NTT東日本関東病院の評判~給料・年収・日勤・夜勤なし・ブランクは?
NTT東日本関東病院はNTT東日本が運営している病院で、福利厚生が充実していることから看護師から就業先として注目されています。
また病院の機能としては、地域がん診療連携拠点病院、東京都災害拠点病院、東京都難病医療協力病院などにも指定されており、地域医療や福祉とも密接に連携を図るなど重要な役割を担っています。
循環器・脳血管疾患などの急性期治療を積極的に行っており、冠動脈・大動脈バイパス移植術、内視鏡治療、手術支援ロボットであるダヴィンチの導入など、最先端の医療を実施しており、看護師も高度な医療経験を積むことができます。
ここでは、NTT東日本関東病院の評判から、その特徴についてみていきたいと思います。
Contents
NTT東日本関東病院とは
NTT東日本関東病院は、東京都品川区において開設されている病院で、NTT東日本が運営している病院です。職員の大部分はNTT東日本の社員です。
1952年に関東逓信病院という名称で開設され、当時の日本電信電話公社の職域病院でした。1986年に医療機関の指定を受けて、一般の人でも受診できるようになっています。
詳細情報
【病院の特徴】
NTT東日本関東病院は、地域がん診療連携拠点病院や東京都災害拠点病院、東京都難病医療協力病院などにも指定されており、地域医療や福祉とも連携を密にしています。雑誌の病院ランキングでも高い評価を受けています。
特に循環器・脳血管疾患に対するガンマナイフ治療を推進しており、高度な医療技術のなかで看護実践ができるとして、看護師の就業先としても注目されています。
【病床数】
627床(一般病棟577床 精神病棟50床)
外来患者数:1,856人(※1日平均 平成29年度実績)
入院患者数:440人(※1日平均 平成29年度実績)
【診療科目】
救急科、総合診療科、循環器内科、消化器内科、脳神経内科、高血圧・腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科、腫瘍内科、心療内科、呼吸器センター、呼吸器内科、呼吸器外科、外科、心臓血管外科、脳神経外科、脳血管内科、ガンマナイフセンター、脳卒中センター、整形外科、スポーツ整形外科、人工関節センター、脊椎・脊髄病センター、歯科口腔外科、皮膚科、泌尿器科、前立腺センター、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、小児科、精神神経科、放射線科、ペインクリニック科、リハビリテーション科、緩和ケア科、病理診断科、予防医学センター(人間ドック)、麻酔科、集中治療科、セカンドオピニオン外来、心臓弁膜症外来、脳神経外科手術・ガンマナイフ総合外来
【設置されている診療センターや部門】
放射線部、手術部、集中治療部、救急センター、脳卒中センター、化学療法センター、内視鏡部、臨床検査部、滅菌・供給部、薬剤部、輸血部、栄養部、臨床工学部、臨床写真室、もしもしセンター、総合相談室、がん相談支援センター、医療安全管理室、診療情報管理室、治験センター、入院支援センター、品質保証室、など
採用条件など
NTT東日本関東病院は、新卒だけではなく随時中途採用も積極的に行っています。定期的に看護師の採用を行っていますので、気になる人は病院公式サイトの募集要項を見るようにしておきましょう。
看護師の募集内容は以下の通りです。
【勤務時間】
2交替もしくは3交代制勤務(一週平均実働37時間30分)
【給与】
4年生大学卒:277,800円
3年過程卒:271,310円
※夜勤手当4回含む
昇給:年1回
賞与:年2回支給(基本給の4.5か月分程度 ※平成28年度実績)
その他手当:交替手当(深夜9,500円/回 準夜5,000円/回 定額7,000円/月)、超過勤務手当、扶養手当、通勤費全額支給、住宅補助(月額37,000円)など
【給与例】
4年生大学卒で経験年数5年の場合:305,800円
3年過程卒で経験年数5年の場合:299,310円
※夜勤手当4回含む
【休日】
週休2日制(4週8休の割合)
年次休暇:毎年20日付与
その他:結婚休暇、育児休職制度、短時間勤務制度、育児時間、出産休暇、その他就業規則による
【福利厚生】
女子寮あり(35歳まで入居可能 ワンルーム24~27㎡、11,560円~11,800円/月額)
※五反田駅より徒歩7分で病院に通いやすい環境です。
マイホーム取得支援制度、財産形成支援制度、人間ドック育児・介護支援、リゾート施設・スポーツ施設の利用補助、その他就業規則による
NTT東日本関東病院の内部情報
看護師の業務について
NTT東日本関東病院では、患者さんに安心して治療に取り組んでもらえるように、安全で良質な看護の提供をモットーとしています。そのため院内での看護教育に対しては積極的に体制づくりを行っており、スキルアップしながら業務に就くことができます。
新人看護師に対する教育は、1年間を通じて段階に応じた研修が組まれています。先輩看護師が教育係として日常の業務についてOJTを行い、さらに勉強会や研修会、委員会活動などにおいて学習支援も行います。
また看護技術や知識だけではなく、患者さんに対する接遇の向上も目指しています。
教育システムとしては、レベルに応じて学べる環境が整っており、4つのレベルに分けられています。新人看護師は1年間の研修プログラムになっており、2~3年目からは臨床実践能力を高めるプログラムとなっています。
その後も、がん看護など専門知識を学ぶプログラムや院外での研修の機会なども用意されています。経験やキャリアに応じて、スキルアップすることができます。
就業するなかで、自分自身が思い描いている看護師像を目指したい人や高度な医療にかかわるなど専門性を高めていきたいという看護師には、さまざまな支援制度を活用して学んでいくことが可能です。
残業、休み、有給消化など
NTT東日本関東病院では、一日の外来患者数は1800人を超えており、入院患者数は常時400人程度おられます。看護師はその対応に追われていることが多く、常に忙しくしているイメージがあります。
看護師の人員が常に充足されているわけではなく、不足しているなかでの就業となりますから、その穴埋めをしながら就業しなければなりません。そのため残業は日常的です。日勤でも20時から21時ごろの退勤となることも少なくありません。
また研修や勉強会は積極的に開催されており、新人看護師は1年を通じての研修となることから参加しなければなりません。これらの研修は勤務後に行っていることがほとんどですから、参加することで退勤はさらに遅くなってしまいます。残業も日常的ですから、研修会のあとには残業のために現場に戻るということも珍しくありません。
休みは週休2日の割合で取得することができますが、希望休については必ず取得できるわけではありません。部署によっては、勤務決定後に看護師同士で調整しているという光景もみられます。
ただ残業代はしっかりと認められており、月額数万円の手取りアップとなっています。東京の病院では、残業が認められないこともありますから、この対応には満足している看護師も多くおられます。
人間関係はいいの?
NTT東日本関東病院での人間関係は、病棟にもよりますが常にコミュニケーションを図りながら看護実践を行っていることから、仲は良い印象があります。
比較的若い看護師が多く、同期や同世代が多いなかでの就業ですが、認定看護師など専門性を高めた看護師も配置されており、常に相談できる雰囲気があります。
NTT東日本が運営していることもあって福利厚生が良いのが特徴で、特に子どもが小さい看護師が多く働いています。時短勤務など支援制度を受けることができますが、現場においても周りの看護師が配慮しますので出産後も働きやすい職場であるといえるでしょう。
また人材を大切にするという雰囲気を感じることができる職場です。そのため頑張って働こうというモチベーションが高まることでしょう。
NTT東日本関東病院の評判からみた転職するメリット・デメリット
転職するメリット
1、教育体制が整っているため基本から高度な技術や知識まで獲得することができる
NTT東日本関東病院は、独自の教育システムを構築しており、1年目の看護師であっても決められた研修スケジュールに沿って、看護能力を高めていくことが可能です。
また教育システムは経験やレベルに応じて分けられているため、自分自身の能力に合わせてスキルを高めていくことができます。自分自身が学びたいことや経験したいことに対しても支援を受けることができます。
これらの教育システムは決して楽ではありませんが、確実に自分自身のスキルを高めていくことができるために、新卒の看護師であっても高い志を持って就業する人が少なくありません。プライベートにおいても自己研鑽している看護師が目立っています。
現場は大変忙しいですが、それでも患者に寄り添った看護実践を行うことができ、看護師としての業務に大変満足できる病院です。
2、福利厚生が充実
NTT東日本関東病院はNTT東日本が運営していることもあって、福利厚生がとても行き届いています。特に看護師は女性が多く、結婚や出産によって生活が激変する人もおられるために、いつまでも働き続けることができるように配慮されています。
結婚する看護師は「結婚休暇」を利用することができ、出産や育児休暇の制度も充実しています。育児休暇明けには、短時間勤務制度を利用することができ、子どもが小学校3年生になるまで利用することができます。
現場の看護師からもこのような制度を活用する職員には配慮する姿勢があり、時間になれば業務を積極的に交代するなど、働きやすさを感じることができます。
このような制度は看護師としてのキャリアをストップさせることなく働き続けることができますので、常にスキルアップを考えている人にとってはいい職場であるといえるでしょう。
また復職支援制度も充実しており、何らかの理由によって看護師から離れてしまった人に対する外部研修などの支援を行っています。復職するには、どうしても看護技術や知識に対する不安がありますが、これらの支援制度を受けることで、スムーズに現場復帰することができます。
転職するデメリット
1、人員が常に不足しており残業が多い
NTT東日本関東病院は1日1800人以上が通院されており、1日に400人程度の入院患者がおられる病院です。看護師はそれらの対応に追われますが、人員が充足していないなかでその穴埋めもしていかねばなりません。
教育システムがしっかりとしていることはとてもいいことではありますが、これらの取り組みが負担となることもあります。新卒1年目の看護師は覚えなければならない業務もたくさんあり、勉強会や研修会、委員会活動などの参加などもしなければなりませんから、とても大変です。
日勤では残業が当たり前のようになっていますが、勉強会終了後に現場に戻って残業をするということも珍しくはありません。時には退勤時間が20時や21時となることも少なくありません。1年目はプライベートをなかなか充実させることができずに、不満を持って退職してしまう看護師もおられます。
2、東京都内の病院のなかでは給料は低め
東京都内の病院であれば、かなり給料がいいところもありますが、NTT東日本関東病院では手取り月給はそれほど多くなりません。
4年生大学卒の1年目の看護師では、夜勤手当4回含めて277,800円という提示がありますが、1年目の看護師はすぐに夜勤に入ることもありませんから手取り月給が20万円に満たないことがほとんどです。
5年程度働いている看護師でも、手取り月給は残業代を抜くと20万そこそこですから、なかなか厳しい条件であるといえるでしょう。残業はしっかりと反映されますので、残業代を期待して働いている看護師も少なくありません。
ただし福利厚生がかなり充実しており、看護師寮に住む場合であればかなり低価格の家賃で済みます。支援制度なども充実していますから、給料よりも働きやすさを重視している看護師が多い印象があります。
まとめ
NTT東日本関東病院で看護師として働きたい人のために、評判など詳細をお伝えしました。
NTT東日本関東病院は、高度な技術や最新の医療も導入しており、そのなかで看護師はスキルを高めながら就業することができます。独自の教育システムによって確実にスキルアップすることができますし、さらに専門分野を深めたい人には支援制度を受けることができます。
福利厚生が充実しており、働き続けるための環境が整っています。特に女性であれば出産を経験したあとも支援制度を受けることで、キャリアをストップさせることなくスキルを高めることができます。
さ らにNTT東日本関東病院の内部情報を知りたい人であれば、看護師転職サイトに登録することをオススメします。担当コンサルタントが内部情報をしっかりと掴んでいますので、細かな人間関係や上司の性格などを知ることができます。
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参考:NTT東日本関東病院