようにしてください。
譲れない条件を1つだけ決めて仕事を見つける
とはいえ、どうしても自分にとってここだけは譲れないという条件もあるでしょう。そんなときは譲れない条件を1つだけ設定し、他は妥協して転職活動を進めるという手段があります。
条件が1つであれば求人の幅も広がり、選択肢が増えるのでその分転職を成功させられる確率も高くなります。
そのときは年収が500万円まで行かなくても、入社した企業で正社員として経験とスキルを磨き、年収500万円の企業でも引けを取らないものにまで昇華させれば、最初に抱いていた理想を叶えることもできます。
まずは1つの理想だけ叶えられる企業を目指し、徐々に自分の望む企業に近づけるように自分を磨いていくことを意識しましょう。
努力を重ねて徐々に年収を高めていく
日本では実績と年功序列によって年収が高まることが多いため、長く勤めていれば年収を高めることは可能です。
しかし年収300万円の企業に勤め、年功序列で年収500万円以上まで昇給するかと言われるとそこまで大幅な年収アップを見込むのは難しいです。一気に年収を高めるのであれば、努力を重ねてより年収が高い企業に転職し、結果を出していくことが重要となります。
先ほど紹介したように元々も持っていたスキルと新たに取得した資格を組み合わせて希少性を生みだすことも、そういった努力の1つと言えます。
日々研鑽して自分のスキルを増やしたり、新たな企業に挑戦することで少しずつですが年収を高めることはできます。
ですので、いきなり高い年収を目指すのではなく、徐々に年収を高めていくことを心掛けて転職活動に臨みましょう。
年収500万以上稼ぐには【まとめ】
ここまで年収500万円以上を稼ぐための方法について解説してきました。年収500万円というのは簡単に実現できることではありません。
年収を500万円以上稼ぐためにはさまざまなスキルを身に付け、自分に希少性を持たせることが大切となります。希少性が高く、需要にマッチしたスキルを身につけていれば、最初は少ない年収でも、地道に努力することで年収500万円を稼ぐことも夢ではないんでしょう。
またライバルが少ない、人がやらない仕事も高年収であることが多いため、あえてこういった企業への転職を狙うのも1つの手段です。
大切なのは希少性のある高いスキルを身に着けることと、世の中の需要に応えられる仕事を見つけることです。
この2つのポイントをしっかりおさえ、年収500万円稼げる社会人を目指してください。