東日本旅客鉄道(JR東日本)に転職するには?転職するための方法を徹底解説
日本で「鉄道会社」と聞くとまず思い浮かぶのは「JR」でしょう。その中でも最大規模を誇るのが東日本旅客鉄道(JR東日本)です。
JR東日本は業績が安定している優良企業で、福利厚生も充実しています。転職先として憧れている人もいるでしょう。
JR東日本は毎年数百人規模で中途採用を行っているので広く門戸を開いていますが、さすがに超人気企業だけあって競争率が非常に高く、さらに選考の採用基準が厳しいため採用ハードルが高い企業であることは間違いありません。
転職難易度が高いJR東日本ですが、転職を実現するコツがあります。
それは、
- 「計画を立ててチャレンジする」
- 「選考対策をする」
- 「情報収集をしっかりと行う」
の3点です。
当たり前と思われるかもしれませんが、ひとつの企業をターゲットに絞って上記の3つのコツをきちんと押さえて転職活動を実行できている人は以外と少ないのではないでしょうか。
JR東日本への転職を実現するために、上記のコツについての具体的な方法を紹介するとともに、JR東日本の採用状況や選考について解説します、
Contents
JR東日本の労働環境
「超優良企業」というイメージの強いJR東日本ですが、社員はどのような環境で勤務しているのでしょうか?労働環境を紹介します。
JR東日本の待遇
JR東日本の福利厚生は充実しています。財産形成、住宅、健康、育児、自己啓発に関して様々なサポート、補助がありますし、福利厚生施設の利用、グループ内割引制度など様々な制度の利用が可能です。
JR東日本の社風、ワークライフバランス
次に勤務における環境を紹介します。口コミから情報を見ると、社風はよくも悪くもお役所的な固い雰囲気で年功序列の人事評価であることが窺えます。
元々国営企業ですから仕方ないでしょう。ワークライフバランスに関しては、JR東日本はサービス業で勤務形態は基本シフト制です。職場によっては夜勤もあるし突発的なことに対応する必要があるでしょう。ただ有給休暇は取りやすく、勤務時間も突発的なことがない場合は普通に退勤できる環境のようです。
JR東日本の中途採用の特徴
JR東日本の中途採用について解説します。
まず、JR東日本の採用には
- 「総合職」
- 「エリア職」
の二つのカテゴリーに分けて募集を行っています。
一般企業でいう「総合職」と「一般職」と定義すればわかりやすいかもしれません。それぞれの特徴を説明します。
JR東日本の中途採用カテゴリー① 総合職
JR東日本の「総合職」は、「JR東日本という企業を運用するための業務」であり、グループ全体のマネジメントを担うポジションと認識してください。総合職は企画系、開発系、事業管理系といった職種です。
JR東日本の中途採用カテゴリー⓶ エリア職
総合職がJR東日本という会社そのものを運営するポジションですが、「エリア職」は、「鉄道事業を支えるための業務を行う」ポジションです
。JR東日本の各エリアに配属され業務を行うポジションで、鉄道に関する技術職や駅を運営する職種となります。
JR東日本のグループ企業の中途採用状況
JR東日本には多くのグループ企業があります。グループ会社でも複数のポジションの募集を行っており、2019年12月で26社の企業で募集を行っています。JR東日本に転職するのであればグループ企業でもかまわない、という人はグループ企業の募集もチェックしてもいいかもしれません。
JR東日本の中途採用のターゲットと選考を解説
JR東日本は中途採用でどのような人材を対象にしているのでしょうか。採用ターゲットと中途採用の選考フローを紹介します。
JR東日本は、毎年2000人近くの社員を募集しています(2020年度の募集人員が1800人、2019年度が1700人)。そのうち中途採用の対象者は数百人を占めます(2019年で500人)。
JR東日本の求める人材① 総合職
まず、総合職で求める人材の応募要件を紹介します。
学歴は「大学、大学院卒」以上が必須であり。JR東日本の基幹職のため高いスキルと豊富な経験をお持ちの人が対象となります。2020年4月入社での採用計画が1800人だがそのうち総合職の募集人員が140人です。厳選した採用を行っていることがご理解いただけるでしょう。
JR東日本の求める人材⓶ エリア職
エリア職の応募要件について、対象の学歴は大卒だけではなく高卒、専門学校、短大卒でも応募可能です。エリア職は鉄道を円滑に運航するための、また駅を運営するための職種の募集が中心ですので、それぞれの実務経験が必要です。
2020年度4月入社の募集人数1800人のうち、エリア職の募集数は1660人。多くのポジションで募集を行っています。
JR東日本の選考フロー
JR東日本の選考フローは、総合職とエリア職で異なります。
総合職 :エントリーシート→書類選考→面接3回→内定→処遇面談→入社
エリア職:エントリーシート→書類選考→筆記試験→面接数回→内定
ポジションによっては面接に加えグループディスカッションが行われることもあります。JR東日本の適性検査にはSPI-G、クレペリン、NR検査などが採用されているようです。
JR東日本の面接の傾向
JR東日本の面接は、基本的にエントリーシートに沿って質問をする、といった流れで、質問に関しては一般的な質問が多いようです。
JR東日本へ転職を実現させる3つの方法
JR東日本への転職を成功させるための3つの方法を紹介します。いずれも転職活動において基本的なことですが同時に外せないことでもあります。
計画を立てて行動する
まずは、JR東日本の選考スケジュールを元に計画を立てて転職活動を行ってください。JR東日本の中途採用は、随時選考を行うわけではなく選考スケジュール(エントリー期間、選考スケジュール、入社日)が決まっているため、計画を立てて行動することはそう難しくはないはずです。
ちなみに、2019年度の中途採用者の入社日は「2020年4月入社」であり、2019年12月時点で選考は終了しています(2019年の中途採用の応募締め切りは9月と11月)。2020年度の中途採用も同様で、2021年の4月入社を目標に選考スケジュールを決定するでしょう。スケジュールが決まっているので、選考日から逆算して自身に足りないものを身に着けることができます。
くれぐれも「応募に間に合わなかった」「面接のスケジュールが合わないので受験できなかった」ということにならないようにご注意してください。
選考対策を万全にする
選考対策は万全に行ってください。提出する履歴書、職務経歴書の内容のチェック、適性検査の対策、面接対策など対策しなければいけないことは複数あります。
特に面接対策は重要です志望動機を聞かれた際には「なぜ鉄道会社なのか、しかも数多い鉄道会社の中でなぜJR東日本なのか」を明確に説明できるようにしなければいけません。また、自身の強みをどうJR東日本に活かせるのかを自信を持ってアピールできるように、面接官に納得してもらえるように説明できるようにしましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用するのはJR東日本へ転職するためのツールとして非常に有効です。もし登録した転職エージェントにJR東日本とのつながりがあればエージェント経由で応募が可能ですし、転職に関する情報収集や選考対策に関するノウハウを得ることができます。一般に知られていない採用や選考に関する情報を知ることができるかもしれません。
JR東日本へ転職するために有効な転職エージェントは、大手転職エージェントもしくは新卒採用でJR東日本が利用している媒体を運営している企業の系列の転職エージェントなどです。
ヘッドハンターからのスカウトサービスのある転職サイトへの登録もおすすめです。優秀なヘッドハンターは幅広いネットワークを持っているので中にはJR東日本とのコネクションがあるヘッドハンターからスカウトされるかもしれません。