電通に転職するためには?特徴と転職成功ポイント

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電通は、国内最大の総合広告代理店でテレビ広告、新聞広告、雑誌広告など幅広い広告業務を取り扱っています。新卒採用でも人気のある企業ですが、中途採用でも大変人気がある企業です。そのため、電通に転職することは簡単ではありません。しかし、電通の特徴をつかみ、転職成功ポイントをおさえれば、電通に転職することも可能です。電通転職成功へのポイントをご紹介します。
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電通の企業情報
電通の企業情報は以下の通りです。
社名 | 株式会社 電通 (英文社名:DENTSU INC.) |
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創業 | 1901年(明治34年)7月1日 |
代表取締役 | 山本 敏博(やまもと としひろ) 中本 祥一(なかもと しょういち) 髙田 佳夫(たかだ よしお) |
本社所在地 | 〒105-7001 東京都港区東新橋1-8-1 |
資本金 | 746億981万円(発行株数:2億8,841万株) |
従業員数 | 単体従業員数 6,927人 連結従業員数 60,064人(2017年12月末) |
事業内容 | 「Integrated Communication Design」を事業領域としたコミュニケーション関連の統合的ソリューションの提供、 経営・事業コンサルティングなど |
意識しなくても日頃から電通が手がけた広告を目にしていることでしょう。それだけ電通は大きな影響を与えています。ビッグイベントといえば、2020年の東京オリンピック・パラリンピックがあげられるでしょう。オリンピックマーケティングでも電通は大活躍しています。
電通の職種・業務内容
電通の職種・業務内容は、非常に多岐にわたりますが、大きく分けると以下の3つに分類できます。
- 営業職
- 企画・マーケティング職
- クリエイティブ職
まず、営業は、クライアントとの窓口となります。クライアントとの打ち合わせ、ヒアリングやスケジュール管理など全体の進行をしていきます。クライアントが大手になるとプロデューサーという立場になり、制作スタッフに指示を出し、クライアントと交渉して、予算管理を担う職種です。
次に、企画・マーケティングは、市場分析、リサーチを行ない、どのような広告が売上向上に繋がるのか、戦略を立てる役割です。マーケティングに興味がある人には適している職種です。
最後に、クリエイティブは、デザイナーやコピーライター、アートディレクターなどがあります。デザイナーはデザインを制作して、コピーライターはコピーを書く、アートディレクターは制作系のとりまとめやコンセプトづくりを務めます。
電通の社風
体育会系の社風は続いているようです。個人でどう考えて行動するかというよりも組織のなかで自分がどのようにして動くのが最適かと考え、社内文化に基づいて行動する人が多いです。つまり、社内営業が大切な社風と言えます。
電通の仕事は正直に言ってハードです、という声は現役社員から伺うことができます。特に入社数年は時間的にも体力的にも厳しいと言われています。時には、クライアントや先輩からとても厳しい要求や理不尽な要求をされることもあるそうです。
激務なのか、という質問に対しては、人事も否定しません。プレゼン前日は徹夜してでもやり切る、クライアントありきの仕事で休日も左右されがち、クライアントとの宴席に参加することは必須であるなど、帰社しても忙しい状況であることは間違いありません。それでも、以前に比べればだいぶ休めるようになってきたようです。
コミュニケーション能力や社内政治、クライアントとの関係も含め、組織をどう動かすかといった能力が高い人が多く、目立ち、存在感がある、人たらしが多い雰囲気があるようです。体育会系出身の人は2割程度しかいないということです。
電通の年収相場
電通の年収は非常に高いです。2016年12月のデータによると「平均年収1,247万円」「平均年齢:40.3歳」です。過去5年間における平均年収は、「1,200万円」平均年齢「39.3歳」になります。
平均年収は、企業の業績や人員構成の大幅な変化、給与制度の改定など多くの要因で変動するので、過去5年間ぐらいの推移や平均を確認するほうが良いでしょう。
電通は、激務ではありますが、それだけの年収はいただけるということです。平均年収が1,200万円を超える企業はそうそうありません。
電通の評判・口コミ
国内最大手の広告代理店ということもあり、とにかくチャンスが多いということです。面白い仕事をしたければ、そのための実力や自己プロデュース力が必要にはなりますが、努力次第でいくらでもその機会は得られるそうです。特にクリエイティブ職では社内で自分を売っていくことも必要になるようです。
世の中に影響が大きい案件を扱えることにやりがいを感じている方が多いです。労働環境は年々改善されているようで、働きやすさについても考えられ始めた動きがあります。それは社会問題にもなった過労死問題も関係しているのでしょう。
電通の転職難易度
電通の転職難易度は非常に高いです。中途採用の面接では、印象に残る少し変わった質問がされます。例えば以下のような質問がされます。
- あなたを一言で言うと?
- 俺のこと飲みに誘ってみてよ?
- 自己批判をしてみてください
- 自己肯定をしてみてください
- コミュニケーション力はあるか、具体例を挙げて説明してください
- お酒は飲めますか
俺のことを飲みに誘ってみてよ?という面接での質問は聞いたことはありませんが、人を魅了させる、人を巻き込む力は電通で働くうえで必要な能力なのでしょう。
また特徴的なのが、お酒は飲めますか、という質問です。クライアントも交えた飲み会が多いことが伺えます。事務スタッフというポジションでの面接でもお酒が飲めるか、聞かれたようです。お酒を交えたコミュニケーションをそれほど重要視しているのでしょうか。
現在は、ラグビーワールドカップ2019日本大会や2020年の東京オリンピック・パラリンピックの求人募集がされています。業務内容は、マーケティング、セールスプランニング、ブランド管理、ライセシング、チケッティング、イベント対応、クライアント対応など所属部署によって異なります。面接では、印象に残るコミュニケーションを心がけましょう。
選考は以下の通りです。
- 書類選考
- 一次面接(人事局・スポーツ局)
- WEB適性テスト受検(自宅で受検)、小論文提出
- 二次面接(採用部署長)
- 最終面接(配属予定局の責任者)
- 内定
- 入社
②~④は順序が変わるケースもあり、面接会数は状況に応じて増減する可能性があります。この選考をみても、転職するためには難関をクリアしなければいけないことが分かります。
電通に転職して正社員になるためには
電通の特徴として中途入社する場合、契約社員スタートが多いということがあげられます。まず、電通に転職することは難しいですが、そのあと正社員になるためにもおさえるべき5つのポイントがあります。
- 何らかの分野で知見や人脈がある
- たしかな技術がある
- 電通の社風に上手く馴染んでいる
- 電通の社内営業を上手くできている
- キーマンに気に入られている
英語や中国語が話せる、コンサルティングの経験があるという能力は活かせると思います。強いコネクションがあれば電通では活かすことができるでしょう。また、クリエイティブ職においてはたしかな技術力があれば重宝されます。
そして、何よりも大切なことが“電通マン”になれるかどうかということだと言われています。電通には電通の考え方や指針がありそれに基づいて行動しています。クライアントも案件も規模が大きいのでひとりで何かをすることはできません。チームで行動するのです。そのチームに上手く馴染めたか、活躍できたかということが判断されます。
電通が求めている人材は「アイディア」と「実現力」のふたつを兼ね備えた人で、クライアントが抱える課題を見極めて解決策を構想する力と、責任をもって最後までやり切る実現力が必要だと考えられています。
私は、20年ほど電通に勤め、現在はベンチャー企業の副社長をしている方とお会いしたことがあります。会った瞬間、その方のペースにもっていかれ、1時間ほどでしたが、強烈な印象を残していきました。これが電通の営業マンなのだと今でも印象深く残っています。
電通に転職するためのポイント
電通に転職するためには転職エージェントを上手く活用することが重要になります。転職エージェントを活用するメリットは3つあります。
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 電通に特化した対策ができる
- 年収の交渉を代わりにやってくれる
まず、非公開求人に関してですが、大手の転職エージェントは非公開求人の保有率が高いです。企業の採用ページや転職サイトをチェックして求人がない場合でも、転職エージェントは求人を保有していることも多いです。ただし、人選して求人を紹介していることもあります。転職エージェントにあらかじめ電通を志望している旨を伝えておいた方が良いでしょう。
また、電通は人気企業であり、特に非公開求人は募集がかかるとすぐに殺到してしまうため、転職エージェントの担当者との連絡は日頃からスピード感をもって対応しておくことが大切です。遅くとも届いたメールにはその日中には返信しましょう。
次に、電通に特化した対策ができることに関しては、転職エージェントは今まで多くの転職志望者のサポートを行なってきているため、電通ほどの大手企業であり人気企業であればあるほど、選考ポイントを熟知しています。
具体的には、電通に過去に受かった人のデータ、想定される面接官の年齢やポジション、面接でされる質問や求められる回答など私たちが知ることができないデータを大手の転職エージェントは保有しています。転職エージェントを活用するとそういった情報も手に入れることができます。
最後に、年収の交渉を代わりにやってくれるということに関してですが、中途採用の場合、年収のふり幅がある状態で求人票が作成されています。キャリアや経験によりスタートの年収が決まるのですが、その交渉を転職エージェントが代わりに行なってくれます。
年収交渉の経験を持った転職エージェントのコンサルタントのため、上手く交渉してくれる可能性が高いです。このように年収交渉を自分で行なわなくて済むことがメリットと言えるでしょう。
転職エージェントの担当者と連絡を取り合うことになるのですが、万が一相性が合わないように感じたら、担当者を変えることも可能です。多くの転職エージェントの場合、ネット上で変更できるため、気を使うことはありません。転職を成功させるためには、担当者とうまく協働しなければいけません。
大手企業に活用すべき転職エージェント3選
大手企業への転職を成功させるために活用すべき転職エージェントを3つご紹介します。 DODAかリクルートエージェントのいずれかは必ず登録しましょう。両方登録しても良いかと思います。基本的に転職エージェントには2、3社ほど登録する方が多いです。転職エージェントによっても抱えている非公開情報が少し異なるためです。 JACリクルートメントは、管理職のポジションを狙う35歳以上の方におすすめします。JACリクルートメントは、薦めたい転職エージェントNo.1にもなっています。まとめ
電通は転職することも難しいですが、契約社員から正社員になることも難しいことをご理解いただけましたでしょうか。国内最大手の広告代理店への転職は簡単ではありません。しかし、転職を成功させている方もいます。ポイントは、
- 何らかの分野で知見や人脈がある
- たしかな技術がある
このふたつです。電通の社風に馴染めるかどうかは入社してみないとわかりませんが、まずこのふたつのポイントはおさえましょう。
そして、転職を成功させるために重要なポイントになるのが転職エージェントでした。転職エージェントからの連絡は日頃からスピード感をもって丁寧に対応しておきましょう。遅くともその日中には転職エージェントから届いたメールに返信しましょう。
この人になら、いち早く非公開求人情報を伝えたいと思ってもらえるような信頼関係性を築けていると好ましいです。気になることがあれば、転職エージェントに質問しておきましょう。転職エージェントが保有しているデータ量は私たちの想像以上です。活用しない手はないです。
まとめると、あらかじめ転職エージェントの担当者に電通を志望している旨を伝えておき、転職エージェントへはスピード感をもった丁寧な対応をすることが転職成功のカギとなります。転職エージェントをクライアントと思った方がいいかもしれません。丁寧に誠実に対応するのが好ましいです。