ベルランド総合病院の評判~給料・年収・日勤・夜勤なし・ブランクは?
ベルランド総合病院は、ほかにもいくつかの病院や老人保健施設、特別養護老人ホーム、訪問看護などを提供している法人が運営している病院です。
周産期医療に力を入れており、新生児集中治療室、新生児治療回復室、母体胎児集中治療室などの部門を有し、妊婦さんからお子さんまでスムーズに治療が可能であるとして注目されています。平成25年には「赤ちゃんにやさしい病院」としても認定されています。周産期医療にかかわりたいという看護師から話題となっています。
ここでは、ベルランド総合病院の評判から、その特徴についてみていきたいと思います。
Contents
ベルランド総合病院とは
ベルランド総合病院は、1982年にベルランド病院として大阪府堺市に開院し、その後1987年2月に総合病院として認可されベルランド総合病院となりました。2014年には新病院が竣工され、最新設備が整っています。急性期対応だけではなく、外来の待ち時間まで短縮できたとして話題になっています。
詳細情報
【病院の特徴】
ベルランド総合病院の特徴として、「地域医療支援病院」「地域周産期母子医療センター」「大阪府がん診療拠点病院」としての役割を担っています。大阪府堺市の中核病院として地域と密接にかかわりながら高度医療を展開しています。
特に「周産期医療」「がん治療」に積極的に取り組んでおり、なかでも周産期医療については2014年の新病院竣工に合わせて、妊婦さんからお子さんまで集中的に治療に取り組めるようにハード面、ソフト面を充実させています。ユニセフから「赤ちゃんにやさしい病院(Baby Friendly Hospital)」として認定されています。
がん治療については、「5大がん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)」すべてを診療できる病院として注目されています。
【病床数】
477床
1日平均入院患者数:457人、1日平均外来患者数:843人
※2017年度実績
【診療科目】
循環器内科、心臓血管外科、産婦人科、小児科、呼吸器外科、呼吸器内科、消化器内科、腫瘍内科、内分泌・代謝科、腎臓内科、脳神経内科、精神・神経科、内視鏡外科、外科、肝胆膵外科、緩和ケア科、整形外科、外傷整形外科、リハビリテーション科、脳神経外科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科、形成外科、皮膚科、麻酔科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断科、総合内科
【設置されている診療センターや部門】
心臓病センター、心周産期母子センター、呼吸器センター、集中治療部、中央手術部、中央検査部、中央放射線センター、人工透析センター、総合急病救急センター(急病救急部)、脳卒中センター、乳腺センター、内視鏡センター など
採用条件など
ベルランド総合病院は、新卒の看護師だけではなく、随時中途採用も行っています。定期的に看護師の採用を行っていますので、気になる人は病院公式サイトの募集要項を見るようにしておきましょう。
看護師の募集内容は以下の通りです。
【勤務時間】
日勤/8:45~17:15
夜勤/16:45~翌9:15
※2交替制勤務
※施設・部署によって勤務体系に違いあり
【給与】
4年生卒:基本給:204,800円、主要手当:77,200円、合計:282,000円
3年生卒:基本給:193,650円、主要手当:76,350円、合計:270,000円
2年生卒:基本給:191,700円、主要手当:76,200円、合計:267,900円
※主要手当には夜勤手当(月4回程度)、時間外手当(10時間)含む
賞与:年2回(7月・12月)
※年間支給月数5ヶ月(平成29年度実績)
昇給:年1回(4月)
その他:通勤手当、住宅手当、家族手当、業務手当 など
【休日】
4週8休制、夏期休暇(7日)、年末年始(冬期)休暇
有休休暇:10日~20日
その他:特別休暇 など
【福利厚生】
看護師寮:ワンルームマンション(バス・トイレ付)
育児支援:保育所完備。24時間保育(0歳児~)あり(日曜日含む)
その他:互助会制度、保養施設(会員制リゾートホテル)、コナミスポーツクラブ法人会員、永年勤続表彰
ベルランド総合病院の内部情報
看護師の業務について
ベルランド総合病院は、社会医療法人生長会が有する病院で、病院以外にも介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、訪問看護、専門学校などを有する法人です。医療から福祉まで取り組んでおり、法人理念として「愛の医療と福祉の実現」を掲げており、サービスを通してサポートを行っています。
「ベストパートナーシップ」として良質な医療を届けることも方針としており、そのために看護師の教育にも力を入れています。
現在、法人全体としては1500人以上の看護師が働いており、法人全体で看護師のスキルを高めることができるように継続教育システムを整備されています。その結果、専門看護師、認定看護師は、法人全体で17分野33名在籍しています。
新卒1年目の看護師は、教育係であるプリセプターである先輩看護師によって、現場でのルーティン業務などOJTによって覚えていくことができます。プリセプターと一緒に現場で業務を行いますから、安心して業務に当たることができます。新人教育がしっかりしていると注目されているため、スキルを高めたい志の高い看護師が多く入職してきます。
また月に1~2回程度、キャリアラダー研修などの勉強会や院外研修、委員会活動などに参加します。キャリアに応じて設定されているため、2年目以降はどんどん深い知識を付けていくことが可能です。自分自身で深めていきたい分野があれば、院内で移動を申し出ることができますのでキャリアアップも転職せずに可能なのです。
病院での業務は厳しいですが、育てていこうとする雰囲気を強く感じることができますので、高いモチベーションを維持しながら働くことができます。
残業、休み、有給消化など
ベルランド総合病院は、1日に800人以上が外来受診に来られる病院で、入院患者さんも450人以上常におられます(2017年度実績)。医療を支える看護師の業務はとても多くたいへんです。
部署にもよりますが、やはり 急性期病院ということもあってかなり忙しく、残業も多いのが現状です。定時で退勤できる日は少なく、「このまま病院を続けられるのだろうか」と不安に感じている看護師も少なくありません。実際、結婚や妊娠、出産を機に退職してしまう看護師も多くいます。
休日は確実に取得することができますが、連休は思うように取得できません。看護師は交代勤務をしなければなりませんので、看護師間での調整となります。ただ夏季休暇として数日間連続で休みを取得できる制度があります。
教育システムがしっかりと整えられていることが看護師の負担となることもあります。勉強会やミーティングなどは必ず参加する必要があり、休日にもかかわらず参加している看護師もいます。
お子さんが小さなママ看護師には優先して休みの取得ができるように配慮されています。お子さんの行事や急病時など、しっかりと休みが取得できているようです。また病院内には力を入れている産婦人科があるので、出産費用などの負担もしてもらえるようです。
人間関係はいいの?
ベルランド総合病院では、 部署にもよりますが人間関係は良好です。新卒看護師の採用が多いために同期職員は多く、若い世代の看護師が比較的多いために看護師同士のコミュニケーションはスムーズです。先輩後輩でプライベートまで仲良くしている印象があります。
ただかなり忙しい病院で看護師の退職も多く、結婚や妊娠、出産を機に退職してしまう看護師が多いために、中堅クラスの看護師が少ないといえます。奨学金の支援を受けていた看護師であれば、在職期間の縛りがなくなるときに合わせて退職してしまう人もいます。
系列の看護学校を卒業した看護師とそれ以外の学校を卒業した看護師の扱いが違うと感じている看護師もいます。実習を病院で受けていることもあり、すでに関係が出来上がっているということもあるのでしょう。
ベルランド総合病院の評判からみた転職するメリット・デメリット
転職するメリット
1、新人教育が徹底されており看護師から注目されている
ベルランド総合病院は、医療から福祉まで力を入れている法人で、幅広い看護師教育に定評があります。
新卒看護師であればプリセプター看護師から現場業務についてしっかりと学ぶことができますので、不安を感じることなく現場業務を覚えることができます。また専門知識や技術については、病院内の専門看護師や認定看護師を中心とした勉強会や研修会に参加することができます。
2年目以降についてもレベルに応じて知識や技術を身に付けていくことが可能ですので、志の高い看護師であればどんどんステップアップしていくことが可能です。さらに深めたい分野があるならば、病院内で移動することが可能ですので、退職しなくてもスキルを高めることができます。
これらの教育システムはとても注目されていて、この病院で学んでみたいという看護師は少なくありません。特に周産期医療やがん治療に力を入れていますので、看護実践してみたいという人が多いのです。
2、院内保育所など福利厚生が整っている
ベルランド総合病院は、福利厚生がしっかりと整えられており、長く働くことができる病院です。
妊娠や出産を経験した看護師には、院内保育所を活用することができます。日曜日も含めて24時間利用ができる保育園ですので、安心して看護業務を行うことができます。勤務日以外でも保育園を利用することが可能です。小学校3年生まで利用することができますので、長く働き続けることができるでしょう。
現場の看護師からも、子どもさんの行事や体調に合わせて柔軟に休みが取得できるように配慮されています。
また新卒看護師であれば、看護師寮を利用することができます。比較的低価格で利用することができますので、利用している人がとても多いです。
ほかにも映画やカラオケ、宿泊、スポーツジムなど互助会制度を利用することができるのも若い世代が多い看護師にはうれしい福利厚生のようです。
転職するデメリット
1、かなり忙しく、業務が続けられない
ベルランド総合病院は、救急病院に指定されているということもあり、現場での看護業務はとてもハードであるといえます。
看護師は随時募集されており、多くの看護師が配置されていますが、不足感はどうしても否めません。そのためそれを補う形で現場看護師は毎日残業しているようです。看護師の退職が重なったときなどには、ほかの部署から看護師を応援で呼んでいます。
あまりの業務の多忙さから、今後も続けられるかどうか不安に感じている看護師も多く、実際、1年未満でも多くの看護師が退職します。また結婚や妊娠、出産を機に退職してしまう看護師も少なくありません。そのような状況から、中堅レベルの看護師が少ないという印象を感じられます。
2、給料が少ないと嘆いている看護師が多い
ベルランド総合病院に勤めている看護師のなかには、「給料が少ない」と感じている人が少なくありません。これには定められている基本給が影響しているようです。
4年生大学卒の1年目看護師であれば204,800円、3年課程卒であれば193,650円、2年課程卒であれば191,700円となっています。確かに基本給だけ見ればそれほど多いと感じることは難しいように思います。
しかし現場業務がかなりハードなことから、夜勤手当や残業手当などを含んだとしても低く感じてしまうということもあるのではないでしょうか。実際、夜勤4回や残業10時間分の手当てを含むと、4年制大学卒の看護師であれば、282,000円になりますから、ほかの病院と比べてもそれほど大きく差がないことが分かります。
賞与については基本給の5か月分支給されており(2017年度実績)、基本給20万円ということであれば、年間で100万円程度支給されることになります。実際口コミを見てみると、1回の賞与で50万円以上だったというものも少なくありません。
また看護師寮や保育園などは安く利用することができますから、それほど待遇が悪いわけではありません。
やはり業務内容と比べてしまうと、どうしても低く感じざるを得ないのでしょう。
まとめ
ベルランド総合病院で看護師として働きたい人のために、評判など詳細をお伝えしました。
ベルランド総合病院は、がん治療や周産期治療に力を入れている病院で、2014年に新病院が竣工したところですから、最新設備のなかで看護実践することができると注目されている病院です。
看護師に対する教育システムにも定評がありますので、スキルを高めたいという看護師から注目されています。
さらにベルランド総合病院の内部情報を知りたい人であれば、看護師転職サイトに登録することをオススメします。担当コンサルタントが内部情報をしっかりと掴んでいますので、細かな人間関係や上司の性格などを知ることができます。
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