20代が転職回数が多いと不利になる?転職を成功させる5つのポイント
20代で転職の回数が気になっている方は多いと言われています。新卒で入社したけどこれから転職したいという方、転職活動中で20代でこれから転職しようとしている方、もしくは転職を重ねている方で回数が気になっている方は多いかと思います。
この記事では20代転職者の転職回数や、回数が多くても面接で印象を良くする方法、そして転職活動を有利にする5つのポイントを解説しています。
転職を重ねるデメリットを知り、上手に転職活動を進めていきましょう。
20代転職者の転職回数
まずは20代転職者がどのくらい転職をしているのかを見てみましょう。
1回だけ転職経験がある方が多い
20代転職者の回数内訳を見てみると、1回だけ転職をしたことがある方が1番多い結果となりました。20代転職者の4割が1回だけ転職をしたことがあり、転職回数が増えるにつれてその割合は減っていく形となります。
3人に1人は転職を経験している
では20代転職者全体で、転職を経験したことがある割合はどのくらいなのでしょうか。20代転職者全体だと約4割、3人に1人の割合で転職を経験していることになります。
つまり多くの社会人が転職を経験しており、転職をすること自体にあまり問題はありません。
採用担当者が気になる転職回数は3回から
ただ転職回数が多いと転職に不利になるということをよく言われます。企業の採用担当者が気になりだす転職回数は3回からなのだそうです。
3回以上は転職理由について突っ込まれる可能性が高いので、事前に転職理由など面接で話せる内容を用意しておきましょう。
20代で転職回数が多いデメリット
転職回数が多いと転職に不利になると言いますが、具体的にどういうデメリットがあるのでしょうか。
転職してもすぐにやめられると思われる
企業も人件費を払って転職者を迎え入れるため、入社してからすぐにやめられるのは企業としては非常に困ります。また採用担当者も良い人材を入社させることで評価されます。
すぐにやめる転職者を入社させると自分の評価も悪くなるため、できるだけ定着する人材を入社させようとするのです。
転職回数が多いと、自分の企業もすぐにやめるのではないか?と思われるようになり、先述した企業側のリスクを考慮して、採用候補から外される可能性が高くなってしまうのです。
スキル不足を疑われる
同じ業種を転々としているならまだしも、違う業種間で転職を繰り返していると、企業で使えるスキルを持っていないと判断されます。特に年齢を重ねれば重ねるほど、経験を重視され今まで持っているスキルをどれほど活かせるのかが重視されます。
若いうちならまだしも、20代後半など年齢を重ねるほど、転職を繰り返すことによるリスクが高くなるので注意が必要です。
協調性もないのではと評価される
転職理由で多いのが、人間関係のもつれによるものです。転職回数が多いと協調性が無く、仕事にも悪影響が出るのでは?と疑われることもあります。
多くの仕事は人との関わりによって高い利益を生み出す可能性が高くなります。つまり協調性が無い転職者も、企業としてはあまり受け入れたくないのです。
20代転職者は面接で回数を正直に伝えるべき
転職回数が多いことはデメリットになります。しかし面接において、転職回数の多さは正直に伝えたほうが無難です。
正直に伝えた方が心証が良くなる
転職活動が多いことはデメリットとなりますが、そこからさらに嘘をつき、バレてしまった時の心証は最悪です。それなら最初から正直に転職回数が多いことを伝えたほうが、心証を最低限まで抑えることができます。
転職回数をごまかすのは危険
転職回数をごまかしてもバレなければ良いと考えている方も居るかもしれません。しかし企業の採用担当者は多くの転職者を見てきており、違和感がある部分は深く掘り下げてきます。
ごまかしている部分なので、掘り下げられると焦ったり、先に話した内容と矛盾が生じるなどどうしても違和感が出てきます。その場ではそこで会話が終わったとしても、後の審査で違和感について触れられ、必ず評価に関わってきます。
ですので面接の場で転職回数をごまかすのは、非常にリスクが高いのです。
転職理由も正直に
転職回数と共に転職理由も正直に伝えましょう。どんな転職理由であれ、嘘をついてバレてしまった時より心証が悪くなるものはありません。
転職回数と同じく転職理由もごまかさずに正直に話し、転職を有利に進めてください。
20代で転職回数が多くても成功する5つのポイント
もし20代で転職回数が多い方でも、ちょっとしたポイントをおさえれば、転職活動を有利に進められます。
ここからはそんな転職を有利にする5つのポイントを解説したいと思います。
①転職前に企業について徹底的に調べる
企業について情報をリサーチするときは、実際に企業で働いた方の評価が集まる口コミサイトや転職サイトでエージェントに情報を集めてもらうのが良いでしょう。これらの情報源を上手に利用して、定着できる企業を見つけましょう。
②前職のスキルや経歴を活かす
年齢を重ねれば重ねるほど転職の際にスキルと経験を重視されます。自分が挑戦してきた企業の中から自分ができると思った仕事のスキルをアピールし、転職活動に活かすと定着できる企業をより早く見つけることができるのです。
③やりたい仕事ではなく、できる仕事を見つける
多くの転職経験から上手にできた業種を軸に転職活動を進めると、思わぬ成功を収めることもあるので覚えておいてください。
企業に認められ、社会で活躍するためにはやりたいことではなく、自分ができる仕事を見つけるのが一番です。多くの転職経験から上手にできた業種を軸に転職活動を進めると、思わぬ成功を収めることもあるので覚えておいてください。
④最初から高い給料やキャリアを目指そうとしない
最初から高い給料やキャリアがいきなり手に入るということはなく、手に入れるには地道な積み重ねが必要となります。給料に関しては1つの企業や業種に定着すれば、経験年数の長さとスキルを評価されて給料を高めることができます。
さらにキャリアは多く企業で必要とされる営業職や事務職から始めれば、その中でスキルとキャリアを磨くことができるのです。いきなり高い理想を目指すのではなく、目の前の一歩を確実に積み重ねて理想の給料やキャリアを形成しましょう。
⑤転職サイトを利用する
サポート内容はまず転職者とカウンセリングし、企業の内部情報を転職者に紹介して、転職者に合った求人を紹介します。加えて採用率が上がる履歴書の書き方や面接の受け答え、内定後に転職先との待遇交渉なども行ってくれます。
詳しい情報はこちらの記事で紹介しているので、自分に合った転職サイトを見つけて、円滑に転職活動を進めていきましょう。
まとめ
1度や2度の転職であれば、ほとんどの社会人が経験しているため、面接でもあまり不利に働きません。ただ転職回数が増えるほど企業側の懸念が強くなり、転職が不利になっていくので注意が必要です。
すぐに転職しないようにするためには、定着できる企業を見つけるポイントを覚えることが重要となります。ポイントをおさえて上手に転職活動を進めれば、定着できる企業をすぐに見つけることもできるでしょう。
ポイントをおさえた転職で、転職回数を増やさないように頑張りましょう。