薬剤師が転職に失敗しないために!薬剤師のブログから学ぶ転職活動の秘訣
転職に関する情報やノウハウは氾濫しています。その中で信頼性の高い体験談は転職活動に関するブログかもしれません。転職を経験した薬剤師のブログを元に、転職の失敗談や成功に導いた方法などをピックアップしてみました。
Contents
薬剤師の転職理由
薬剤師が転職したい、と考える時はどのような理由なのか。様々な理由がありますが、薬剤師の転職ブログに掲載されていた代表的な退職理由を挙げてみました。
人間関係
薬剤師の転職理由の中で「人間関係」を挙げる方は非常に多く、ブログ内でもよく見受けられました。
特に薬局勤務の方にこの理由を挙げる方が多く(閉鎖的な職場が多いので仕方ないかもしれません)具体的には
- 「上司、同僚と馴染めない」
- 「どうしても合わない人がいる」
- 「パワハラやセクハラが横行している」
- 「尊敬できる上司がいなかった」
などといった不満が挙げられます。中には「部下の管理に自信がないので」など、人間関係だけでも様々な転職理由があります。
給与アップ
給与を上げたくて転職したいという方も多く、
- 「拘束時間(夜勤のある職場や少ない人数で運営している薬局など)が長い割に給与が高くない」
- 「年齢の割には給与が高くない(薬剤師は新卒で勤務するのは24歳からですし、大学に費やした学費を考慮するとこのように考えるのも納得ができます)」
- 「同窓生と比較して給与が安いのでびっくり(調剤薬局の給与体系や人事制度は多種多様なので給与金額に差がつくのも当然です)」
というコメントがありました。
スキルアップできない
薬剤師はスキルを磨かないと成長しませんが、限られた環境で業務に就いている方はスキルアップやキャリアアップを実現することが難しく、自己成長のため転職をしたい、という方がいます。
例えば
- 同じ業務ばかりで変化がなく、将来的に新しい業務に取り組むこともなさそうだ
- メンバーが固定されていてポジションも詰まっている、出世が望めない
- 研修制度がないのでスキルアップが難しい
転職失敗例とその理由
次に薬剤師の転職失敗例を様々なブログ内からピックアップしてみました。実際の経験されたお話なので参考になります。
転職情報が不足し思うような活動ができなかった
限られた状況や情報しかない中で転職活動を行い、転職活動が上手く進まない、転職後に後悔する、という方がいました。
具体的には選考の対策をどうすればいいのか分からない(自己応募だけで転職活動を行っている方に多い)、転職後により良い条件の案件を知り後悔する、という方です。
入職前と入職後の話が違う
転職後、「選考の時に聞いていた給与と入職後の給与が違う!」「残業代が出ると聞いていたのに出なかった」「聞いていた仕事内容と全然違う」と感じる方がいました。
口頭で聞いていた給与や環境が入職してみると違っていた、という失敗例です。仕事内容や待遇は口頭だけではなく書面で確認しましょう。
転職エージェントに振り回された
転職活動の有効手段である転職エージェントですが、「希望とは違う職場への転職を強引にすすめられた」、「迷っている段階なので早期の転職を強要された」という話がありました。
なぜこのようなことが起こるかというと、転職エージェントは営利目的で運営されており、コンサルタントは目標数字を達成をしなければいけないからです。コンサルタントからこのような進め方をされた場合は、相手に流されることなくはっきりと意思表示をしてください。
転職を成功させるために行ったこと
では、転職に成功した薬剤師のブログから、成功した要因をピックアップしました。
複数のエージェントに登録する
転職エージェントを利用して転職活動を行っている薬剤師は多いのですが、転職に成功している方のほとんどは複数のエージェントに登録して活動を行っていました。
複数の転職エージェントに登録することによって、
- 「選考の機会が増えた」
- 「エージェントも得手不得手があるため上手く情報の取捨選択をしていた」
- 「相性の合うコンサルタントと会うことができた(コンサルタントとの相性は転職を成功させる大きな要因です)」
というメリットがあるようです。
前向きな気持ちで取り組む
転職に成功した薬剤師のブログを拝見すると、共通しているのは「前向きな気持ちで転職活動に取り組んでいること」です。転職活動では選考が上手くいかないこともあります。選考が見送りになると落ち込んだりネガティブな感情を持つこともありますが、前向きな方は「なぜダメだったのか」を分析したり、応募可能な案件探しに気持ちを切り替えるのです。
進まなかった選考でも上手く次の機会に活かし成功に導いていました。
情報に敏感
情報に敏感になれば希望の案件をいち早くキャッチできます。そのために幅広い情報網を持ち、まめにチェックしなければいけません。転職サイトからの情報収集、転職エージェントへの登録、ハローワークからの情報収集など、幅広い情報源を持つことが転職の成功につながります。
余裕を持って活動する
転職に成功した方の中には、転職したい!と決意してから希望時期を設定し計画が立ててから活動を行う、という方がいました。このように余裕を持って転職活動を取り組み事は成功するための大きなポイントの一つです。
余裕を持って活動に取り組むと、希望に沿わない案件に焦って転職する、ということがなくなります。同様の理由で、退職せず、就業しながら転職活動を行うのも重要なポイントです。
きちんと確認をする
いくら前向きに考えている案件の選考が進んでも、選考の最終段階、もしくは内定の段階では納得のいくまで確認し、懸念点を解消することは転職を成功させるために必要です。
例えば、待遇面や仕事内容は書面で確認すること、職場のスタッフの人員や環境を確認する、職場見学をする、などです。
薬剤師が利用した転職エージェント
薬剤師のブログから、評判の良かった転職エージェントとその特徴を紹介します。特徴など参考にしていただき登録していただきたいのですが、前述のように複数のエージェントに登録することをおすすめします。
マイナビ薬剤師
https://pharma.mynavi.jp/
薬剤師専門の転職エージェントでは、もっとも多数の案件を取り扱っているエージェントです。常に50000件以上の案件、しかも幅広い業界の案件があります。きっと希望に近い案件を見つけることが出来るでしょう。全国にネットワークに持っているため、地方にも強いという特徴があります。
リクナビ薬剤師
https://rikunabi-yakuzaishi.jp/
就職情報サービスの老舗、リクルートのグループ企業の転職エージェントです。リクナビ薬剤師も幅広く多数の案件を取り扱っていますが、特に企業からの案件が多い、という特徴があります。リクルートは人材紹介業でも老舗で転職に関する情報を豊富に有しています。手厚いサポートも特徴の一つです。
薬キャリ
https://pcareer.m3.com/
医療の情報提供サービスでは日本最大規模の企業、エムスリー株式会社のグループ会社が運営している転職エージェントです。医療従事者からの信頼が高い転職エージェントのため、調剤薬局、ドラッグストア、病院からの求人依頼が多く、多数の案件が揃っています。
また、多様な働き方の案件も多数あるため、正社員にこだわらず派遣や契約社員なども師やに入れて転職活動を行っている方におすすめです。
ファルマスタッフ
https://www.38-8931.com/
日本最大規模の調剤薬局チェーンを経営している日本調剤グループの転職エージェントです。薬剤師特化型での転職エージェントでは最大手であり、豊富な実績とノウハウを有しています。特に調剤薬局の案件が充実しています。
まとめ
薬剤師の転職に関するブログを見ていると、転職に成功した方の転職活動の取り組み方に共通点がありました。
- 「しっかりと情報収集し判断できるかどうか」
- 「目先のことで判断せずに余裕を持って活動を行えるかどうか」
の2点です。
これは転職に成功するか、または失敗するかの大きなポイントになるでしょう。