全日本空輸(ANA)へ転職するための3つの方法
全日本空輸(ANA)は日本航空(JAL)と並ぶ日本の大手航空会社です。両社とも新卒の就職先として高い人気を誇りますが、特にANAは就職に関するどのランキングを見ても必ず上位に入っている超人気企業です。
航空業界に憧れANAを就職先として希望していたものの新卒では実現しなかった、しかし中途採用でリベンジ転職したい・・という人もいるのではないでしょうか?
希望する職種によって採用のハードルの高さは異なりますが、ANAに転職することは可能であり、転職を実現するための方法があります。
それは、
- 機会を逃さない
- 選考対策をしっかりと行う
- 転職サイトやエージェントを利用する
の3つの方法です。
ANAに転職したい人のために、転職を成功に導く3つの方法を詳しく紹介するとともに、ANAとはどのような会社なのかを解説します。参考にしてください。Contents
全日本空輸(ANA)ってどんな会社?
誰もが知っているANAですが、実際どのような会社なのでしょうか?改めて企業の詳細を紹介します。
ANAの会社概要と特徴
まずはANAの企業概要を紹介します。ANAは多数のグループ会社が存在しますが、いわゆる本業の「全日本空輸株式会社」は、資本金は250億円、従業員数は14,242人(グループ全体で43.466人)、連結売上高は2,058,312百万円の規模の企業です。
(2019年3月31日現在)。ちなみに、ANAグループはホールディングスであり、全日本空輸株式会社は「ANAホールディング株式会社」の子会社です。
ANAは日本における旅客機シェアはNO1で、航空分野では日本のリーディングカンパニーです。また、日本で唯一英国の格付機関SKYTRAX社より7年連続で世界最高評価「5スター」に認定されています。世界からも高く評価されている航空会社です。
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)との違い
日本の航空会社ではANAと双璧である日本航空(JAL)。この両社にはどのような違いがあるのでしょうか?その違いを説明します。
まず社風について、ANAが「チャレンジングな社風」であることに対し、JALが「落ち着いており協調性を重視する社風」と言えます。これはJALが元国営企業であること、そしてそのJALを目標に挑戦し続けてきたANA、といった歴史と構図があるからです。
事業に関しては、ANAはLCCの拡充など、エアラインサービスの多角化に力を入れており、JALはサービスの質の向上に力を入れていることが違いと言えるでしょう。
ANAの待遇は?
ANAの給与について、ANAホールディングスの有価証券報告書では、平均年収は776万6000円と発表されています(2019年3月現在)。
しかしこの金額が全ての職種の平均年収、というわけではありません。パイロットはこの金額以上ですし、客室乗務員、事務職・技術職はこの金額以下の平均年収でしょう。
また、航空業界は業績が景気に大きく左右され待遇にも影響するため、一概に平均年収を算出することが難しいとご理解ください。
ANAの グループ企業
ANAのグループ企業はどのような企業があるのでしょうか。現在グループ会社は47社です。事業内容は、航空運送(LCCのPeach Aviation株式会社やバニラ・エア株式会社も含む)、航空機整備事業、空港支援事業、貨物・物流といった事業だけではなく、総合商社や不動産・ビルメンテナンス、シンクタンクなど多岐に渡ります。
https://www.ana.co.jp/group/company/
全日本空輸(ANA)の採用状況
ANAに転職したい人のために、まずは中途採用状況について解説します。
中途採用の募集職種
現在、ANAのHPでは40ポジションで募集を行っています(2019年11月)。ただ、募集はグランドスタッフなどいわゆる航空業界ならではの募集が中心で、契約社員やアルバイト・パートの募集が大半を占めます。バックオフィス系のポジションの募集は非常に稀です。
ANAが求める人材
ポジションによって求める経験が異なりますが、ANAが求める人材は「パワフルな人」であり、「人として魅力的な個性を持っている人」です(ANAの社風と通じます)。ANAの採用には「動物園のような採用をしよう」という傾向がありますので、採用では個性や多様性を重視していることが窺えます。
ANAの選考プロセス
ANAの選考プロセスは、基本は「書類選考、WEB適性検査、SPI、面接3回」です。ポジションによって異なりますのでこのプロセスが全てではありません。
全日本空輸(ANA)に転職する3つの方法
ANAの中途採用の採用難易度は非常に高いです。求める人物像は限られていますし非常に人気が高いからです。しかし可能性は必ずあります。ANAに転職する3つの方法を紹介します。
①機会を逃さない
ANAの中途採用では正社員の募集は少なく、募集を行う際は契約社員やグランドスタッフ、整備士といった職種がほとんどです。もしそれ以外のポジションでの転職を希望するのであれば、常にHPや転職サイト、転職エージェントなどで募集状況をチェックしてください。
ANAのような人気企業は募集すると応募が殺到してすぐに応募受付をストップ可能性があります。機会を逃さないようにしましょう。
②選考対策を行う
どの企業に応募する際にも言えることですが、ANAに応募する際にも選考対策必須です。
ANAが求めるスキルを身に着ける、書類選考、SPI、面接の対策(なぜJALではなくANAなのか?といった質問にも回答できるように)など選考対策は万全にしてください。
③転職サイト、転職エージェントを活用する
ANAに転職を希望するのであれば転職サイトと転職エージェントの登録は必要不可欠です。一般的にオープンにしていない募集案件でも転職エージェントに依頼することは多々ありますし(転職エージェントのHPなどには公開しない「非公開求人」に該当する求人です)、選考の対策や待遇面の交渉を行ってもらえるからです。
ANAのような大手企業であれば、大手の転職エージェントに登録したほうがいいでしょう。もしANAが転職エージェントに求人依頼するのであれば、実績がある大手のエージェントである可能性が高いからです。
具体的には、
といった転職エージェントです。
また、転職エージェントのスカウトサービスが充実している転職サイトに会員登録することもおすすめします。ANAとのネットワークを持つエージェントからスカウトされる可能性があるからです。
この2つのサイトに登録すればよりANAへ転職できる可能性が高くなるでしょう。どうしても全日本空輸(ANA)に転職したい人のために
最後に、どうしてもANAに転職したい人のためにアドバイスです。ANAに転職するためには「なぜANAに転職したいのか」という志望理由と自身のスキルを、ANAの求める人物像とどう合致させるかが大きなポイントです。
単に航空業界に行きたいのであれば、関連企業への転職や雇用形態にこだわらないでグループ企業を含めて幅広く検討するのも一つの手段かもしれません。