ZOZO(旧:スタートトゥデイ)に転職するには?今後の展望も含め解説します
大手アパレルECサイトを運営している株式会社ZOZO(旧スタートトゥデイ)。同社の運営するZOZOTOWNはアパレルECサイトでは草分け的存在ですが、「ZOZO」と聞くと真っ先に思い浮かぶのは公私ともどもなにかと話題の創業社長の前澤友作氏、という人は多いのではないでしょうか。
ZOZOTOWNの運営企業である株式会社ZOZO(旧:スタートトゥデイ)は、2019年9月に創業社長の退任とYahooの運営会社であるZホールディングス株式会社から買収されました。果たして今後ZOZOTOWNはどうなっていくのでしょうか?
改めて株式会社ZOZOの状況を振り返るとともに今後の展望、また、ZOZOを転職先としてお考えの人のために転職先としての魅力と転職するための方法を紹介します。
Contents
ZOZOってどんな会社?これからの展望は?
改めてZOZOの会社概要と功績、今までのトピックスを紹介するとともに、社長退任とZホールディングスに買収された後、果たしてどうなるかを予測します。
ZOZOの会社概要
株式会社ZOZOは1998年に設立されたECサイトの運営、プライベートブランドの企画、物流倉庫の運営を行っている企業です。現
在の規模は資本金1,359,903千円(東証一部上場)、従業員数1,139名(2019年9月時点)、2019年3月期の売上高が1,184億500万円。設立からわずか20年でここまでの規模に成長したベンチャー企業は少ないでしょう。
ZOZOTOWNの功績と強み
ZOZOが短期間でここまで成長できたのはECサイト「ZOZOTOWN」の成功です。ZOZOTOWNが成功した理由はいくつかあります。
- 販売する製品はファストファッションから大手有名ブランドまで多様なラインアップなので幅広い購買層が利用していること
- サイトが見やすいのでカタログとして活用するなど様々な利用方法で多くのユーザーが存在していること
- ZOZOSUITなどの新サービスの開発
- ECサイトとして必要な業務(出品、集客、採寸、梱包と発送、サポート対応など)を全て自社で完結できること(物の流れを全て自社でコントロールできるため取り扱い製品を増やすことができる)
などです。ZOZOTOWNが成功したのはECの先駆者としてマーケットを広げたからだけではなく、緻密な戦略やユニークな施策を常に行ってきているからです。
ZOZOの将来はどうなるの?
ZOZOはYahoo(Zホールディングス)に買収されました。「買収された」と聞くと「親会社の意向が経営に反映されるのでは?」「親会社の社員が流入してくるのでは?」などあまりよい印象を持たないかもしれません。
しかし今回の買収はZOZOにとってもメリットがあります。
Yahooは広告収入だけではなくECも大きな事業の柱として考えているのですが、この分野に関してはAmazonと楽天のシェアが非常に高く、なかなか追いつけないという状況でした。その2強に追いつくことが目的でZOZOを買収し、さらなるシェアの拡大を狙っています。
資金力のあるYahooが親会社になれば成長の伸びが鈍化していたZOZOにとっても大きなチャンスと言えます。今後さらなる成長が見込めるかもしれません。
ZOZOの労働環境
ZOZOの社員はどのような環境で働いているのか、口コミ情報を元に紹介します。一般的にベンチャー企業は少ない人数で運営している、業務が常に拡大している、社員に幅広い業務を任せる、といった理由で自然と社員の業務量も増えることが多いのですが、ZOZOに関しては「業務量が多くてたいへん」という声があまりありません。
「ホワイトな」労働環境と言っていいでしょう。ZOZOのワークライフバランス・社風
次に社風について。ZOZOはベンチャー企業にありがちな「実力主義」「実績を残せないと残れない」といった雰囲気が前面に出ている企業ではなく、「社内の競争を強いない」「温かみがあり社員の仲がよく和気あいあい仕事ができる」「自由度が高い」環境のようです。
その反面、「評価基準も曖昧で人物重視の傾向がある」といったコメントもありました。仕事に対して「自身の目的のためにとにかく邁進して業務に取り組む」という姿勢の人はZOZOに合わないかもしれません。
ZOZOの平均年収
ZOZOの平均年収は、2019年の有価証券報告書では516万円(平均年齢32.7歳)でした。IT企業、という観点で考えると「かなり高い!」という年収ではありません。しかし前述した職場環境等を踏まえると決して安い年収額ではないでしょう。
ZOZOの採用状況
ZOZOの中途採用の状況とポジションを解説するとともに選考について解説します。
WEB関連の専門職・技術職は積極的に募集中
2019年12月時点で、ZOZOではWEB関連の職種は積極的に募集しています。データサイエンティストやマーケティング、事業企画、インフラ、フロントに関するITエンジニアなどです(ITエンジニアは株式会社ZOZOテクノロジーズでの採用となります)。
ZOZOはWEB企業ですのでいいサービスを提供するためにエンジニアを積極的に採用したいのは当然のことです。
管理系、営業系職種の募集は先行き未定
WEB関連の募集は積極的に行っている反面、管理系職種、営業系職種の募集は2019年12月時点で1件しかありません(知的財産ポジション)。管理系、営業系職種に関しての募集の今後の先行きは読めません。親会社でもあるZホールディングスの意向も影響するでしょう。
ZOZOの選考プロセス
ZOZOの中途採用の選考プロセスは、書類選考、面接2~3回で内定、応募から採用まで2週間~1か月程度です。一般的な中途採用の選考プロセスです。
ZOZOに転職する方法
では「ZOZOで働きたい」という人のために、ZOZOに転職するための転職活動の方法を伝授します。
ZOZOに転職できる可能性の高い職種
どのような経験があればZOZOに転職できるのでしょうか。もっとも可能性が高いのはやはりWEB関連の専門職、WEB系のITエンジニアの経験をお持ちの人、となるでしょう。WEB関連で一定の経験をお持ちの人であればZOZOに転職できる可能性が高い、と言えます。
WEB系以外のポジション(管理系、営業系ポジション)は頻繁に募集が行わないので、募集が出た際にはすぐに応募できるようにしましょう。こまめに情報収集することが必要です。
ZOZOに転職するために準備すべきこと
選考に関する口コミからは、ZOZOの面接は堅苦しくなく和気あいあいとした雰囲気で進行することが多い、というコメントが数多く見られました。このような面接では「応募者の本音や人柄を見たい」という主旨で選考しています。
面接に臨むことがあれば緊張せずにお互い「ZOZOに自分自身が合うか合わないか」を判断してください。
面接を通過するコツとして、いかに「どうしてもZOZOに入社したい」という強い熱意を面接官に伝えることができるか、が重要だと考えています。熱意を伝えるためにもっとも有効な方法は「企業の深い知識を持っているか」です。あらゆる方法でZOZOに関する情報を収集して理解に努めてください。
転職エージェントを利用する
ZOZOへの転職を実現させるには転職エージェントの有効活用をおすすめします。転職エージェントに登録すれば、企業の案件情報だけではなく、案件情報以外の様々な情報を得ることができますし、選考対策も行ってもらえます。もし転職エージェント経由で選考が進めば、企業とスケジュール調整や交渉ごと(待遇面などの交渉)を任せることもできます。
リクルートエージェント( https://www.r-agent.com/ ) やdoda( https://doda.jp/ ) のような大手転職エージェントには転職に関する豊富なノウハウを有しているのでおすすめです。
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